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3-3 野良パーティ・赤鳶(名称不明)

 

 帰ってきちゃったものはしょうがない。虚実の樹とかそういう話は忘れよう。


 今はイベントだ。レベル制限、スキルレベル固定、アイテム持ち込みは自身が生産した物を除いて不可とあるので準備するものはないのだが。


 そだ。ギルドに翼の報告してゆぐにゃんさんに連絡入れよう。


 #==guild_chat==========

 アクア:終わりましたー

 sub.シア:おー、どだった?

 グラム:ばんわ、翼どう?(((o(*゜▽゜*)o)))

 master.ベジタブル:これでアクアタクシー解禁やな!

 アクア:翼は外套でHP消費で飛びます。最高速度はシアの3分の1くらい。扱いやすさも下ですね。

 くろいろ:微妙

 master.ベジタブル:うーん?

 深淵さん:シア君の性能がおかしいのだ。βテストでのシルフの飛行速度を知っているが5倍ほど速度に差がある。

 グラム:シアさんヤベェ:(;゛゜'ω゜'):

 sub.シア:ふふん

 深淵さん:鳥人は人によったが、空中戦闘は難しそうだったな

 アクア:空中戦闘できないくらい難しいんですか……

 深淵さん:掲示板に書き込むやつは大体見栄っ張りだからな、実際に空中戦闘ができたやつなど数えるくらいしかおらん

 #============


 βテスターいたよ。俺は掲示板の知識でしかないから実際の知識には劣るな……


 ヴァルキリー装備に着替えたいし、ゆぐにゃんさんにメッセージ送るからギルドハウス行きながらメッセージを打つ。

 ……この服だとヴァルキリー装備つけれなさそうだからね。









「こんばんは〜おひさです!」

「はい、お久しぶりです」


 会ったの3日前だけどな。っていうかゆぐにゃんさんが巫女になってる、赤髪エルフ巫女ですよ。巫女流行ってるんですかね。


「第4ボスって倒しました?」

「倒しました、ゆぐにゃんさんは?」

「まだです、一回やったんですけど開幕のブレスで盾役が倒れちゃって」

「それは無理ですね」

「はい」


 開幕シアが叩き落としたから何も苦戦しなかったな。


 多分今の俺でもできる。この翼の試し、試金石としてちょうどいいだろうしな。


「じゃあ行っちゃいます?」

「いえ!手伝ってもらうなんて!」

「素材欲しいですし、ね?」

「……ありがとうございます」


 素材いらんし、ヴィゾヴニルの眷属倒すの忍びないんだけど……俺が行っても行かなくても倒されるからな。

 っていうかヴィゾヴニルって倒されるの知ってて毎回あの場所に眷属送るの?すげーブラックなんだけど。


「じゃあ私がPT作りますね!」

「はい」


そして広場で叫んでパーティ募集かけて3分程度で集まった。暇だったんで叫びながらギルドチャットしてたら、深淵さんが入ってきたのだった。





 #==PTメンバー==========

 leader.ゆぐにゃん 精霊魔法士 lv19

 アクア 双聖剣士・救恤 lv37

 アクリル 守護騎士 lv21

 咲耶 斥候・精魔 lv20

 深淵さん 真語魔法士 lv28

 ユグドラシル 神官 lv20

 #============


 #==pt_chat==========

 leader.ゆぐにゃん:馬持ってない人挙手!

 咲耶:ノ

 アクア:ノ

 leader.ゆぐにゃん:以上ですか?

 アクリル:みたいですね

 leader.ゆぐにゃん:ではアクアちゃんは私と、咲耶さんはアクリルさんと相乗りでお願いできますか?

 アクア:はい

 咲耶:おkです

 アクリル:おk

 #============


【ユグドラシルさんよりウィスパーチャットの申請です】


 あん?一応開こ。歩いてて入ってくるウィスパー申請は無視するが、さすがにPTにいる人を無視するのはいけないだろう。


 #==whisper_chat==========

 ユグドラシル:アクアさんレベルすごいですね!

 アクア:はい、それでも俺より高い人はいますが。

 ユグドラシル:俺っ子wwwwwネカマなんですか?wwwwww

 #============


 あ、癖で俺って打っちゃった。適当に流してごまかそ。


 #==whisper_chat==========

 アクア:どうでしょうかね?

 ユグドラシル:フレンド申請いいですか?www

 アクア:もう少し人となりがわかってからがいいので遠慮します。

 ユグドラシル:はーいwwwww

 #============


 ネカマバレてもいいんだけど明言はしないようにしよ。

 有名になっちゃったし、夢は壊さないようにな。多分フレンド登録したとしてされて二日したら「フレンド上限なので解除しました。すみません(´;Д;`)」ってメッセージ送って消すがな。


 なお初期フレンド枠上限は500の模様、課金で+9500できます。埋まるわけがない。






 馬に初めて乗ったが、乗り心地悪いな。上下運動すごいよこれ、シアタクシーのが遥かに乗り心地いい。

 シアの場合ほぼ揺れないし抱っこされたりおんぶで人の体温だからか非常に安心する。地味に風の結界的なもので風圧はなくなってるし。


 #==guild_chat==========

 アクア:馬の乗り心地悪いですね。

 くろいろ:シアタクシーの方がいい

 深淵さん:禿同

 深淵さん:しかしこのPT野良感全開だね、ギルメンと行く方が面白いな

 sub.シア:PKめっちゃ来たんだけど

 くろいろ:死ぬのいや

 master.ベジタブル:wwwww

 アクア:PKって会ったことないです。

 深淵さん:アクアくんってバザー暴動止めたんじゃなかったっけ?

