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第57鳴:ダークエルフ メイ

フフフ、僕はダークエルフにお願いしてみようとする。

もちろん、あれですよ!こんな立派なお体してるのですから、体に聞いてみるしかないでしょう!


「こ・」

「おぬしの体には興味はないわ。ワシはダークエルフは好かん。おいそれと何処かに行け。」


む、ムーさん何言ってるんですか!あなたは興味なくても、僕と僕のムスコは興味シンシンですから!

僕はムーさんに目で訴える。


「ダークエルフは、魔法も使え、近距離遠距離問わず物理攻撃が得意といいます。

どうでしょうか?私達に不足していた遠距離物理攻撃要員として見ては?」

「ゴブゴブ。」

「ゴブもおいらも賛成なのだ。仲間は多い方が楽しいのだ。」


どんどん話しが進んでいく。・・・それも体を寄越せといいにくい状況に。そうでしょ?これから仲間になるかもしれない人に、言えますか?お前の体を寄越せと! 僕はシャイなんで言えませんよぉ!!

くぅ・・・こうなったら仕方ないな。僕はエアにこっそりと耳打ちをする。


「・・・・わかった。」


エアはトコトコとケンケンパーの要領で倒れているダークエルフの元まで近づき、回復魔法をかける。


「エアは回復魔法が使えるんですか!?」

「ほうほう、これは凄いのぉ~。さすが神じゃのぉ~。」


するとガバっと起き上がったダークエルフは、近くにいたエアの首を腕の中に収める。エアは、ダークエルフの片胸を頭に押し付けられながら、プランプランと足が揺れていた。ダークエルフさんの身長は180cmあるので、エアの足が宙に浮いています。さらにデフォルメされているので余計に!こ、これは人質というやつでは・・・。そのエアは、自分の状況がすぐには察していなかったのですが、何かを思いついたようにポンと手をついた後、僕の方に視線を向け、


「・・・たすけて。」


相変わらずの無表情で僕に助けを求める。


「お前等、この娘の命が欲しかったら私達から離れろ!!特にそこのお前!私に10m以上近づくな!そこの汚らわしいイチモツを大きくしているお前のことだ!」


僕が一歩踏み出すと、さらに注意してくるダークエルフさん。特に僕を警戒しているみたいです。


「ひ、卑怯な!!」

「これじゃからダークエルフは!?恩を仇で返しおってからに!」


僕はただ、エアに回復魔法をかけさせ、「お前の体を治したんだ。責任とって一晩お前の体を俺にかせ」と言いたかっただけだったのにぃ~!!なぜ、こんな事に・・・。


「この娘には感謝している!できれば、殺したくない。下がってくれないか!」

「ダークエルフの言うことなど信用できるものか。」


ムーさんは杖を構え、肌着のダークエルフさんと対峙する。ダークエルフさんは動くたびにボインボインとプリンプリンと肉が濡れます。・・・もっと近くで見ないと。僕はまた一歩近づく。


「お、お前は絶対にそれ以上近づくなよ!!」


ちぃ・・・身の危険を感じたのか、ダークエルフさんは一歩後退する。エアは、今も無表情で助けてと僕にお願いしている。


「フフフ、いい感じですよ。私のトモ様に近づくからそういう目に遭うんです。」


よ、ヨルンさんとっても悪役に見えますから。僕の真横で嬉しそうに言うヨルンさんを見る。


「ゴブさぁ~ん、あの女をヒィヒィー言わせたらあ?」

「ゴブゴブ。」

「彼女は趣味じゃないとと言ってるのだ。」


イルさんがゴブさんにダークエルフを手ごまにする計画を持ちかけ、ゴブさんが断わっていた。ダークエルフさんそれ聞いて少し涙目になっていました。


「なぜ私が振られたことになってるのだ。」


大丈夫ですよ、僕はダークエルフさん守備範囲ですから。僕はそぉっともう一歩踏み込む。

フフフ、皆さんは忘れてるかもしれませんが僕には特殊能力があるんです。

僕は、力を込めていく。


「ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア。」

「な、なんだ?」


いきなり大声を上げた僕に驚いたダークエルフさんは、僕の方を見る。僕は筋力が1.1倍に膨れ上がり、もちろん、息子も1.1倍に!!さあ、待ってろよ、ダークエルフ!!お前のその・・・


僕がダークエルフさんに近づこうとすると、ゴブさんが既にダークエルフさんの懐に潜りこんでいた。


「「えっ!?」」


僕とダークエルフさんが驚愕している間に、ゴブさんは、ダークエルフさんのボディに一発いれ、緩んだ手からエアを助け出し、ゴレンダーさんがダークエルフさんにショルダータックルを噛ます。


