第31鳴:卒業式
今日は高校最後の日・・・
そう、卒業式・・・。
今日、私 荒井紗枝は、高校生を卒業します。セーラー服を卒業します。
今は私達三年生が、体育館の中で校長先生の話を聞いております。
「あ~あ、この度ご卒業おめでとうございます。我が高校はじまって・・・etc」
・・・・あいからず話しが長いと思います。
チラッと横・・・父兄の参列者を見ると、お兄ぃがいます。
あれから外を克服したのか、リハビリとばかりに外に行きます。
エアのパトロールに、ネコの集会に・・・。
この前ネコを一匹家に連れて帰ってきたので、お兄ぃを共に追い返しましたが。
あ、校長先生が、卒業証書を配り始めました。
「荒井 紗枝!」
「はい!」
「以下同文」
私は体育館のステージに上がり、校長先生から卒業証書を受け取る。
そして、ステージを降りながら・・・
長かったな、高校三年間・・・。
そして、最近流行の別れもあるが出会いもあるというような歌が流れだし・・・・ちょっと涙が出てきました。・・・・真紀子、うい、綾も同様に泣いているようで、ハンカチで目を押さえている。
真紀子・・・そんなにヒックヒック泣いちゃって・・・。
思い出すよぉ・・・よく一緒にアイス食べに行ったよね、
あなたの次々変わる彼氏と一緒に・・・。
ういちゃん、強がってもその眼鏡には水滴ついてますよ。
ういちゃんには、よく勉強教えてもらったよね。
「私に教えてもらったんだから、100点ね。取らなかったら・・・罰金。」
私、よくお金払ったわ・・・。100点って、ムリでしょ!
綾ちゃん、もうウワーンウワーン泣いて・・・隣の子ビチャビチャじゃない。
綾ちゃんはよく人目を気にしてて、
「あの・・・紗枝さん・・・・。あの、あの・・・・パン買ってきましょうか。」
「お願い。」
・・・・・・・私、彼女のこと、パシリにしてたの?!・・・と、友達だから、パシリじゃないから。
三人とも、お兄ちゃんに会ってからよく家にいるよねぇ・・・・私がいない時も・・・。
ニコニコ笑顔と黒いオーラを放ち、三人を見る私。
綾ちゃんだけこっちに気づき、顔を青ざめる。
お兄ぃ・・・・・私はお兄ぃの方を見る。
お兄ぃは鼻水たらたら、涙ながしまくりで・・・・、大変な事態になってます。
お兄ぃの卒業式じゃないんだから・・・。
お兄ぃ・・・・私、ずぅっとお兄ぃの事、見てたよ。
クラブにも入らず、帰宅部だったのも・・・。
バイトもせず、学校が終われば、友達と遊んで家に帰り、直行でお兄ぃの部屋にいったのも・・・。
色々とありがと・・・私のお兄ちゃん。
私はお兄ぃがこっちに気づいたので、最高の笑顔、涙がとんじゃいましたが、見ててねお兄ちゃん。
私、いい女になるから。
紗枝がこっち見て・・睨んでる・・・。
あ、俺が泣いているのがみっともないとか・・・。
ぶるぶる




