第45鳴:紗枝の検証
なんか最近、お兄ぃの動きがおかしい。
妹の私から見ても、明らかにおかしい。
何がおかしいかと言うと・・・・まず、検証結果を報告します。
①部屋にあったアニメグッズをゴミの日に捨てていた。
以前のお兄ぃなら、私が間違えて踏みつけただけで、オイオイと泣いていたのに・・・。
②女の人の胸を見なくなった。
アイリスの顔を見ず、胸と会話をしていたお兄ぃが、目を見ながら話をするようになった。
③語尾にたまに「ウフフ」とつく。
・・・・・。
④走る時、女の小走りをし出した。
・・・・・・・・・・・・。
⑤スカートを履きだした。・・・・ズボンって湿っぽいとか言い出して・・・。
じょ、女装?・・・そ、そんな趣味に・・・。
という5点の調査結果から、私は今のお兄ぃは別人ではないかと思い、会議での集結を望み、
今、一つのテーブルにエア、アイリス、お兄ぃ(仮)、私が集った。
「いきなりどうした、紗枝?」
「フフフ・・・、私気づいたの。・・・・今、ここにいるお兄ぃは別人だということに!!!」
「・・・・・・いまさ(もぐもぐ)」
エアが何か言い出そうとした時、お兄ぃ(仮)は、エアの口を塞ぐ。
「私が偽者ということですか?ウフフフ。どうみても、私友ですよ。」
「・・・・・まず、お兄ぃは自分の事を僕と呼んでいた。」
「え、そ、そうだったかな~、僕覚えてないな~。」
「それから、お兄ぃはウフフフと笑ったことは一度もない!!」
「ちょっと新たな性格が出現してきたのよ。」
「お兄ぃは女の子座りはしない!!」
「ちょっと新たな性格が・」
「お兄ぃは女の小走りをしない!!」
「ちょっと新たな性格が・」
10分くらい討議したが、ほとんど新たな性格が・・で押し切られる。
ここまでネタがあがってるのに、しつこいわね~。
「ウィルネさん、パンツ見えてるわよ!!」
「え?きゃあ!!」
お兄ぃ(仮)は慌ててスカートを抑える。
ニヤっと私は口を歪め、お兄ぃ(仮)はしまったという顔をしていた。
「ウィルネさん・・・・・なぜ、こんなことをしたか白状してもらいましょうかぁ!!」
「紗枝さん、怖い怖い。」
私は、黒いオーラを放ちながらお兄ぃ(ウィルネ)に近寄ると、経緯を喋ってくれた。
ふむふむ、うんうん・・・・あ、あの夜から・・・異世界に???
あの後何度も、友の部屋に・・・夜這いに行ったのに・・・。
ええ、ええええええええええええええ♪
「美味しゅうございました。」
私は、お兄ぃ(ウィルネ)の顔面を殴ってしまう。
「ハアハア・・・殺す。」
「お、落ち着いてぇ~、紗枝さん、い、異世界に行って、友さんを迎えに行って下さい・・・。」
「え?・・・」
私は、お兄ぃ(仮)に止めを刺すために高く拳を上げた時、異世界に行くように進められる。
エアは、『人形に写るんです』を取り出し、紗枝に渡す。
「さあ、お行きなさい。」
私は、人形を握り締め、お兄ぃが待つ異世界に旅立つ。
冒険者ギルドで依頼達成を報告する友。
「な、なぜ魔物を街内に入れているんですか・・・。」
「オイラ喋れる。」
「そ、そんなの関係ないでしょう!!」
「ああ~、そうおこるな、ワシがテイムしたのじゃ。そう害はないぞぉ。」
「ムーさんがそういうなら・・・。」
「ムーさんてテイムできるの???」
「そりゃあ~ねぇ、あなた知らないの?
ムーさんはホームレス大魔道士なのよ。」
冒険者ギルドの受付嬢は、ムーさんを大魔道士と説明を僕にする。
えええええええええええええ、ってかそれならそれで戦ってよ!!
「ワシも手を出すとはまだまだ甘いのぉ~、弟子にはきつく指導したいとこじゃったのじゃが。」
「弟子になった覚えはありませんが。」
「ホームレス魔道士になるんじゃろ?」
「ほ、ホームレスの指導はお願いしましたが、魔道士の指導は・・・」
「じゃあ、オイラもお願いする。」
「ほうほう、魔物が魔道士とか~これは面白くなりそうじゃ。」




