ロリ生徒会長
「何処に向かっているの?」静は歩きながら聞いた。
「着いたら分かる。」とセレナ。
「ミルちゃんも居るの?」
「居るよ。」
「何処に住んでいるの?」
「・・・」(無視)
「どんな魔法が使えるの?」
「・・・」
「どうして何も答えてくれないの?」
「・・・」歩く速度を上げた。
「聞こえてる?」
「・・・」更に速く上げた。
「もしもし!聞こえていますか!?」耳元で言った。
「ああもう!さっきからうるさい!」
「どうして?」
「普通、答えなかったら話しかけないだろ!」
「?」
「もういい・・・着いた。」生徒会と書かれたドアを開けた。
「連れて来た。」
「?」静の目に机の上で顔を伏せている長髪の制服姿の女の子が映った。
「あの変態は居ない様だな・・・」セレナはつぶやいた。
「?」静は首を傾げた。
「起きろ。」
「・・・」反応なし。
「起きて。」ドアの近くに居たミルは言った。
「・・・」
「たく・・・まだ夕方なのに・・・起きろ!」机を蹴った。
「ハア・・・ゆ鬱。」眠そうに起き上がった。
「え!?」静は驚いた。
起き上がっいたのは、小学生ぐらいの背で童顔で目が死んでいる幼女だった。
「可愛い!何歳!?」静は駆け寄った。
「そういえば、初めてだったね・・・この子は生徒会長のミニ・コロニーちゃん。」ミルが説明した。
「ええ!!?この子が!凄い!」頭を撫でた。
「ちなみに11歳よ。」
「へえ~飛び級?」
「そうだよ。」
「でも、どうして大学とかじゃなくて、高校に?」
「さあ?それは分からない。」
「本題に入るけど、いい?」セレナは聞いた。
「だから、いいって。セレナ達に任せるって・・・」コロニーは目をこすりながら言った。
「じゃあ、異論はないっていう事でいいよね。」
「いい。」
「何の話?」静は聞いた。
「金に困っているんでしょ?」セレナは言った。
「え!どうしてそれを!?」
「お金無いって、自分で言ってたじゃん・・・」
「そうだったけ?」
「たく・・・簡単に言うと、今日からあんたは、ここで働くこと。」
「どういう事?」
「今日は無いけど、実際に働いたら分かる。」
「給料は?」
「働き次第、まあ絶対障壁が使えるから、半分期待しておけ。」
「分かった。」
「以上、明日また来て。来なかったら射的の的になってもらおうか。」
「射的・・・」静は頭にリンゴ乗せて弓で撃つところを想像した。
「いいよ!」なんとなく、やってみたくなった。
「いいのかよ・・・」
「所で静の二人の友達はどうなの?」コロニーは聞いた。
「世間知らずで、平凡な感じ。」(全く考えていなかった・・・まあ、使えるのはこいつだけだろ。)セレナは答えた。
「障壁以外の魔法は?」コロノーは聞いた。
「う~ん・・・分かんない。」と静。
「これ見て。」引き出しの中から、赤い本を取り出した。
最初のページを開くと、複雑な魔法陣が書かれてあった。
「あ!障壁と同じ・・・」脳に文字や絵などが入ってきた。
数分後・・・。
「覚えた!」
「凄い!」とミル。
「炎魔法だよね?」
「うん、放射の魔法。」
「やっぱり、所で皆は使えないの?」
「タイプが違うから無理。」とセレナ。
「タイプ?」
「向き不向きがある事。」
「フーン。」
「外に出てやってやってみて。」とコロニー。
「どうして?」
「どうしてって、学校を燃やしたいの?」
「そうじゃなくて、どうして、こんな魔法が必要なの?」
「?人を焼くため。」とセレナ。
「え!?焼き殺すの!?」
「そうだけど、高等魔法資格に合格してもらうためよ。」とコロニー。
「何それ?」
「魔力のみを使った高難易度の試験。100人に一人受かるか受からないかのレベル。そんな試験に受かったら、ここの知名度が上がるから。」
「要するに、偏差値の低い高校が東大受かるようなもの?」
「そういうこと。」
「でも、人を殺す資格なんでしょ?」
「え?いや・・・軍に限らず、魔力注入師や魔法創芸師や・・・まあ。持っていて損することは何一つないわ。」
「そうなんだ。」
「要するに、静が試験に受かる素質があるか、今からテストする事。」
「珍しくやる気になっているね。」とセレナ。
「はあ?めんどくさい。でも、少しでも校長に恩を売ることが出来るから・・・」
「前から思っていたけど、あんたとモック校長とどんな関係?」
「セレナには関係ない。」
「フン、まいいわ・・・あんたが居なかったら、今の帝央高校は無いし。」
「・・・」
「どういう事?話が全然見えないし、会話が小学生のレベルじゃない・・・」と静。
「さて、外に出ましょ。」とコロニー。
「うん!」
「行ってらしゃい。」
「コロ二―ちゃんは行かないの?」
「え?セレナたちが居るから・・・」
「ええ!一緒に行こうよ!」
「絶対に嫌だ。日が出ている時間帯に出たくない。ただでさえ、この時間に起きている事さえ、ゆ鬱なのに・・・」
「言い忘れていたけど、こいつ引きこもりだから。」とセレナ。
「引きこもり!?」
「そうだよ。めったに生徒会室から出ることが無く、一日の7割睡眠に使っているからね。」とミル。
「・・・授業は?」
「出なくても、テストに支障が全くないから。」
「相変わらず、憎たらしい発言。」とセレナ。
「・・・色々、変わっているね。」
「お前に言われたくない。」
「速く行ってきて。報告は明日でいいから。じゃあ。」コロニーは立ち上がり、奥のドアに入って行った。
「・・・睡眠タイム?」
「うん、起こしたら怖いから入らないようにね。」とミル。
「・・・自由だね。」
「生徒会長の特権と言うべきか・・・」とセレナ。




