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第66鳴:友の切り札

「ここまでね。」

「そこまでじゃあ!!」


紗枝が剣を振り下ろそうとした時、誰かの大声によって制止される。

紗枝と僕が、声を上げた人物に目を向ける。

そこにはムーさん達、モンスターパーティのメンバーが勢揃いしていた。


「ムーさん!!」

「友よぉ、話はだいたい伺ったぞ。こ、こんな・・・可愛い妹がいたとはぁ!」

「・・・あの、ムーさん・・・。」

「何故、ワシに紹介しなか・・・ドバッシュ!」


紹介しろどうこう言っていたムーさんの顔面を、メイさんは右ストレートを打ちぬいていた。

ムーさんは切り揉み状に宙を舞って、そのままバタと地面に横たわる。


「早速浮気かぁ!!ちょっと数時間前まで私とぉ・・・しばくぞお!」


いや、もうムーさん気絶してますから。

メイさん、お年寄りを全力で打ち抜いちゃ駄目ですから。メイさん思ったより、嫉妬深かったんですね。

てっきり、誰でも良いのかと・・・。


そんなことを思っていたら、メイさんがこっちを睨んできた。

心の声が読まれたのでしょうか。


「ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア。」


ゴレンダーさんが紗枝に向かってショルダータックルをする。

紗枝は、斜めにジャンプし、ゴレンダーのタックルを回避し、そのまま回転し、着地をする。


「ゴブ、いくわよ!!」

「ゴブゴブ!!」


イルさんとゴブさんが、ナイフを連投する。

紗枝は持っていた剣で、カキーンカキーンと捌いていく。


「今の内に!!」


カタリーナさんの声により、思考が停止していた僕の脳みそが動けと命令する。

僕は壁際から逃げるように、仲間の方に走っていく。


「お姉さまがピンチよ!!みんないくわよぉ!!」

「「「「おおー!!」」」」


「待ちなさい。あなた達が動いたらこの街が一瞬で滅んでしまうわ。」


紗枝が、自分の軍団に声をかける。

・・・・何か怖ろしい事を言ってるんですが、どっかの魔王軍ですか。


「こ、こんな恐ろしい軍団が人間界にもいたなんてビックリじゃ。是非とも、我が軍団に取り込みたいところじゃ。」


「まあ、私に任せてぇ。」


紗枝がそういうと同時に、イルさんとゴブさんの目の前に、現れる。


「「!?」」


二人は瞬間のことで、驚愕の表情を表し、動きが停止する。

紗枝は、イルさんにボディーブローをし、そのまま、ゴブさんの頭を回し蹴りする。

二人はそのまま地面に倒れ、意識がなくなったみたいだ。


「よくもオイラの仲間達を!!」


ゴレンダーさんが拳に力を込めて、風を纏いながら、紗枝に正拳突きをする。

紗枝は拳を回避したが、余りの突風により、少し後ろに飛ばされる。


「グハアア。」

「中々の攻撃だったわ、最近では一番の攻撃だったかも。」


ゴレンダーさんの胴体に穴が開いており、ゴレンダーさんはそのまま倒れこむ。


「次は、私が相手です!!」


カタリーナさんが、杖を両手で持ち、紗枝と対峙する。


「紗枝、この者の相手は私がしよう。」

「あ、アイリスお姉さまよぉ!!」

「「「「お姉さまぁ~!!」」」」


「ひさしぶりだな、友。まあ、挨拶は後にして、まずはこの者をなんとかしないと。」


この者って、カタリーナさん僕の味方ですから。

ってか、今までどこで何をしてたのか、紗枝の軍団の黄色い声援でわかってしまう自分がいる。

カタリーナさんが危ない。


「カタリーナさん逃げて!!」

「あわわわ・・・、あなたは・・・あの時の・・・。」

「よく覚えてるじゃないか。私は逃がしたウサギは、絶対に捕まえるたちでな。」

「エア!!カタリーナさんの援護を!」

「・・・ごめん。・・・・捕まった。」


エアは、オルフェと呼ばれていた女の人に縄でグルグル巻きにされていた。


「し、仕方ない!!ヨルンさん、アイリスにスタンを!」

「がはぁ・・。」


ヨルンさんの方に向くと、紗枝に首元をチョップされ、倒れていくヨルンさんが視界に入る。


「なら、私がいこう!!」

「ほぉ~う。私に対峙するとは・・・100年ほど早かったのではないか、エルフよ!!」


メイさんが、カタリーナさんを援護する為、アイリスと対峙した時、アイリスが何か力を解放した。


「なぁ、なんだこれは。妖精達が騒いでいるだとぉ・・。お、お前は一体。」

「フフフ、女神アイリスだ!」

「め、女神だとぉ!!だ、だが、この力・・・そうとしか言いようが・・・。」

「さあ、お前も私に体を差し出せ。」


「・・・・はい?」

「メイさん・・・そいつ、女色だから。」


アイリスは、メイさんが僕の声を聞いて慌てて、逃げようとするとメイさんとカタリーナさんを抱える。

そして、にこやかに


「後は任したぞ、紗枝よ。」


何処かに歩いていった。

僕は、あの脳筋女神をどうにかしてくれと、ウィルネさんに念話を送ってみた。


(今、忙しいんで、後にしてもらえませんか。)


と怒られた。


「さあ、これで邪魔者はいなくなったわね。」

「今度はこっちから行くからな、紗枝!!!」


僕は練っていた魔力を解放していく。

大気が振るえ、地面が揺れ、立っていた者たちが次々、地面に手を着いていく。


「いでよぉ!!アースドラゴォォォン!!」


僕はゴ○ラをイメージして、体長5mはあるのではないかと思われる岩でできたゴ○ラを召還する。

まあ、街の中に大穴が開いたのは言うまでもないのだが。


「ど、ドラゴン・・・。」

「どうしよぉ・・お姉さま。」


紗枝の軍団の女子達も、町の住民たちもアースドラゴンを見て、騒々しく慌てていた。


「お前の方がよっぽど、魔王みたいじゃな。」


縛られながら、僕に皮肉をいうアアンナ。


「いけぇ!!紗枝を蹂躙するんだ!!アースドラゴン!!」

「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」






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