表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/71

第65鳴:友と紗枝2

「随分楽しそうだったみたいだねぇ~お兄ぃ。」

「く、口調が元に戻っているぞ。ほら、さっきみたいに上品にぃ・・・」


僕がそんな戯言を言った時、僕の髪が数本、宙を舞うことになった。

紗枝がは持っていた剣で、僕の髪を斬ったのだ。

僕の額から汗が流れ出る。

あ、アブねー。


「な、なんだ、アイツは。剣を何時振ったのかさえわからなかったぞ。」


いつの間にかカタリーナさんが近くに来てて、驚愕の声を上げていた。


「トモ様、大丈夫ですか!」

「・・・トモ、回復は任せて。」

「わ、私は声を出して応援するぞ。」

「ぼ、僕はあ、あれですね。帰ったら美味しいご飯を作るのでぇ~。」


僕の近くにいた四人もそれぞれ声をかけてくる。


「さあ、お兄ぃ・・・覚悟はいい!」


紗枝が黒いオーラを放ち、目を赤くしながら僕に近寄ってくる。

暴走紗枝が出ております。

・・・これは、殺されてしまうな・・・・


以前の僕ならそう思っただろう。だけど・・・


僕もこの世界に来て色々あったから、大分強くなったと自負している。


さあ、いつものように瞬殺される僕ではないところをお見せしよう。

僕は、半身になって紗枝に対し、構えを取る。


「お兄ぃ?それは何のつもり?」

「・・・・紗枝、お兄ちゃんはな。

 この世界に来て、今までのお兄ちゃんの殻をやぶり・・・今ではあ!

 ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


僕が気合を込めると、街が揺れ始める。


「なぁ!地震!!」

「うわああ~、地震など今まで10年に1回くらいしか起こったことがないのにぃ~。」


街の住人が地震により、慌てだす。


「お兄ぃ、魔法使ったよね。」

「・・・・。」


・・・無駄に魔法を使って、少し過剰にインパクトを与えてみました。


静まった空気の中、僕は筋肉を1.1倍に膨れ上がらせる。


「ふぅ~ん、ムキムキになったんだぁ~。・・・・そんなにセックスばっかりしてたんだぁ~。」

「ち、違うから。これ、冒険者になって鍛え・・・」

「トモ様は毎日のように私を求め、もう~私はトモ様抜きでは・」

「・・・嘘良くない。・・・私の日もある。」


ブホーっという音と共に、僕の髪が舞い上がる。

そして、肩の上、首の横に紗枝の剣が突き出されていた。


早すぎますけど・・・。

僕は、少し体を動かし、その突きを避けたのだ。・・・そう避けたのです。

避けてなかったら今頃、豚の串刺しのように・・顔の中央に・・・ブルブル。


紗枝は剣を横に向ける。


「死ねー!!」


紗枝はそのまま横に剣を振る。

僕は映画のマ○リックスのように腰まで後ろに逸らし、避ける。


「お、お姉さまの剣を避けてる。」

「何者なの・・・アイツ。」

「お兄さんでしょ。」

「ってことは兄弟喧嘩ぁ!?止めないと・・・。」

「でもアイツ男よ。」

「なら、いいか。」


何がいいのかわからないが、紗枝のパーティ連中は僕が死ぬことをお望みのようだ。

ならば、僕はカタリーナさんを見る。


「カタリーナ援護を!!」

「わ、私もその一緒に夜の援護に使うつもりか!」

「はい!?」


何か言いながらカタリーナさんは顔を赤くしながら、僕に援護魔法をかけてくれない・・。

夜の援護ってなんですか?


「お、男との経験はないのだが、初めては一対一がだな・・」

「いや、それより、 うお!!アブねー。」


紗枝が次々に剣を振ってくるので、僕は避けるのに必死になる。


「・・・・カタリーナ、援護魔法を。」

「はぁ!そ、そういうこと・・・。そ、そりゃあ、そうよねぇ。うんうん。わかってたわ。

 ええーい。」


エアがカタリーナさんに説明をすると、カタリーナさんは補助魔法をかけてくれた。

体が軽くなる。

よぉっし、これで少し余裕がぁ・・・


と思ったら、紗枝のパーティの魔法使いらしき女が紗枝に補助魔法をかける。

・・・・。


余裕なくなりましたよぉ・・・何してくれてるんですか!!


僕は紗枝の攻撃をバックステップを交え、避けていったのだが、遂に壁際に追い詰められる。


「お兄ぃ・・・そろそろ・・・終わりしよ。」


紗枝が上段に剣を構え、僕に一歩一歩近付いてくる。


・・・・魔法を使って・・・


僕は魔法を使おうと魔力を溜めていこうとすると、すでに紗枝が目の前に立っていた。

あ・・・間に合わないな。


「・・・・・・トモ!」


エアが僕の元に走ってきて


手前でこける。


「あ・・・。」


紗枝が上段に構えた剣の柄に力を込めていく。


「ここまでね。」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