 アクア:そうだった。

 くろいろ:お前はトーナメントで殺すーって言ってる間にシアが全員殺した

 sub.シア:PKが人前に出ていい時は殺す時だけって決まってるんだよ。ゴミしか持ってなかったのが気に入らないけど

 深淵さん:このゲームのPKはぬるいんだな

 アクア:おれの方にもPK来ないかな、PVP練習したいです。

 sub.シア:あとで決闘しようぜい

 アクア:やります。

 #============


 PESの人型DWとかいないかな、面白そうなんだけど。墓守は一応人型だったけど身長大きかったので無しです。まず死神の眷属っぽい墓守を積極的に狩りに行くわけにもいかない。……アンデットなのに浄化メインの神様の眷属なんだろうか。違う気がしてきた。


『毒を以て毒を制するってね』

「ねぇ、アクアちゃん」

「ふえ?なんですか?」


 急に喋りかけてくるから変な声出たわ。しかも何か聞こえた気がした、死神様ですか?


「どうやってそこまでlv上げたの?」


 むぅ、ゆぐにゃんさんより死神様の方が大事なんだが、話題ないから無理に話題振った感全開の話なんかよりずっと大事。


「騒々しい無謀者のランダムダンジョンで乱獲してですね」


 不具合のせいで上がらざるを得なかったっていうのが本当だけど。あれ結局何匹いたんだろ。


「ボス回しより効率いいの?」

「さあ……ボス回しなら単体技しかなくても大丈夫ですしPTメンバーの選別は楽だと思いますが」

「んむむ、結晶狩りで金策兼ねての方がおいしいのかな……」

「今だと敵の取り合い起きますし経験値としてはボス回しでしょうか?」


 ボス回しは第〜ボスを連続して狩り続けることで、結晶狩りは以前やった黄鹿とかの〜の結晶をドロップする敵を乱獲することだ。


 ボスの経験値は2回目以降激減するのでランダムダンジョンを片っ端からクリアしていくほうがおいしい。

 でも移動時間がかかる上に忙しいので人気はない。ボス回しとかパターン組んだら脳死プレイで上等だしな。


「第3ボスは事故が怖いし、第2ボスは素材が安すぎるし、むむむ……」

「第3ボスをワンパンで回してみては?」

「そんな都合よくPTメンバー集まらないしなぁ」


 野良ptの悩みだな、ギルドやフレンドでPT組めばいいんだろうが……


「っと、着いた着いた」


 #==pt_chat==========

 leader.ゆぐにゃん:戦術は一発目をしのいでさっさと落とすで

 アクリル:定石だな、かばういる人?

 咲耶:了解、かばういりません

 深淵さん:いらん

 アクア:一発目は相殺するので無視して構いませんよ。

 leader.ゆぐにゃん:マジですかアクアちゃん

 ユグドラシル:やるなw

 アクリル:一応失敗した時のために待機しときます

 #============


 そしてゆぐにゃんさんが卵の殻に触れてヴィゾヴニルの眷属が現れた。この前に見た赤トンビと完全に同一個体に見える。


「ピェー!!」

「『イルミナル・イリス』『Fヴァルキリーライズ』『Fスピラルリッパー・詠唱』」

「『ランパート』」

「『Fエレメンタルフィールド・ファイア』『F隠伏』」

「『MN6』『Fパークメイル』『MN6』『Fヴォーパルウェポン』」

「『ブリンク』『マギヘイスト』『マギブースト・カットキャスト・Ⅹ』『ミーティア・詠唱』」「『フィールドプロテクション』『マギブースト・ニューマラス・Ⅵ』『ホーリープレッシング』」


 と、バフをかけ終わったあたりで赤トンビが頭を振り上げて降ろすと同時に火球が発射される。


「ピェェエエ!!」

「『Fデュナミスヴォーチェ』」


 だが、ヴァルキリーライズによって威力と範囲が強化された七色の衝撃波にて火球は呆気なく消滅した。


「おお!」

「アクアちゃんすごい!」

「行きます。『詠唱完了(キャストコンプリート)』」


 他の人に合わせるのは面倒だ。叩き落とすところまではさっさと俺がやってしまおう。

 氷の槍とともに飛び、赤トンビの背後に一瞬で周る。スピラルリッパー纏ってる間だけはシアより圧倒的に速い。


「フレイムライド!」


 適当な宣言をして(ベレヌス)を展開。急加速しながら二本の剣を背中に突き刺し、地面に飛ぶ!


「ピェーェエエ!?」


 そのまま地面へと突き落とし、その少し前あたりで停止して翼を閉じる。


「「「おおおお!」」」

「見事な曲芸だな、『詠唱完了(キャストコンプリート)』」


 発生とほぼ同時に着弾。まさに隕石。

 味方の攻撃なので衝撃波という範囲攻撃はただの風程度に感じられ、視界を妨げるだけになった。隕石系の魔法ってもっと詠唱時間長くなかったっけ?


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