普通
「遅いね・・・」鈴鹿達は校門で待っていた。
「何しているんだろう?」と星羅。
「うわ!?」突然、クラクションが鳴った。
目の前に、黒色のバンがあった。
「すいま・・・あ!」セレナは運転手がセレナだと気付いた。助手席はミルが乗っていた。
「乗って。」とセレナ。
「え?」星羅達はバンのドアを開けた。
「あ!皆!」静も乗っていた。
「静ちゃん、どうだった?」鈴鹿は車内に入りながら聞いた。
「えとね、11歳のコロニーちゃんていう女の子が、生徒会長をやっていたの!」
「え!?どうして!?」
「それは、」
「うるさいから、黙ってくれない?」運転しているセレナは言った。
「すいません・・・」鈴鹿は謝った。
「あと、汚すなよ!手入れしたばっかりだから!」
「所で、この車いくらしたの?」静は聞いた。
「さあ?学校のだし・・・」とミル。
「あの・・・免許書は?」星羅は聞いた。
「・・・持っていないように見える?」とセレナ。
「受講は何歳から?」
「本当に、世間知らずだね・・・16からだけど?」
「そうですか・・・」
「そっちはどうだったの?」
「・・・一応、入部はできたよ。」と鈴鹿。
「そうなん!よかった!」
「マグナムを片手で撃って、手首が骨折したけどね。」と星羅。
「それ、いわないで!」
「折れたん!大丈夫なの!?」と静。
「保健室の先生が直ぐに治療してくれたから大丈夫。まだ、少し痛むけど・・・」手を抑えながら言った。
「フーン。星羅ちゃんは?」
「私は、まだ考え中。」
「そうなんだ。」
「あとね、全然的に当らなかった。」と鈴鹿。
「どういうこと?」
「ライフルやらピストルで撃ってみたんだけど、的にすら当たらなかった・・・」
「そうなんだ。」
「はあ~熊を仕留めたのに・・・なんでだろう?」ため息を吐いた。
「熊ぐらいで・・・」セレナは鼻で笑った。
「セレナは熊と戦ったことがあるの?」鈴鹿は腹が立って言った。
「3匹。」
「え!?3匹も!?」星羅は驚いた。
「マグナムやライフルで仕留めた。まあ、これぐらい私にとって普通だけどね。」
「くっ!」
「ヒグマじゃ無かったけど、一匹刀で仕留めたわ。」ミル。
「凄い!」と静。
「でも、私が仕留めたのは、ベテランのハンターを皆殺しにした、異常なヒグマだったのよ!」
「フーン、面白い作り話ね。」
「本当だって!」
「そんなに人が死んで、異常な熊だったら、どうしてニュースになっていない訳?」
「え!?ニュースになっていないの!?」
「ないから、言っているじゃん!」
「え・・・いや、よく考えたら・・・あれだけの事件があったのに、記者は一人も来ていなかったし、警察もあまり来ていなかったし・・・どうして?」
(熊に人が殺されるのは珍しくないっていう事?)星羅は思った。
「まあいいわ・・・着いた。」
「じゃあね!」ミルは手を振った。
「ありがとう!じゃあ、また明日!」静は去っていくバンに手を振った。
「学校終わったね。」と星羅。
「疲れた・・・」と鈴鹿。
「最低でも、風呂掃除しないと・・・」
「そっか・・・ハア~」ため息を吐いた。
「セロさんは?」と静。
「起きているかな?」星羅達は家に向かった。
セロはいなかった。
「どこ行ったんだろう?」と鈴鹿。
「セロさーん!あ!いた・・・」静はセロがセロが水瓶の中に入っているのを見た。
「ああ、お帰り。」と平然としているセロ。
「何しているの?」
「水風呂に入っている。」
「寒くないの?」
「いや、全く。」
「フーン。」
「静ちゃん、いた?」鈴鹿達も向かってきた。
「うん。風呂位に入っている。」
「風呂?あ、それ、風呂じゃないけど・・・」と鈴鹿。
「そ、そうだったのか・・・」
「まあいいわ、これから本当の風呂と部屋を掃除するから手伝って。」
「いや、俺はこれから仕事で帝央高校に行くから。」
「そっか。」
「さて、上がるか。」堂々と水瓶から出た。
「ちょっと!タオルぐらい巻いてよ!」
「え!?ああ、すまない。」タオルを腰に巻いた。
「もう・・・」




