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4-5 フェアラート戦

 

【試合開始まで3】


 イザナミと白狐を抜剣。


【2】


 ピエロ女を見る。武器は片手剣と短剣の二本、抜剣しているのは片手剣のみ、ピエロ服の腰にはナイフが何本も差さっている。


【1】


 強いんだろうか、雰囲気からいってもそこそこ弱いと思われるが……小物のロールプレイの可能性があるし……



【始め!】

「『エンチャント・サンダー』!」

「フレイムウィング」


 溢れ続ける水を纏い、二つの盾にも纏わせ凍らせる。

 翼を展開して投擲されたナイフを避け、氷の槍を掃射。

 剣で砕かれそのまま走ってくる。

 まあ操水での攻撃とか俺的にかなり遅いし牽制程度にしかならないよな、嫌がらせにはなるから打ち続けるが。


 接近されて剣と剣の打ち合いになる、白狐で打つと感電するのでイザナミで受ける。

 氷で受けてもいいんだけど今の強化してない氷だと一撃で砕かれてそのまま攻撃が通ってくると思う。


 盾を使うのにも強化した氷じゃないと反応速度的にパリィとか無理だし、操水のレベルが50超えたら強化した氷じゃなくてもパリィが現実的になるんだけどね。


「ふぅん?いい反応速度じゃない」

「そうですね」


 言う程の速度で斬り合ってないと思うんだけどな、墓守の通常攻撃の方が2倍は速い。


「そう簡単に死ぬなよ☆ヴァルキリぃ?『サ」


 なんか宣言しだした。……全方位から氷の弾撃って、がら空きの白狐持ってる左手で刺してみよう。


 イザナミで剣弾いて、白狐は足で弾かれそうになったので向き変えて足にぶっ刺し、後退しながら回転して氷の弾流そうとしたので、イザナミで首を狩りに行く。


「クリファイス』っち!」


 イザナミは手で受け止められて首を狩り損ねた。氷の弾は全部直撃した。白狐は太もも抉り切った。


 ふむ……こいつ弱いな。


「いいねえ☆舐めてたよ」

「うん」


 ……適当に合わせてたけど普通にやろうかな。これがマジで大手PKギルドのリーダーなんだったら非常に期待外れなんだけど。あまりにも弱い。全力でもなさそうだしなぁ。


 空を飛んで、インベントリの水を全て放出、競技場を水浸しにして凍らせ始める。


「……本気でやろうかね」


 いきなり戦闘速度上げられて対応できないような奴の本気程度。


 ピエロ女は腰に差していたもう一本の短剣を抜いた。そして瓶に入った液体を剣と短剣に垂らす。多分垂らしてる液体もここから操作できるんだけどしないでおこう。


 その間に競技場はスケート場になった、氷の質感も操作してツルツルにしたから結構滑ると思う。


「そう簡単に死なないでくださいね。『スピラルリッパー・詠唱』『イルミナル・イリス』『ヴァルキリーライズ』」


 若干皮肉り、宣言中にナイフが何本も飛んできたけど適当に浮かせた盾で弾く。

 もう盾一つなら手と同じように扱える。


 しかも宙に浮いてるから手が届かない場所でも関節的に無理な向きでも操作できる。


 それよりもピエロ女の姿が見えなくなった。氷の上にいるから何処にいるか丸わかりだし意味ないんだけどさ。


 跳んで攻撃してくるだろうから、気づいてないふりしつつ周辺の湿度を大幅に上げる。


 水蒸気も水だし自分の支配下に置いたら水探知スキルなくても探知できるんだよね。


 水探知スキルのレベルが高くなると支配下に置いてなくても探知できるようになる。


 斥候系スキルの〜探知とかより応用範囲広くて優秀なのだ。


 近くまで走ってきて、跳んだ。見えてないし音も少ししかないけど、わかる。右下から迫ってきてるピエロ女を虹色に輝く二本の剣で首を裂く。


 反応されたことに驚きつつも避けようとしたが、まあただの跳躍中にそこまで動けるはずもなく切り裂かれHPが消し飛び、ギリギリ残る。なお首は飛ばなかった、身がわりのミサンガか何かの効果でHP残ったからだな。


