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第28鳴:真紀子のお願い

僕は今・・・・玄関のドア前にいます。

・・・・ふぅ~、落ち着け。僕はこの前外に出たじゃないか・・・。

怖くない怖くない・・・。旅行での出来事を思い出すんだ・・・。


「お兄さん・・・いいよぉ。」


・・・・、危なかった。少年に僕のバージンを取られそうになったことを思い出す。

違う汗をかきながら、僕は近くのタオルに手を伸ばし、汗をぬぐう。


「い、いくぞ!!!」


僕は玄関のドアのノブをもって回すが、ドアはうんともすんとも言わない。


・・・あ、鍵開けてない。

僕は慌てて鍵を開け、再度、ノブに手を回し、開けようとしたら、逆側から開けられ、僕はバランスを崩す。


「うわあああああああ。」

「え、きゃあああああああ。」


玄関にいたのは、真紀子さんだった。僕はそのまま、真紀子さんを押し倒すかのように倒れこむ。

ラッキースケベを起こす主人公ならば、きっと押し倒したときに触れている場所はおっぱいだっただろう。

だが・・・・


この物語はそんなに甘くない・・・。

僕の右手人差し指が、真紀子さんの鼻に入っています。もうズッポリと・・・血もでています。

左手は地面に触れています。


「にゃにしゅんのよ。」

「・・・・・不可抗力で。」


その後、僕は真紀子さんの上から退き、真紀子さんの左手を僕の右手で立たせようとしますが、「汚い」といって叩かれます。いや、あなたの鼻に入ったのですから、そんなに邪険にしなくても。


あ、気づくと僕は玄関の外に出ています。

発作も特に起こっていません・・・・・・・僕は克服したのでしょうか・・。


「ところで、お兄さん。相談があってきたんだけどぉ~。」


真紀子さんはそういうと鼻血をたらしながら、腕を組んで僕に話し掛ける。

・・・まず、鼻血ティッシュで止めて下さい。


「なんでしょう?」

「私の彼氏になってくれないかなぁ?」


「はい??」


「私の元彼が煩くてしつこくてぇ・・・困ってるの。」


さすがビッチ。あっちこっちで手を出すから、そうなるんだと僕は心の中で思う。


「ちょっとストーカーもされててねぇ~。」


真紀子さんはそういうと後ろ目で後ろの電柱を見る。僕も釣られてみるとそこには、帽子をかぶった男性らしき人がいる。身長は160cmくらいかなぁ・・・。


「ストーカーをうちに連れて来ないで下さい。」

「あ、ちょっと!」


僕はそういうと真紀子さんに手を振って玄関のドアを閉めようとする。

外出るのはまた今度にしよぉ~っと思い、ドアを引いていくが、真紀子さんにドアを押さえられる。


「お、押し売りは間に合っております。」

「誰が押しうりよぉ~。」


ドアからギィギィーと音が鳴っています。離してくれないとドアがいがむじゃないですか。


「お願いだから、とりあえず家にいれてよぉー。」

「ストーカーさんに勘違いされるだろー。」

「勘違いされてもらいたいのよぉ~、新しい男がいるって思ってもらいたいのぉー。」


ドアが真紀子さんの力により、開いていく・・・。このままでは・・・入られる!

僕は前回使ったあれを使うため、気合を入れようとすると・・・・・


ドスっと真紀子さんのボディブローを喰らい、力が全抜けする。

その間にドアが完全に開き、真紀子さんは素早く入り、ドアの鍵を閉める。


「ふぅ~とりあえず一段落だわ。」




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