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2-9 赤い鳶と……

 


 #==guild_chat==========

 空:先行ってます。

 #============


「待ち伏せしてるようにしか聞こえねえ……」

「多分大丈夫ですよ!」

「大丈夫なんじゃろうがの、我怖いぞ」

「黒も今日は近づきたくない」

「空んの株が大暴落((((;゜Д゜)))))))」

「収穫様はネカマだし大丈夫だと思うよ?」

「あやつTS幼女いいよねとか言っとったしダメじゃ」

「空はホモ?」

「また違うと思います……」

「……大丈夫!次は私が誤射っぽく見せかけてすぐに殺すから!」

「「「おお!」」」

「さすがシア」

「さすシア」

「……大丈夫だと思うけどなぁ」


 俺以外の全員が空さんを殺す方面で話を進めている。

 もしや三途の川はPKギルドだった……?

 おそらく大丈夫だと思うがなんだこのノリ。




 乗り物持ってるけど足遅いドワーフ幼女とそこそこ速いけど歩きたがらないパルームの幼女二人組(くろいろとハーベスト)はシアタクシーに乗り、ドワーフ二人の出した乗り物、馬にベジタブルさんとグラムさんが乗った。


 俺?俺はスパイラルカッターで高速移動してる。


「高レベルの人ってみんな狂った移動の仕方すんの?」

「だったらヤバい((((;゜Д゜)))))))」

「そんなに変ですか?これ」

「我はかっこいいと思うぞ」

「私もー」

「黒はやっぱりシアと同類だった。って思ってる」

「あ、わかります?シアの真似して魔法で空飛ぼうと思ったんですよね」


 前の動物軍との戦闘で思いついたんだけどな。でも突進技が走るのより速かったら移動するときに使わないですかね?突進技と言っていいのかわからないけど。


「MP消費はどんな感じ?」

「1s1か3s1くらいです。MP自動回復食事とリジェネポーション飲めば五分五分です。シアは?」

「現状の速度で空飛ぶだけなら4s1、最速か攻撃し出したら1s2。精霊の慈愛と食事、リジェネポーション飲んでもギリギリ釣り合わない感じ」

「黒がいれば釣り合う」

「だね、レゾルーション使わなくて済むし」


 くろいろさん便利だな、でも移動で4秒に1消費とか軽すぎない?マジシルフ涙目だと思う。

 まだ空飛べるシルフなんていないだろうし。

 でも俺の種族スキルも解放されていいくらいのlvと水精霊魔法のスキルlvあると思うんだけど。





「おっす」

「「「「「…………」」」」」


 いたたまれねえ……


「……あの、おっす!」

「!!!!」

「ダメ!アクアが構ったら!」

「く、ひぐ、お、おれぁなんて真似をしちまったんだ……」

「うわ、キモ」

「男のガチ泣きほど見苦しい物はないの」


 まあ男のガチ泣きほど需要のないものはない。ヒューマンの少年っていうかショタだから……あるだろうか。俺としては要らない。


「そうだそうだーアクアちゃんだけがお前のことかばってたんだぞー( -_-)=○()゜O゜)」

「アクアが優しいのはわかるけど、こういう危ない人には優しくしちゃダメだよ、誘拐されちゃうよ?」

「えっと、はい」


 俺男です。しかも誘拐されるような歳じゃないです。


「お主はYESロリータNOタッチの紳士第1原則を破った」

「……はい」

「よって貴様には!……何すりゃええんじゃろ?」

「寺修行とか?」

「そうじゃな、一ヶ月の寺修行を命ずる!」

「……はい!!」


 そう叫ぶや否や空さんは懐から小さな回転する水晶を取り出し叩き割った。

 そして光に包まれ、光の柱とともに消えた。


 転移アイテムか。あれ高いんだけどな。


「行った……か」

「一月って長くない?」

「一週間にすればよかったかの?」

「一月も修行したら煩悩消えるんじゃないか?」

「ロリコントークのない空んとか想像できない(´∀`)」

「ゲームは始まったばかりが面白いのにもったいない」

