変態副生徒会長
「広いね。」静達はグランドに来た。
「ここで始めま・・・」ミルは突然話すのを辞めた。
「・・・そこに居るんでしょ?何か用?」ミルは木に向かって言った。
「流石ですね。」木からストレートの黒髪に眼鏡で整った顔立ちで背の高い男子生徒が飛び降りた。
「かっこいい!」と静。
「うわ・・・世界で一番合いたくない奴に会った・・・」と深いため息をするセレナ。
「・・・」ミルはセレナの手を握った。
「お二人が人を連れているなんて珍しいですね・・・その子は?」
「話しかけるな。どっか行け、しっしっ。」とセレナ。
「そう言う訳にもいきませんね・・・一応、私は副生徒会長ですので・・・」
「やっぱり!いかにもエリートていう感じがするしね。」静。
「ああ、申し遅れました。私は副生徒会長のソウ・ゾロと申します。」
「青森静です。よろしく!」笑顔で言った。
「・・・もう三歳ほど若かったら・・・」
「どういうこと?」
「いいえ、なんでもありません。」
「もういいでしょ。さっさと消えろ。一秒でもお前と同じ空気を吸いたくないから!」とセレナ。
「どうしてそんなこと言うの?」静は聞いた。
「こいつは・・・」
「分かりました。そういうことですか・・・」
「なにが?」静は聞いた。
「人気の少ないグランド・・・そして、すぐそばにある鉄棒!私をのけ者にする。つまり!」
「つ、つまり?」
「3Pをする気ですね!」
「・・・は?」
「男である私をのけ者にし、そこにある鉄棒に全裸の静の股を挟み、二人は鞭などで叩くというSMプレイをするという、なんという嫌らしいっ。」
「お前の発想が嫌らしいわ!」セレナはリバルバーでゾロの頭を叩いた。
「・・・」無言で叩かれた頭を抑えた。
「分かった?見た目は賢そうだけど、頭の中はいつもピンク色で生粋のマゾでロリコンよ。」
「うん・・・確かにキモいね。」
「聞き捨てなりませんね・・・」とゾロ。
「?」
「私は、ただの打たれ強い幼女愛好家ですよ。」
「うん、ロリコンだね。」と静。
「もういいね。邪魔だから帰って。お前が居ると汚れるから。」とセレナ。
「やれやれ、幼女なら最高ですが、年増に言われても全く嬉しくありませんね。」
「あ?誰が年増だって!?」リボルバーに手を伸ばした。
「あなた達三人以外に誰が居ますか?」
「あれ?私も?」と静。
「15歳以上は私にとっては全員年増にしか見えませんので。」
「・・・」ミルの右手から突然、鍔が無し刀が光の中から現れ、それをゾロに向けた。※鍔(刀の丸い所)
「私は男性恐怖症だけど、お前ならためらいもなく切れるわ!」
「え!?」静は戸惑った。
「やれやれ・・・幼女には手が出せませんが、年増なら容赦なくやれますね・・・」ポケットに手を突っ込んだ。
「・・・」三人はにらみ合った。
「・・・どっから、刀だしたの?」静は聞いた。
「・・・」
「ねえねえ!これが召喚魔法なの?」
「え?私!?」ミルは戸惑った。
「たく・・・空気読め!!」とセレナ。
「え!?なにが?」
「・・・純粋差は幼女ですね。」とゾロ。
「ハア~まあ、争っても仕方がないし。」セレナはリボルバーをポケットに仕舞った。
「・・・」ミルは刀を一瞬で光の中に消した。
「どこいったの!?」静は聞いた。
「ここ。」背中の服を上げると、外側から見えないように刀が掛かっていた。
「おお!凄い!」
「流石に直にに掛けるわけにはいかねいからね。」
「・・・全盲なのに、刀扱えるの?」
「何が言いたい!?」セレナはリバルバーを静に向けてた。
「大丈夫!悪意は無いから・・・」
「・・・ふん、言葉には気を付けろ!」リボルバーを仕舞った。
「私、何かした!?」と静。
「いいのよ、気にしなくて・・・」
「・・・」
「さっきの質問だけど、音で分かるの。」
「音?」
「うん、昔から耳が良いから、誰がどこに居るかとか、音が来る方向で分かるのよ。」
「え?その補聴器は?」
「聞こえすぎて鼓膜が破れやすいから、一定以上の音が入らないようにしているのよ。」
「どれぐらい?」
「そうね・・・例えば、静ちゃんの後ろに居る、男性の幽霊が『助けて~助けて~』と言う音。」
「怖っ!」後ろを向いた。
「冗談よ、冗談。」
「やっぱり、そうだよね!」笑った。
「そういえば、どうして木の上に?」セレナはゾロに聞いた。
「幼女(静)らしき人影が見えたので、隠れて様子を・・・」
「聞いて損した。」
「静、始めるよ。」
「何を?」
「放射魔法!」
「ああ、それね。ここでやっていいの?」
「いいよ、さっさとやって。」
「うん。」静は広いグランドに向かって両手を出した。
「・・・」静は本の内容を思い出し、文字や形をイメージした。
「放射魔法・・・あの子は?」ゾロは聞いた。
「絶対シールドが使えるから、それ以外の高位の魔法が使えるか検討していること。」とセレナ。
「そういうことですか・・・。」
「ハッ!」静の両手から炎が出て来た。
「あれは・・・!」ゾロは驚いた。
「・・・」1センチほどの炎が出て、前に倒れた。
「しょぼ・・・」セレナたちは倒れている静に向かった。
「大丈夫ですか?」ゾロは静の体を起こした。
「・・・」静は寝ていた。
「ああ・・・記憶力だけはいいけど、こういうのには不向きだね。」とセレナ。
「補助タイプかな?」とミル。
「・・・私の感ですが、魔法自体が不向きに感じますね。」とゾロ。
「どういう事?」
「絶対シールドは、覚えれば誰だって使える魔法・・・まあ、覚えること自体が大変ですけど・・・」
「・・・」
「それ以外の魔法も暗記ですが、普通は暗記することに苦労しますよね。」
「えん、そうだね・・・」とミル。
「しかし、この子は暗記したのにも関わらず、使えない・・・つまり、才能が無いと感じます。」
「魔力不足じゃあ・・・」
「魔力不足にしても、少なすぎる・・・私の感ですが、訓練してもこれ以上は魔力は伸びないと思います。」
「まあ、本来はシールドが目的だから、それ以外の魔法は使えなくてもどっちでもいい。」とセレナ。
「そうですね。それだけでも非常に大きいですし。」
「さて、こいつを起こして、送るか・・・」