 そのまま剣を振り抜いて今度は腹と心臓部分に突き刺す。


「『詠唱完了(キャストコンプリート)』」


 螺旋回転する氷刃槍を纏い地面に向かって飛ぶ。地面に当たると同時に作ったスケート場を派手に砕き、かっこいい感じで終わらせる。


 ……うむ、満足。


 でもスケート場にした意味はあんまりなかったし盾全く使えてないな。それだけ弱かったってことだな、隠密ビルドっぽかったけどスキルに頼りっきりでプレイヤースキルはギリギリ初心者ではない程度。雑魚である。

 さらにはヴァルキリーライズを使えてないんですが、期待外れすぎたな。









『始まりました、第一回最強プレイヤー決定戦、初戦を飾るのは予選一位通過の戦乙女、ヴァルキリーの名で親しまれるアクア選手』

『もう一方は現在286人のメンバーを持つ大手PKギルドアルコルのリーダー、フェアラート選手ですね』

『実況するのは私GMエースと』

『私、GMビー、それと補佐のPESシー、彼女には解説を任せることになっています。エースさん、この戦いどちらが勝つと思いますか?』

『唐突ですねぇ、おそらくアクア選手ではないでしょうか?』

『なぜでしょうか?PKギルドのリーダーであるフェアラート選手の方が対人戦、PvPに慣れていると思われますが』

『アクア選手はプレイヤースキルが非常に高いそうですし、空を飛ぶ力を持っているらしいですからね。それとピエロに勝たれるより可愛らしい戦乙女に勝ってもらいたいじゃないですか』

『思いっきり個人の欲求が入ってますね』

『ですね』



『おおっと!開幕から連射、連射!』

『シーさん、今のスキルは?』

『プレイヤー間で拡散されている情報ですので開示します。あれは水操そして冷凍と呼ばれる水関連の種族特性の合わせ技ですね。戦闘特化の種族特性ではありませんが応用力が高いのが特徴です』

『なるほど、種族特性ですか』

『ああ!?アクア選手が反撃に出ました!』

『非常に上手いですね。今さっきまでの打ち合いとは速度が全然違いました』

『さりげなく足も刺してます、恐ろしいですね』

『空を飛び、水を撒きましたね』

『綺麗ですね』

『はい、あれも種族特性なのでしょうか?』

『お答えできません』

『……なるほど』

『あっ、二人ともスキルを使いました!』

『フェアラート選手の姿が消えました、いつの間にかフィールドは氷に覆われています』

『シーさん、アクア選手は感知できるでしょうか?』

『ウィンディーネの先天種族特性に支配下の水と五感を共有するというものがあります。なのであの氷の上に立っている間、アクア選手の周囲に浮く氷の武器やらに触れている間は触覚による感知ができます』

『ではアクア選手の勝ちということで?』

『恐らくは』


『アクア選手斬りました!当たったのでしょうか?』

『フェアラート選手のHPが1になっています。これは見事急所に当たりましたね』

『そのまま地面へと突撃しました。HPは……0!最後はよくわかりませんでしたが素晴らしいフィニッシュでしたね』

『はい』

フェアラート(ピエロ女)は中堅でも上の方程度には強いです。まあPKする際は罠貼って、バフ積んで、奇襲するのが基本なので一対一ではそれほど強くないのです。


『サクリファイス』の効果は自分の選択したステータスを下げて、STRまたはAGIに下げた分のステータスを強化します。効果が発動している間持続的に軽減不可なHPダメージを受け続けます。今回はMP、DEX、MND、INT、を1になるまで下げてSTRを強化していました(+170)


まあこれでもシアのSTRに追いついていないのですが。



あと最後の実況っぽいやつは今回のみです。フェアラートとの戦いが早く終わりすぎたので。

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