「今回の暴走は酷かったし仕方ないの」


 今回ってことは前にもあったのか?ヤバいよ、性犯罪者目前の人間だったよ……ネカマでロリコンに寛容な俺じゃなかったら確実に通報されてるだろうし。


「……前にもあったんですか?」

「最近だと3日前にあったね」

「周期が短くなってるなあ」

「黒がパルーム選んだせいでなった。キモかった」

「無気力系ロリ……無気力系ロリ……!って言いながら目ぇギラギラさせてた(΄◉◞౪◟◉`)」

「我は巨乳ロリ……!巨乳ロリ……!だがネカマ……!ん?TS巨乳ロリ?ありだ……!っと言われたのぉ」

「見境いないですね……」


 というかハーベストさんやっぱりネカマなの?のじゃロリ巨乳で痴女みたいな服着てるのとかネカマでしかないけど。


「空に関しては話題に事欠かないからまたそのうちね、今はボスやろ」

「「「「「はーい」」」」」




 ベジタブルさんが非常に大きい割れた卵に触れる。


「ピェー!!!」


 燃えている巨大な赤い(トンビ)が空から迫ってくる!


【卵を壊されたと勘違いしたヴィゾヴニルの眷属が怒り狂い、迫る!何の罪もない眷属だが殺される前に倒せ!】


 なんか気の抜けるシステムアナウンスですね……

 もっとほら、それっぽい理由ないのか?


「スキル回し!『スピリットコネクト』『ランパート』『ホーリーサークル』『挑発』o(`ω´ )o」

「『F精霊の慈愛』『インフィニティブラスト』『Fバーサク』に『Fレゾルーション』あいつ叩き落とすから!」

「了解、任せた。『M(マギブースト)Nニューマラス6』『カウンターマジック』アクアちゃんってMP使う感じか?」

「結構使います。『Fスパイラルカッター・詠唱』」


 魂の浄化とかMP消費ヤバいし。

 セラフィナイトとかは効果時間が短いので落ちてきたら使う。


「んじゃ、アクアに『エンチャント・MPドレイン』『MN6』『エンチャントウェポン』」

「頑張れー『鼓舞』」

「我、何すりゃええんじゃろ。薬品持ってくるの忘れたしの」

「応援」

「そうか、がんばれー!負けるなー!ぐーみーんーどーもー!」


 あれは応援なんだろうか。愚民って貶してないですかね。


 そうこうしてる内に赤トンビの背後にシアが行った。トンビは今にも火を吐かんと口から火が漏れ出している。


「いっくよー!『Fアブソリュート!エンド』ぉお!」

「ピェ!?」


 トンビもさすがに危険を感じたらしく背後を振り向いた瞬間、太陽のような眩い光を放つ光剣が振り下ろされ、トンビが墜ちる。

 HPは4割消えた。よゆーっすね。



 目の前に来ると結構大きかったことが判明。背中はざっくりと切り裂かれ、燃えている羽根が大量に落ちている。


「ピェー!!」


 挑発使ったばかりにも関わらずグラムさんのことは気にせずにシアの方を向く。あ、火吐いた。


「火力高すぐる( ;∀;)」

「迎え挑発はダメだったっぽいか?」

「まだ仕様わかってないです(`・ω・´)」

「βテストでは挑発系スキルで他の人のヘイトが下がるみたいなので、後からの方が良いです。抑え挑発と呼ばれる技術ですね」

「了解(^∇^)」

「情報強者感ある」


 生産系全く調べてないけどな!


「さっさとボコれー!」

「「「はい!」」」


 怒られたのでボコる。シアも急降下しながら火を切り裂いてるし、もう地上に縫いとめられたみたいなものだ。


「『魔力撃強化ⅩⅩ』!んで、ジャンプ!」


 ベジタブルさん空中走ってる。空中闊歩とかいうレアスキルだっけかな。


「『空鳴拳』!」

「『詠唱完了(キャストコンプリート)』『Fセラフィナイト』『Fイルミナル・イリス』『Fヴァルキリーライズ』『Fヴァルキリーレイド』!」


 イルミナル・イリスで弱点属性確定。物理耐性も無視。ついでに魔法も切れる。効果時間は30秒、スキルlvで延長されて実際には32秒。再使用時間は2分。

 これにヴァルキリーライズで3倍の8回攻撃で、ドン!

