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第51鳴:紗枝の新たな伝説

お兄ぃ、一体何処にいるのよぉ~。

私は異世界に降りて、早1ヶ月が立つ。

一日一回はちゃんと元の世界に戻ってごはんを食べているので元の世界での体の心配はしていない。

けど、大学にはほとんど行ってないので、単位が気になる。


早くお兄ちゃんを見つけて連れ帰らないと。


私は今、街から街へと繋がる土の道を歩いている。


「お姉さまぁ~、そろそろ休憩しませんかぁ。」


オルフェは私の手を握りながら、ブンブンと楽しげに振っている。


「さきほど出発したとこじゃない。」

「あそこの森の中に物凄く綺麗な湖があるんですよぉ~、寄りません?」


オルフェは目を輝かせながら、私を見つめてくる。


「だぁめぇ~。そんなとこに寄ってる場合じゃないの。」


その時、森からガタガタという音が聞こえ始める。その音が段々と大きくなる。


「なんの音?」

「さあ?」


オルフェは森に近寄ると、森から壊れた小さな荷台が飛び出してくる。

その荷台は私達めがけて突っ込んでくる。

オルフェはサイドステップで荷台を間一髪避け、私は持っている剣で真っ二つにする。

その荷台には人が乗っていて・・・運よく端っこに寄っていたみたいで傷一つなく、そのまま荷台ごと倒れこむ。


「・・・・。」


それはどこか綺麗な格好をした女性であった。金髪で縦ロールに巻いた髪が印象的である。その女性は顔を真っ青にしながら、崩れた荷台の中から私を見ている。

オルフェはその女性に近寄る。


「あなた、何者ですか?私達の命を狙ったのですか?」

「ち、違います。わ、私はクーツといいます。」


オルフェはクーツの喉元に剣先を向けると、クーツは震えながら答える。


「じゃあなぜ森からこれで私達を襲ってきたのですか?」

「襲ったわけじゃなく・・・あの者達に襲われて・・・馬車を森に引き込まれ・・・出てくるまで森の木にぶつけられていたんです。あの者達はゲームだとか言って笑いながら・・・クスン。」

「あの者?」


私は荷台が出てきた森を再度見ると、大柄なオークと山賊の男達が出てくる。なぜオークと人間が・・・。


「おいおい、だんな。メスが増えましたぜ。」

「グヒヒヒヒヒ、お前達と組んでからオレのムスコが立ちっぱなしだ。」

「俺たちもだんなと組んでから、毎日が酒池肉林ですよ。なんせ、あのオークキング様と一緒に戦えるんですから。並みの冒険者なんてめじゃありませんよ。」

「お前たちの作戦も中々だ、狩りが楽しくてしょうがないぞ。」


どうやら、意気投合したみたいね。私は剣を構え、オークと山賊の連合団体を見つめる。


「うううう、犯されるぅぅ。 た、助けてぇ。」

「オルフェ、その娘を連れて少し下がってて。」

「私も戦います。」

「いいから下がって、その娘を護ってあげて。」

「・・・わかりました。お姉さま、気をつけて。」


「おいおい、お前一人で俺たちと戦うきかぁ?」

「・・・・。」

「レイプ願望があるんじゃないのか、こいつ!!!」

「「「ハハハハハハ」」」」


その者達は全員で私の体全身を舐めるように見ながら、笑い出す。


「まずはオレの肉房から、打ち込む。」


オークキングは、先行して私に向かって、拳を振り下ろしてくる。私は一瞬剣を動かし、その拳諸共一刀両断にする。笑っていた者達は笑うことをやめ、怒りだし、全員で襲い掛かってきた。


「やってしまええええええええ。遠慮なんてするなあ、囲って痛めつけろ。」


私はその場で剣を振るうだけで次々やってくるオークと山賊を両断していく。体に引っかかるような感触もなく、スパスパと斬れていく。そして、私の周りにはたくさんの死骸の山ができる。


「なら、その女達を人質に・・・。」


残った山賊の男三人の下に、瞬時に動き、真っ二つにしていく。


「させないわよ。」

「お姉さま素敵ですぅ~。」

「す、凄い・・・。」


私達はその後、森の中に入っていき、アイツラのアジトにいた女性達を解放し、村にあった食料を少しだけ頂く。助けた女性達(20人くらい)を連れて、私達は次の街を目指す。


「ちょっと・・・多い。」

「お姉さまの隣は私と決まってるんです。」

「わ、私も隣がいいんです。」




大所帯となった私達を狙ってくる男や魔物達。


「お姉さま、素敵です。」

「そこの冒険者の男なんてのしてやってください!」


私を応援する女性の軍団・・・もうほとんど私のファンとなっている。

私は今日もテントに近寄ってくる男達をのしていくのであった。


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