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4-4 本戦前

 

 なんやかんやで乱戦を叩き潰し、暇つぶしで空から空爆(氷)をしてイージスさんを危うく殺しかけて、予選が終わった。


 氷の大剣で叩き斬ろうとしたら見事に流されたんだよね、追撃の氷の槍100連射もほぼ全部流され弾かれて無効化されたし。


 #==guild_chat==========

 master.ベジタブル:予選おつー

 フィーリィ:突破しました!

 sub.シア:予選突破組、挙手!

 グラム:(*゜▽゜)ノ

 アクア:ノ

 イージス:ノ

 くろいろ:ノ

 ハーベスト:敗者復活戦でノ

 エルクゥ:ノ

 master.ベジタブル:ノ

 フィーリィ:ノ

 服部:ノ

 深淵さん:ノ

 メタミドホス:ノ

 sub.シア:全員突破っぽいね

 master.ベジタブル:マジで突破したwwwww

 #============


 これで空さんを除いてギルメン全員がLUK200上昇装備を手に入れたのか、レアドロ狩りが渋りますね……!


 #==guild_chat==========

 エルクゥ:本戦明日ですっけ?

 sub.シア:うん

 アクア:はい

 メタミドホス:とりま明日も頑張るってことで

 #============


 正確には明日の20:00からだ、それまでは……海でスキル上げだな、もっと氷を使った戦闘になれないとだし。

 スキルレベルが上がって使い心地に差が出るだろうがそれは仕方ないな。


 二刀二盾は予選でまともに使えなかったからそれにも慣れないと。















【本戦開始まであと30分です。】


 もうすぐだ、氷と二刀二盾使った戦闘にかなり慣れたし、あとは……リアルの方で軽く食事とエナジードリンク、トイレと行っとこうかな。




【ログインしました。】


 よし、PvPイベントのウィンドウから控え室に転移を選択。


 ギルドハウスの個室からちょっと豪華な宿屋っぽい部屋に移動する、本戦開会式まであと8分。


 装備確認よし、スキルよし、BPよし、……対戦相手は開会式終わってからわかる。

 初戦にギルメンと当たらないといいな、絶対強いし。


 シアは最後の方でお願いしたい。今のスキル構成だと二盾上手く使って、氷も使えてやっと勝負になるくらいにしかならないだろうし。


「アクア様、そろそろ移動をお願いします」

「はい」


 扉のノック音と声がした。……うーむ、緊張してきた。初戦敗退したらどうしよ、盾持ち出してまで勝つ準備したのにそれはやだな。


 とりあえずさっさと行こう。



 会場前の部屋に到着、62人ほどいる。もしや最後から二番目に来たのか俺。


「あは☆あんたも出るんだヴァルキリぃ?」


 誰だこのピエロ女?滑稽な顔で見下すのは怖いしやめてほしい。


「あんたには恥をかかされたからねぇ、あたしらアルコルに当たったら覚悟しときな」

「そうですか」


 まずアルコルってなんですか、知らないんだけど。

 そして誰なのか全くわからない。会ったことあるんだろうが……忘れたな。


 頭上に表示されてるフェアラートって名前にも見覚えも聞き覚えもない。……よし聞いてみよう。


「あの」

「あん?命乞いなら聞かないよ」

「そうじゃなくて、あなたは誰ですか?覚えがないです」

「…………」


 やべーよ、ピエロ顔の白い眉間がピクピクしてるよ、やっぱ怒るよな。


 ピエロが言うには恥かかせたらしいし……


「そうかい、そりゃああんな簡単に倒されてちゃ印象にも残らないと、そうかそうか」


 倒す、倒すとな?ふむ……あ、思い出した。


「トラウマになるくらい殺し尽くしてあげるから、これから覚悟しときな」

「…………」


 そう言い、怖い笑顔を浮かべて帰っていった。

 危うく無理ですねって言うところだったヤバいヤバい。


 この人バザーで暴動起こしてた奴らの一人だ。

 ホーリーウィンドで一撃だったせいで印象に残ってなかった。


 あの後が濃密すぎたせいもあるが……


「アクア、アクア、あのピエロと知り合いなの?」

「ふぇ?」


 振り返ったらシアがいた。あれは知り合いって言うよりかは……


「敵らしいです、あのピエロからすると」

「敵かぁ、まあプレイヤーキラーからしたらみんな敵だろうね」


 まあそうだろうな、PKとか倒せたら報酬が美味しいし、邪魔だし、PKを見かければほぼ全員が殺しに行くだろうからね。


「有名なんですか?」

「ちょっとだけね、今のところ一番大きいPKギルドのリーダーだから」


 ふーん?そのリーダーに目の敵にされるってことはPKがどんどん来るかもしれない、と。

 アイテムが経験値背負ってやってくるってことですか。最高だな!


「ちょっとガッツポーズするのやめようね、すっごい見てるから」


 いつの間にかグッと握っていた拳をそっとシアに降ろされる。うわほんとだ、身長ちっさい人型鴉とピエロにマフィアっぽい黒人が見てくる。何あの人殺してそうな顔。怖い。


「皆様、会場に移動してください」


 いいタイミングだ、これで視線切れる。


 ちょっと長めの通路をごちゃごちゃと列も何もないままに歩く。


 どのくらいの人がいるんだろう?空間録画と呼ばれる録画した場所にVRで入って見れるというシステムがあるので、観客席はそこまで賑やかにならないと思うが。




「「「「「ワァアア!!」」」」」


 すっげぇ人いるんですけど。実際にはワァアア!!ではなくてガヤガヤわー!みたいなうるさい感じだ。

 きゃーっていうのも聞こえなくもない。


「緊張してる?」

「久しぶりなので少し」

「負けてもLUK装備は確定だから気楽にね」

「はい」


 ここリアル一年くらいオフラインゲームしかしてなかったからな、こういった大会は久々なのだ。


「これより、トーナメント表の決定を行います。予選第一位のアクア様から順番にこちらのくじを引いてください!」


 あっ、マジ?俺予選一位なの?……まあ無双する意味ないしミスって予選落ちする可能性があるんだから普通はある程度狩って隠れるよな。


 俺の場合、氷使った戦闘に慣れる目的があったわけだが。


 ちゃちゃっとみんな引いて、俺は一戦目でフェアラートというピエロ女と戦うことになった。


 目をつけられたすぐ後に戦うのか……適当にボコってさらにヘイトを稼ぎたい。けちょんけちょんにやっつけたら心折れるかもだし手加減しなくては。


 その次にくろいろちゃんと多分戦う。その後は……知らない奴らだな、ギルメンと戦うのはくろいろちゃん除いて後の方になる。


 俺はAブロックだしBブロックのシアとは決勝まで当たらないな。


PKギルド『アルコル』


バザーでの暴動という無駄に目立つ広告により人が集まった。まず基本的にPKギルドが大手を振って広報活動することは少ないために認知されているPKギルド自体が少ない。なのでPKプレイヤーは一旦アルコルに入っておこうって感じで人数が増えた。


プレイヤーの質としては玉石混交だが石の方が多い。ソロでPKやってるプレイヤーはほとんど強いが……

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