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第8鳴:エアの一日

エアののほほ~んとした一日になります。

「」以外は、ナレーション扱いだと思ってください。

ケリー事件が終わって、早一週間が立ち、また平凡な一日が始まる。


チュンチュン。

雀の鳴き声と共に、目が覚め、目覚めてすぐに布団から出るエア。


「・・・・・・・・・・・・・・・・あさ。」


エアは、今、荒井家に絶賛お泊まり中である。

エアは辺りを見渡し、近くのベットで寝ている紗枝を気づく。


「お、お兄ぃ~○×○×・・・ムニャムニャ・・。」


荒井家は部屋数が少なめであり、客間がない。

エアは管理部屋でもある友の部屋で寝ると言ったが、紗枝が遮り、今に至る。

エアは布団を畳んでいく。畳んだ布団の上に枕を置いて、


「・・・・・・・・・・・・・よし。」


そして、その布団にダイブし、フカフカを5分間楽しむ。


「・・・・・・・・・・・・・ごはん。」


エアは、紗枝の部屋を出て、階段を下りて、リビングに入る。


「あらぁ~エアちゃん。おはようぉ~♪今日も朝早いわね。」

「・・・・・・・・・・・・・おはよう。」


友と紗枝の母親がリビングでごはんの用意をしながら、エアに挨拶をする。

エアもそれに答え、ほっぺたくらいまで右手を挙げる。


「エアちゃん、今日も無表情だな~。いっぱい食べて大きくなるんだぞぉ。」

「・・・・・・・・・・・・・食べる。・・・・紗枝の分も。」


リビングにいた友と紗枝の父親と会話し、ごはんが用意されているテーブル近くの椅子に座る。


「「「いただきま~す。」」」


両親と一緒にご飯を食べ始める。モグモグモグモグモグモグ。


「エアちゃんのほっぺはいつもリスみたいに大きくなるわねぇ。」

「ほんとぉ、可愛いな。昔の友も紗枝も・・・こんな時代があったな。」

「モグモグモグモグモグ、ごっくん。・・・・・・パクパクパク、もぐもぐもぐ。」

「ほらほら、ここにもついてるわ、ご飯。」


リスのようにほっぺにご飯を詰め込み、一気に飲みこんでいくエア。

エアのほっぺについていたごはん粒を母親は右手の人差し指で取って、自分に口に運ぶ。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・母のごはん、おいしい。」

「もう~、本当可愛いわね、エアちゃんは。」

「友と紗枝がいきなり、エアちゃんをウチで当分の間面倒みようと提案してきたは驚いたけど、一緒に暮らしてよかったと今では思ってるよ。このままウチの子になってくれないかな~。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・なる。」


父親の言葉にエアは、ピースサインで返答した。

それから10分後・・・


「あ、エアちゃん~、ごはん食べ終わったら、このごはんを友に持っていってくれない?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・問題ない。」

「ふあああぁ~、、あ、母さんおはよう。」


エアが母親からごはんの入ったおぼんを受け取ろうとした時、眠たそうな友がリビングに入ってきた。


「あら?本当に、エアちゃんが来てから変わったわね。前はほとんど部屋から出てこなかったのに。」

「そうかなぁ~。」

「友、父さんにも挨拶を。」

「あ、父さん、おはよ。」

「おはよう。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・エアにも。」

「ああ~、エアおはよう。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・おはよ。」


友はエアの頭を撫でながら、挨拶をする。寝癖がさらにひどくなるエア。

エアは、食べたご飯を片付け、トコトコと洗面所に向かう。

洗面所についたエアは鏡の前にいき、寝癖がついた頭をみて、遊びだす。

遊び飽きたら、顔と頭を濡らして、軽くセットする。

その時、階段からドタドタと音がする。


「な、なんで起こしてくれなかったのぉ! お母さん~!ち、遅刻ぅ、」

「紗枝?ごはんは?」

「ま、間に合わないからいい!」

「せっかく作ったのに~。」

「も、もう~。」


紗枝はテーブルの上にあった焼いたおにぎりをかじって、慌てて家を出て行った。


「・・・・・・・・・・・・・・・残り、食べる。」

「本当ぉ~、母さん助かるわ。」


紗枝の残したごはんを食べ、朝ごはんの片づけを母親と一緒にする。

それから20分後、両親は仕事にでかけ、それをエアが見送る。


「じゃあ、母さん達いってくるから、エアちゃん、友をよろしくね。」

「・・・・・・・・・・・・・・・まかされた。」


エアは、友の部屋にいき、会話をする。


「・・・・・・・・・・・・・・・10時。」

「もう、そんな時間か~。気をつけてな。」


エアは、友の部屋を出て、紗枝の部屋に入り、紗枝のお古のリュックサックを背負う。


「・・・・・・・・・・・・・・・いってくる。」


エアは、友の家を出て、町のパトロールに出かける。


「・・・・・・・・・・・・・・・今日もいい天気。」

「あ、エアーちゃん、おはよう~。」

「エアーちゃん!」


エアは、町ですれ違う人達に話しかけられ、手で合図して答えて行く。

その時、


「シャアアアアアアアアアアアアア。」

「・・・・・・・・・・・・・・ねこ。」


公園で黒猫に遭遇する。ねこは威嚇してきている。

エアは、そっとねこの頭に手を伸ばすが・・・


「・・・・・・・・・・・・・・痛い。」


ねこはエアの手をひっかき、逃げていく。


「・・・・・・・・・・・・・・今日も駄目。」


そんなこんなで町内を一周してきたエアは、友の家に帰る。


「お、その傷どうした?またあの猫か?」

「・・・・・・・・・・・・・・・うん。」


エアは回復魔法(小)で傷を癒していく。


「・・・・・・・・・・・・・・・トモ、おやつ。」

「もうすぐ昼飯できるから。おやつはまた後でね。」


お昼には友が昨日の残りのごはんでチャーハンを作ってくれたので、エアは食べる。食べる。


「あいかわらず凄い量食うな・・。その体のどこに入ってるんだか・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・・・乙女の秘密。」


その後、ゴロゴロゴロと横に転がりながらTVを見る。

友はごはんを食べたら、部屋に戻り、黒電話をよくこっそり使っている。

そろそろ頃合かと・・・・友の部屋の扉を少し開け、中を見る。

じぃー・・・・。


「あ、僕の言葉を信じられないとぉ~。」

「だって、私の彼氏、浮気してないしぃ~。」

「聞いた話をまとめたら・・・。」


時計を見て、3時になったのでおやつを取りにリビングに戻る。


「・・・・・・・・・・・・・・・・今日はケーキ。モグモグ。」


生クリームを口元につけながら、ケーキを頬に溜めて行く。


「ただいまぁ~。 今日のおやつはケーキだぁ! 」


テーションがあがってる紗枝を見ながら、頬に溜め込んだケーキを飲み込む。


「エア。生クリームついてるわよ。」


そういうと紗枝はエアの頬のクリームを右手の人差し指ですくい、そのまま自分の口に運ぶ。


「お兄ぃ~は上?」


エアは、首を縦に一回振る。それを見て、紗枝はケーキを早食いし、階段を上がっていく。

エアと紗枝の分の皿とフォークを洗う。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・よし。」


二階が騒がしくなり、アイリスと紗枝の声が聞こえる。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・エア、出発!」


エアは、一段飛ばしで階段を上がっていき、友の部屋へと向かう。





次回は本筋に戻ります。


「・・・・・・・・・・・・・・・・またね。」



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