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異常者達の異世界生活  作者: ナレオトコ
12/24

後からくる悲劇

「・・・ねえねえ!何あれ!?」鈴鹿は怯えながら、星羅の方を叩いた。

「何?」

「あれ!」薄暗い台所を指さした。

「・・・あ!」二つの緑色の光が見えた。

「目だけだ光ってたんだ・・・」

「・・・猫さんだ!」静は叫んだ。

「いや、プロデターだわ!」

「あっそ。」と星羅。

「猫てあんな風に光るんだ・・・怖。」

「おいで、猫ちゃん!」静は背を低くして、近づいた。

「ミヤ~」猫はゆっくり近づいてきた。

「よしよし。可愛いね。」静は黒猫を抱き上げ、撫でた。

「野良猫でも懐くんだ・・・」星羅も触った。

「人馴れしてるからじゃないん?」と鈴鹿。

「こんな人気のない山奥で?」

「それもそうだね・・・」

「明日の食料が見つかってよかったな。」とセロ。

「え?」

「明日の朝食じゃないのか?」

「こんな可愛い子食べるの!?」

「違うのか!?」

「猫肉・・・うえ・・・」鈴鹿は想像して気分が悪くなった。

「サバイバルでよく食してたから・・・」

「最低!こんな可愛い子食べちゃうんなんて!絶対に触らせない!」

「え!?食べないのか!?」

「普通、食べないよ・・・」と星羅。

「そうだったのか・・・」

「もお、セロさんは食い意地が張っているんだから・・・」

「そういう問題じゃ・・・」と星羅。

「みゃ~」猫は静の腕から抜けて、どこかに走って消えた。

「ばいばい!猫ちゃん!」

この行動が、後に悲惨な目に合うきっかけとなる事は誰も知る由が無かった・・・。

「トイレは向こうだ。」セロは薄暗い廊下を指さした。

「怖わ!ホラー映画か!?」鈴鹿は叫んだ。

「俺は戻っておくから。」

「明かり一つしかないのに?」

「そうだった・・・」

トイレの前まで来た。

「こういうタイプのトイレか・・・」落下式のトイレを見て鈴鹿はため息をした。

「初めて見た・・・」静は興味しんしんに穴の中を覗いた。

「どれぐらい深いんだろう・・・ブラジルの人いますか!」静は穴に向かって叫んだ。

「居たら怖いわ!」と鈴鹿。

「冗談、冗談!」静は笑った。

「ランタン貸して、すぐ済ませるから。」

「分かった。」セロは渡した。

ドアを閉めた。

(鍵掛けれないし・・・真っ暗・・・トイレの下どうなっているんだろう?)下着を脱いだ。

(はあ~出来れば、水洗式トイレがよかったな・・・こういうトイレは、穴から手が出てきたりすることを考えると怖いんだよな・・・)しゃがんだ。

「ハア~スッキり!?」突然、違和感を感じた。


「中庭どうなっているんだろう?」と静。

「草伸びすぎ・・・」と鈴鹿。

「うう!」セロはランタンを持ったまま、両手を上げて背伸びをした。

静は突然、目を瞑って、両手で頭を覆った。

「どうしたのか?」

「・・・なんでもないよ!」笑顔で言った。

「・・・いつもと違う笑顔だ・・・」

「え・・・」

「ぎゃぁぁぁぁ!!」トイレから悲鳴が聞こえた。

「大丈夫か!?」セロはドアを開けようとした。

「!?」開きかけた瞬間、星羅はドアを勢いよく押し戻した。

「セーフ・・・わざと?」

「違う!わざとではない!」必死に否定するセロ。

「あっそ・・・変態。」

「違うのに・・・」

「どうしちゃたの?穴に落ちちゃったの?」静は聞いた。

暗い顔をした鈴鹿はドアを開いた。

「何があったんだ?」セロは聞いた。

「ハエが・・・肛門に・・・」

「ああ・・・穴から虫が出て来たのね。」と星羅。

「それぐらいなら大丈夫だ。俺も外で大便した時、肛門付近を毒蛇に噛まれたことがあるからな。」

「そ、それはご愁傷様で・・・」と鈴鹿。

「それからどうしたの?」と静。

「友人は大喜びして吸い出したな・・・思い出したくない。」身震いをした。

「そっち系だったんだね。」

「まあな・・・」

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