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第46鳴:紗枝、異世界再臨

「それでは、いきます。」


私・・・いえ、私の分身ですが、今黒電話に触れて、異世界転移の準備をしていた。


「これは、私からのプレゼントです。異世界はとても危ない場所ですので。」


お兄ぃに入っているウィルネさんが青く光ると、その光が分身に衝突し、分身が青い光に包まれる。

青い光が消えると同時に、顔以外の箇所に金色の防具に包まれ、背中には剣が鞘ごと背負っていた。


「異世界の中でも上位装備となります。どうぞ、楽しんできて下さい。」

「・・・・ありがと。」


私は、分身の体に意思を通わせ、倒れている本体に目をやる。

お兄ちゃんを迎えに行ってくるわ、私。

お兄ちゃん無事でいて・・・・。


----------------------------------------


気がつくと・・・


そこは、あのアリの城内の王室であった。

今回も召還しようとしていたらしく、召還士とお偉いさん方が勢ぞろいしていた。


「あの勇者様が再臨されたぞぉおおおおおおおおおおおお!!」

「おお~!!!召還前にきたぞぉおおおおお。」


「よく来たぁ!勇者よ!」

「あの・・・それじゃあ。」


私は王様に背を向け、足早に立ち去ろうとすると、周りの人間に引き止められる。

というか、上に次々乗りかかられる・・・。

だ、だれか私の胸触ってるから!!


「本当によく来てくれた!!!今、我が国はかなりの危機に陥ってるのじゃ。力を貸して欲しい。」

「・・・・・また、前みたいに書類が溜まってるだけでしょ。」

「まあ、溜まってるがそっちは今の勇者達が頑張ってるから大丈夫じゃ。そっちではなく・・・」


その時、王室の扉がバアーンと開き、一人の男が女の喉下を持ちながら、部屋内に入ってくる。

そして、その女を階段前までふわっと投げる。

背中から着地したその女は、上半身が魔法で焼かれたのか上半身の鎧が溶けていた。


「ぅぅぅぅ、お、王様ぁ・・・申し訳、あり、ません・・・き、騎士団、ぜん、滅です・・・。」

「うぬぬぬぬ、我が国の騎士団長のオルフェ・・・・胸がこんなに大きかったとは。」


王様・・・驚くとこそこじゃないわよ。


「おいおい、俺様がこうやって来てやったのにぃ~、ここの連中はこんなものか??」

「あの子、騎士団長とかいってたけど・・・ウイルはどうなったの?」

「ウイルはあそこじゃ。」


王様が指差した先には、女に乗られて馬のように裸で四つんばいになっているウイルを発見する。


「・・・・・。」

「街中でもあの姿を見られてのぉ・・・騎士団長を剥奪するしかなかったのじゃ。」


「ところで、あの偉そうな男は一体誰ぇ?」

「ふむぅ~、違う国の勇者なんじゃが、世界征服を狙ってるらしいのじゃ。困ったものじゃ。」

「こんなものを送ってきた国に訴えては?」

「もう滅んでおる。アヤツに滅ぼされたのじゃ。」


「おいおい、抵抗してくれよぉ~。じゃないと・・・この女を公開レイプするぜぇ。」


勇者の男は、オルフェに近づいて行く。オルフェは「来るな来るなぁ~」と涙を流しながら後退する。


「ねえ・・・、アイツ叩いてきてよ。」


ウイルに乗っていた女がそういうと、ウイルは女をそっと床に降ろし、スクっと立ち上がる。


「おい、お前。オルフェに勝ったからといって図に乗るな。」

「!? ま、まさか・・・あのウイル殿が戦う気になったのか!!」

「女性の尻の下で半日以上過ごしているといわれてるあのウイル殿が!!」

「うらやましすぎる!!」


「おいおい、人間馬の分際で、俺と戦うきか?」

「フフフフ、私は毎日・・・あれを鍛錬と偽り、日々を耐えてきた。のうのうと暮らしている勇者に俺が負けるとでも?」

「ほぉ~、面白いことをいうじゃないか。俺を召還した国の騎士団長も偉そうな事言ってたが、小便漏らして命乞いしてたがなぁ・・・。」


すると、勇者の男はウイルに向かって走り出す。

ウイルは、スゥ~と素手で構える。


「喰らいなぁああああああああ、勇者パアンチ!!」


センスのない技名だが、凄いスピードで右ストレートを放つ勇者の男。

ウイルは、その右ストレートを顔の前で構えている右手の手のひらで顔に当たる瞬間に反らせる。

そして、体勢を崩した勇者の男の顔面に左ストレートを放つ。

勇者の男は顔面に受け、数m後ろに跳ばされる。


「フ、この程度か。」

「・・・・調子に乗るなよ・・・一般人がぁあああ!!」


勇者の男は、ゆっくり立ち上がりながら、口から血を流しながらウイルを睨みつける。

ウイルはかかってこいと右手の中指をチョイチョイと振る。


「ウ、ウイル殿・・・こ、こんな、強かったん、です・・・ねぇ。」


オルフェは、ウイルの戦いに釘付けになっていた。


他の男達は、オルフェの胸に釘付けになっていた・・・・。


「ここの男共はぁ~、ハア~。」








「ウイルどのぉ・・・。」


オルフェが自分の胸の前で手を組む。


「お、オルフェどのぉ・・・見えない・・。」

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