 虹色に輝く二本の剣を瞬時に8度振るい、踊る。


「ピェエエエエ!!?」


 右翼に虹の軌跡を描いて切り崩す。HPは5割削った。残り1%もない。

 強スキル二つ積んだというのにシアと火力がさほど変わらないのが泣ける。これ2分に一回しか使えないけどシアは連続で打てるんだからな、火力差は歴然だ。胴体狙いと翼狙いでダメージに差は出るんだろうけどさあ……


「俺いらない子( ;∀;)」

「魔力撃強化だけじゃ全然火力追いつかないな……俺もINT特化なのに」

「レベルがダブルスコアってるし、仕方ない。仕方ない!」


 それで火力追いつかれたらとんでもないよな。


「ピェウウ……ピュー!!ピューゥリルリ!」

「あん?」

「おっ(^ω^)」

「泣いてる?」

「早く殺すべき」

「我には仲間を呼んでいるようにも聞こえるが」


 こんな行動パターン知らないですね。

 なんだこれ、βテストだとこのボスで終わりだったから次のボスへと続くイベント的なのか?


 そんなこと考えているとトンビが転移エフェクトに包まれた。俺らも包まれた。


「おっ?(^ω^)」

「強制帰還?」

「うーん?こんな行動βテスト情報になかったよね、アクア?」

「ないよ」

「ということは未知の領域。楽しみ」

「生産職2人連れて最前線というのもなかなかにおかしいがの」


 視界が開けた。前方にはシンデ○ラ城を大きくした城、そこに続く道と、周囲は草原、っていうより花畑。花々が咲き乱れている。


 途中から草原が切れて崖っぽくなっている。奥には森しか見えない。


「おー、すっごい。新エリア?」

「これ帰れるのか?」

「試して、もし帰ったらまた来れるかわからないよな(*゜▽゜*)」

「探索する」

「我、生産職なんじゃけど……」

「…………」


 ……崖じゃない。崖じゃなかった。


「みんな、見て」

「どったのアクア?」

「なんかあったのか?」

「見て」

「……高い崖だね?」

「違うよ、下の湖」

「…………!?」

「「「「浮いてる!!」」」」

「え、我、見えないんじゃが!視力悪いせいかの!?」


 そう、浮いてるのだ。湖に反射してなければわからなかっただろうが、浮いている。ラ○ュタだ。


 前方に雲が見えるので高度は2000m以上だろう。地球と一緒かは知らないが、WCC(会社名)なら世界の物理法則から何から何まで作る可能性がある。実際ワールドコネクトってゲームがそうだったし。


 繋がる世界毎に物理法則も原子の数も、まず原子がなかったりしたからなぁ。


「すごいぞ!ラ○ュタは本当にあったんだ!」

「はえー……すっごい(´ω`)」

「えっ、浮いてるとこみたいのに。……!シア!」

「あ、おっけ、アクアとくろちゃんも来る?」

「「いく!」」


 シアってばマジ便利。


「俺も後で……」

「俺も!(*゜▽゜*)」

「リーダーはいいけどグラムはちょっと……」

「(´・ω・`)」

「……なんでベジタブルさん良いの?」

「だって中身女の人だし」

「へ?」


 ベジタブルさんネナベかよぉおお!?ネカマはわかりやすいけどネナベってわかりにくくない?


「我の妻じゃからな」

「収穫様は中身男の人だけど、収穫様だし」

「…………」

「俺、ネナベやってます!」


 ベジタブルさんはハーベストさんの妻でネナベ、

 ハーベストさんはつまり、ベジタブルさんの夫でネカマ。

 ネカマなのは予想通りだけどネカマとネナベで夫婦なのは想像してなかった。


「俺はリアル男だから安心して(*'▽'*)」

「アクアは性別言わなくて良いからね、想像するの楽しいし」

「あ、はい」


 なんだか言っても対応変わらなさそうなんだけど……

 前やってたVRMMOではギルドメンバーのネカマ判明したら露骨に対応変わったからな、ぞんざいな感じに。


「黒の予想では女子」

「我は男と予想しよう」

「ハベさんはネカマ仲間欲しいだけだろ(´∀`)」

「バレたか」


 ネカマってバレたらシアに乗せてもらえなくなるのかな、それは嫌だな。


ユグドラシルコネクト・オンラインの男女比は4:6です。男の2割はネナベ、女の3割はネカマです。

まあ現実でもゲームのキャラメイクのごとく精密に整形できる上に安い、性別適合手術(性転換手術)も極めて容易、出生時の遺伝子操作で元より美形が多いなど仮想と現実の境目は無いに等しいですね。


最近では現実でも犬耳少女とかエルフを実現しようとして大幅に遺伝子操作するという試みが……

倫理観などの問題ですが人体実験などは行っていませんし、皆さん理解のある世代のため文句を言う輩は出ませんのです。


以上、書いてるうちに思いついたけど書くタイミング無さそうな設定でした。

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