「きゃああああああああああああ。」


当たったダークエルフさんは、数m飛ばされ、地面に倒れこんでいた。ムーさんは、魔法で近くに生えていた雑草を伸ばし、ダークエルフさんを拘束していく。

カタリーナさんは、ゴブさんからエアを受け取り、大丈夫?と声をかけている。ヨルンさんはチィと舌打ちをしていて、僕は構えたまま、動けずにいた。


「これにて、一件落着じゃ。こいつ等はこのまま置いていくとするかのぉ~。」

「近くの町で報告するのはいかがでしょうか。」

「そうじゃのぉ~。」

「ええ~、この娘つれていこうぅ~よぉ~、面白いし。」


イルさんは拘束されているダークエルフさんの胸を揉んで、連れて行こうという。


「こ、この屈辱覚えておけぇ~、いつか復讐してやるからな。」



そして、・・・なぜかこのダークエルフを連れて行くことになり、盗賊団の皆様はそのまま放置する事になった。僕は膨れ上がった筋肉を引っ込めるのが恥かしくなり、そのままの状態でいると。


「・・・・ありがと。」


僕の背中に抱きついてエアはそっと消えそうな声で呟く。僕はその風のささやきのようなエアの声に力が抜けていく。


「エア・・・。」

「・・・・友。」

「・・・トモ様。」

「え、あ、あの・・・」


エアと僕はそれぞれの体温を目を瞑って感じていたら、ヨルンさんに僕の右手を両手で包まれる。ヨルンさんはこの状況で入ってきちゃ駄目ですから。


後、それからダークエルフさんは、メイというらしい。可愛らしい名前だった。その可愛らしい名前のせいで村の連中から馬鹿にされ、見返すように強くなったとのことらしい。村を出て、金がほしくて近くにいた男をひん剥いたら、それがどうやら盗賊の頭だったみたいで、そのまま盗賊の頭になったとの事。



近くの町で一泊する事になり、僕は大部屋で今日は寝ましょう!と提案し、皆から大ブーイングされたが無理して押し通した。僕は布団の中から周りを見渡す。エアは、僕の左側の布団におり、ヨルンさんは右側、ヨルンさんの隣は、ダークエルフさん。その横はゴレンダーさん。またその横はゴブさん。エアの隣は、イルさん。イルさんの隣はカトリーナさん。その横は、ムーさん。


フフフ、そうです。この配置は僕が提案したのです。

ヨルンさんとエアも僕の横だったので反対意見はなし。

ムーさんもスタイルがいいカトリーナさんが隣だと分かると顔を赤くして嬉しそうだった。

ゴレンダーさんとゴブさんも特に反対意見はなかった。

カトリーナさんは個人で部屋を取るっと煩かったのですが、仲間と一緒に寝て親睦を深めるのも仕事の一環ですと強く押し切った。

イルさんには前もって酒を渡して置いたので賛成を押してくれた。夜這いにきたら殺すと言われましたが・・・。

メイさんは、なぜこの獣の近くなんだと僕を睨んでおりました。

フフフフ・・・。ヨルンさんとエアのおかげで夜の経験値が上がった僕。さあ今が動くときではないだろうか。なあ、皆もそう思うだろ。


僕はヨルンさんとエアが寝息を立つのを待っていて、二人から寝息が聞こえ始める。皆で寝ているのか二人とも今日はそういう行為を求めてこなかった。僕は、そぉっと布団を雲のように足の方から抜け出す。


二人には気づかれていないな・・・。僕は動きのないヨルンさんとエアの布団を見る。そして、目標であるヨルンさんの隣の布団を目指し、ほふく前進をする。・・・・この厳しい戦場を貫いてやるぜ!!


僕はヨルンさんの隣の布団に足の方から進入し、布団の中にいた物体に抱きつく。

柔らかああい、もう皆にばれてもいいやああああ。


その時、部屋の灯りが灯り、僕はハっと布団に入っていた者を確認する事になる。

そこには、衣服が乱れた震えたように拳を握っているカトリーナさんがいた。


「お、おまえ、ヨルンやエアだけじゃなく、私にも気があったのかぁ!!」

「い、いやぁ~あ、あの・・・。」

「・・・・フフフ・・・引っかかった。」

「トモ様、残念ですわ。そんなにあのダークエルフにちょっかい出したかったのですか。私はお待ちしておりましたのに。」


ど、どうやら・・・僕は、二人にはめられたみたいだ。そして、ダークエルフさんを探すが、ムーさんの布団が激しく動いていた。


「この糞爺、そんなのでこの私を倒せると思うなよ。ハアーン」

「このダークエルフの分際で、このワシを甘く見るなよ。くぅ~」

「もう、年なんじゃ、うん、ないのか。」


・・・・・・・あんなに嫌ってたはずの二人が、仲良くやってるみたいです・・・。


「この不埒者!!」

「ぐはあ~。」


僕は赤い顔をしたカトリーナさんに顔面をフックのように殴りつけられ、布団の中に沈みます。






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