高位魔法
「こんにちわ!」静は挨拶をした。
「こんにちわ。」両目を閉じている少女が返した。
「ここの生徒?」セレナは聞いた。
「・・・」星羅は首を振った。
「そう。」
(何でだろう?この人と話すと凄い馬鹿にされている感じがする・・・)星羅は思った。
「自己紹介がまだだったね。エミリー・ミルよ。よろしくね。」笑顔で言った。
「私は、」静も自己紹介をしようとした。
「いいよ、どうせこれっきり関わることないと思うから。」とセレナ。
「まあまあ、一期一会て大切だよ。セレナちゃん。」
「分かったよ、聞いてやるよ。」
「・・・」
星羅達も自己紹介をした。
「私はロン・セレナ。2年生。」
「ずっと目を瞑っているのは何で?」静は聞いた。
(やっぱり聞いた・・)鈴鹿は思った。
一瞬、セレナに睨まれた。
「とある事件で両目失明したの、怒らなくていいよセレナちゃん。」
「すいません、静は昔からこうなので・・・」と鈴鹿。
「耳も悪いの?」
「空気が読めないの?」とセレナ。
「空気?昔からよく言われているけど、空気を読めってどい言う意味?」
「感情や表情の事。分からないの?」
「もういいよ。気にしてないから。」とミル。
「すいません・・・」と鈴鹿。
「セレナちゃんは何部?」と静。
「何であんたがちゃんずけしているの!?」
「駄目?」
「駄目だ!虫唾が走る・・・」
「ええ!どうして!?ミルちゃんはいいのに!」
「何でもよ!」いらいらしながら言った。
「何でそんなに怒っているの?」
「あんたのせいよ!!」
「まあまあ。」ミルはセレナを宥めた。
「そ、それで部活は?」と星羅。
「・・・一応、射撃部よ。」
「射撃部!?銃を撃つ!?」
「そうだけど、何驚いてるの?」
(そっか、ここは日本であって日本じゃなかった・・・)
「着いた。」セレナはドアを開けた。
「わあ・・・普通。」と静。
中は本が多く置かれていて、図書委員の女性が受付でほんを読んでいた。
「所で、どうして図書室に?」ミルは聞いてきた。
「転送魔法について調べたいんだけど・・・」鈴鹿は答えた。
「不可能魔法と言われてる転送魔法?」
「不可能?」
「転送には成功するけど、手足の一部分が少しづつ転送してバラバラで発見されるから、不可能魔法と言われているの。」
「怖わ!」
「だから、その本に関する事はここにないと思うよ。」
「そうなんだ・・・」肩を落とした。
「でも、小さい物だったら安全に転送できるけどね。」
「何この本!?」静はタイトルに絶対シールドと書かれた本を持ってきた。
「かなり高難易度の魔導書よ。」とセレナ。
「へえ~」本を開いた瞬間、
「うわ!頭の中に文字が入ってくる!」文字が脳の中に入ってくる感覚がした。
「まあ、それが覚えられたら使えるけど、普通の人は不可能よ。」
「・・・覚えた!」
「まさか。」
「カブリベーロチックアンダ・・・」早口でつぶやき始めた。
「何?電波さんがブックオフでぶつぶつ言っている危ない感覚は?」と星羅。
言い終わった瞬間、薄い膜が静を覆った。
「出来た!!?」セレナは驚いた。
「凄い眠くなってきた・・・」静は座り込んだ。
「凄い!先生でも警察官でもできないのに!」ミルも驚いた。
「何が起きたの!?」と星羅。
「高位の魔術師でも習得が難しいと言われてる魔法よ!」
「・・・」セレナは横になって眠っている静を見ると、突然、撃鉄を親指で引きながらリバルバーを出した。
「え!?ちょっ!」鈴鹿は止める暇も無かった。
乾いた音が響いた。
「本物だ・・・」銃弾はシールドに当たって転がっていた。
