第23鳴:ちょっと息抜き
「もう・・・・終わらないよぉ~」
「「手伝いにきたぞぉ」」
「お兄ぃ~・・・とアイリス。」
「私はおまけじゃないぞ。」
「・・・・・・・・・・・エアもいる。」
僕達の目の前には天井まで伸びる書類の束が・・・。
・・・・数時間後・・・。
「燃やすか・・・。」
「・・・・・・・・・・・・キャンプファイヤー」
「ふむ、焼き芋を持ってくればよかった。」
ウイルが飛んで入ってきた。
「ちょ、ちょっと何してんですか!」
僕達は、ウイルを縛って書類の束を紙飛行機にして城外に飛ばしたり、燃やしたりと・・・。
「ゆ、勇者ってこんなのばっかりか。」
お前らも相当だよ。
「むむむ・・・・ま、待った!」
「待ったって、格闘ゲームに待ったなんかないだろう!ポーズボタン押すなよ・・・」
今、僕の部屋で、僕はアイリスとスーパーファミファミの格闘ゲームをやっている。
そのゲームは、一世風靡した格闘ゲームで、久しぶりに部屋を掃除したら出来てきたので、そのままゲームをしていたら、アイリスが割り込んできたのだが・・・。
アイリスは事あるごとにポーズボタンを押す。
・・・・・僕のコマンド入力中に・・・。そんな事されたら技出せませんから!
そして、僕の使用しているキャラクターは、ロシアの偉人で、技はもう十字キーを回す必要があるのです。
そこでポーズ押されると、僕の左指が磨り減るだけです・・・。
アイリスが使用しているキャラクターは、チャイナのお姉さんです。
アイリスは、なぜ頻繁にポーズボタンを押すのかと言えば・・・・説明書でコマンドを確認しているからです。その人、キックボタン連打でも技出ますから。
僕はあなたの胸についているポチを連打したいのですが・・・。
「そ、そうか!わかった。」
「え、え?おいおい。」
アイリスは分かったというと説明書を閉じ、すぐにポーズを解除し、攻撃を再開する。
キャラクター同士が密着している状態と、僕がコントローラーを下に置いてジュースを飲んでいたことから、大ダメージをうけることになる。
「この卑怯者めぇ!!」
この頃の格闘ゲームは一発一発のダメージが大きい為、油断が命取りにとなる。
「友、このまま勝たせてもらうぞ!」
「させるかよぉ!」
「な、なんだとーーーーー。」
アイリスのキャラクターは逆さ回転蹴りを出してきたところを、僕はしゃがみ強パンチで追撃し、WINNERと文字が画面いっぱいに出る。
僕は、アイリスのほうにどうだーこの野郎っといった感じでニヤニヤ笑いかける。
アイリスの方は悔しそうに肩を震わせて、こっちを睨んでいる。
「も、もう一度だぁ!さっきのはお前が卑怯者と言ったから私が手を抜いてしまっただけだ。」
「何度でもこいやぁ!」
そして、数十分後・・・・アイリスのキャラクターが倒れて、WINNERと表示されていた。
「お前のような脳筋に僕がやられるわけないだろぉ~、フォフォフォ!」
「く、くそぉ~・・・・。」
アイリスはスクっと立ち上がり、僕の方を見下ろし・・・
「こうなったらリアルで決着をつけてやる!!」
「な、なんだとぉ!血迷ったな、アイリス!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・待った。」
アイリスが僕の顔面目掛けて打ち下ろしてきたところを、エアが止める。
「エア、どうしたんだ?今からこのくそ生意気な男を叩きのめし、埋めに行こうとしてたのだが・・・。」
「いや、殺そうとするなよ。」
エアはそういうと、後ろにCome Here!と言って・・・
綾ちゃんを呼び出す。・・・・ビッチも後ろに下りました。
「ああああ~、こ、これは懐かしいものをしてますね~お兄さん!」
「なにこれ?画像汚いし・・・。」
「お前わかってないな・・・。このレトロ感がいいんじゃないか。」
綾ちゃんは、ゲーム画面を見て目を輝かせており、やりたいやりたい♪と言ったので、アイリスが握っているコントローラーを綾ちゃんに渡す。
「ええっとキャラクターを・・・これにしようかな。」
何!?インドの人を選ぶだとぉぉ!・・・初心者には扱いが難しいのに・・・。
僕は、綾ちゃんをただものじゃないと判断し、日本人の空手家を選んだ。
フフフ、本気で相手をしてやろうじゃないか。僕の虎を呼び起こす君が悪いんだからね。
その時、真紀子が僕の背中の上に乗ってきて、
「何これ?ぼろぼろの服着てるし~、鉢巻してる~。こんな日本人何処にいるのよ~。」
お前は一度格闘ファンに殴られて来い。このキャラクターを慕ってる人がどれほどいるか・・・。
そうこうしている内にゲームが始まった。
場所はお風呂屋の中だ・・・。
よし、先制攻撃だぁ。まずは王道のジャンプをして・・・
「えい!」
「なぁ!」
僕がジャンプしようとキャラクターが地面を飛んだ瞬間にインドの人の強蹴りを食らう。
み、見切られた!?・・・ぐ、偶然に違いない。
僕は、そう心を落ち着かせ、キャラクターが起き上がると、必殺技の気を放つ。
「これで近づくことはできないだろう!」
「えい!」
インドの人は、必殺技の気の塊をスライディングで避ける。
「おかえしだよ!」
「・・・・・。」
インドの人が火を噴いてきて、僕はそれを避けれずに燃えてます・・・。
「リアルに燃えてる~。燃えると痩せるんだぁ~。」
そして、僕は起き上がり昇竜○を使用したら、キャラクターが落ちてくるのを待たれて追撃を受ける。
ど、どんだけ読まれてるんだ・・・。
エアから『心読んじゃいます』かけてんじゃないだろうなぁ・・・・
綾ちゃんを見るが、眼鏡をかけている様子もない。その時、目が会い、にこっと笑われる。
な、なんですか・・・心撃たれてしまうじゃないですか。
こうなったら!あれを出すしか!
「いけーいけー!」
背中に乗ってる真紀子は胸を押し付けながら、背中を擦ってくるので・・・
背中に意識が集中してしまいます・・・。
「ああああああああああ・・・ドサドサ」
僕のキャラクターが、無傷のインド人にやられてしましました・・・。
勝負に負けて・・・試合に勝ったんだよな・・・僕。
涙がぽろっと頬を伝って1滴落ちたが、背中には生暖かい感触がぁ。
「フっ、友、出直して来い!!」
「・・・・・・・・・」
アイリスは腰に手を当て、逆手で僕を指差しながらそう言ってきた為、・・・・
僕はリアルファイトをすることに・・・アイリスと。
「ごぶぅぅぅぅぅ~ぅ~ぅ~ ドサドサ」
一撃でした。見えないパンチでHPゲージ全減りです・・・。
意識が飛びそうになりながら、聞こえてきた言葉が・・・
「・・・・・・・・・ゴブリン死す。」
誰がゴブリンですか。
「あ、お兄ぃ~、お父さんがゲーム一ヶ月禁止だって。」
「なんで!?」
「うるさいから。」
「・・・・・。」