「・・・」口を開けて呆然とした。
「今撃ったの誰!?」図書委員が駆けつけた。
「はあ!し、死んで・・・」息をのんだ。
「いなよ、ほら、」セレナは静の襟を掴んだ。
「ん・・・?」眠そうに言った。
「まったく・・・次、発砲したら出入り禁止よ!」去った。
「はい、はい。」めんどくさそうに返事した。
「・・・」
「何をそんなに驚いてる?」
「な、なにをするの!?」鈴鹿は怒鳴った。
「魔法が効いているか試しただけよ。」
「試すって!効いてなかったらどうするの!?」
「うるさいな!撃ったのは足の方だから!」
「足に当たったらどうするつもりだったの!?」
「弾を出して、魔法を掛ければすぐに回復する!」
「回復って、ええ!そうなの!?」
「そうよ、たく、そんなことも事も知らないでよくこの都市に住もうと思ったね!」
「そ、そうなんだ・・・」
「つまり、あんた達は武器を持っていない事だね。」
「そ、そうだけど・・・銃刀法違反とかないの?」と星羅。
「はあ、銃刀法違反?」呆れた感じで言った。
「無いの?」
「市販で売られている銃が何で銃刀法違反になるのよ。」
「市販で売られているの!?」鈴鹿は驚いた。
「あたりまえでしょ!自分の身は自分で守るのが普通よ!」
「え!?警察は!?」
「ほんとに世間知らずだね。警察が来るのを待っていたら、手遅れでしょ。」
「わ、私も買えるの!?」目を輝かせた。
「犯罪者以外なら誰でも。」
「そうなんだ・・・」肩を落とした。
「・・・」
「所で銃の種類は?」
「ニューブナンブM60だけど?」
(私の知っている日本は何処に行ったんだろう?)星羅は思った。
「まあ、静の力は本物の様ね・・・」
「どうして・・・眠いの?ムニャムニャ。」と静。
「これだけ高度な魔法を使えば普通は眠くなるよ。」とミル。
「分けてやるよ。」セレナは静に触れた。
「ううん・・・」ゆっくり起き上がった。
「何をしたの?」
「魔法力を分けてあげただけだけど?」
「・・・と、所でどんな魔法が使えるの?」
「はあ?普通の魔法よ。」
「魔法の使い方がよく分からないの。」目が覚めた静。
「・・・高度な魔法が使えるのに、よく分からないって・・・教師に聞け。」
「うん、分かった。」
「何でこんなに高度な魔法が使える?」
「さあ?」
「記憶力は昔から凄いから・・・」と鈴鹿。
「まあ、とにかくこのことは他人には言わない方がいい。」
「どうして?」
「なんでも。」
「?」
「・・・ちなみに、魔法は詠唱はする必要はないから。」
「所で、私が唱えた魔法は何なの?」
「シールド魔法は誰でも使えるけど、銃弾一発にも耐えられないのが普通。でも、絶対シールドは多分銃弾10発ぐらい耐えられる魔法よ。」
「そうなんだ・・・」
「そろそろ、セロさんの所に戻らないと。」星羅は言った。
「・・・親ではなんだ。」とセレナ。
「ま、間違えた。父の所・・・」
「あと、三人はどういう関係?」
「え?」
「苗字も全員バラバラだし・・・」
「は!?」三人は口を開いた。
「まあ、いいわ。触れないで置いてあげる。」
「・・・」
「ここに入学しいんでしょ?」
「うん、でもお金が・・・」と鈴鹿。
「明日の三時ごろ、ここに来て。」
「え?私?」と静。
「そう、一人で来い。」
「どうして?」
「とにかく来い。」
「もしかして、入学!?」
「さあ?どうだろうね。」
「私たちは?」鈴鹿は聞いた。
「一人で来いて言ったのが聞こえなかったかしら?」
「駄目?」
「速く行ったら?父が待っているんでしょ?」
「う、うん。じゃあね・・・」星羅達は図書室から出た。




