サッドエンド
気を失ったガリにトドメを刺すべく、キツネは剣の切っ先を向けた。
すると、盾の影に隠れていた何かが目に入った。
「……くそったれ」
それは爆弾であった。
援軍が期待できないと踏んだガリは気を失う直前に爆弾を取り出していたのだ。
ドオオオオオオオオン……
爆風がガリとキツネを飲み込んだ。
こうして、魔族の襲撃は収束した。
後日、魔族が侵入したと思われる穴が発見された。
教師たちは、生徒と魔族が何らかの連絡を取り合い、連携して今回の騒動を起こしたと考えた。
騒動の際、手から武器を出していた生徒も目撃され、調べによってそれが三日月狩であることも分かった。
「人の皮を被った獣」
「冷酷な殺人鬼」
そう言って、教師たちはガリのことを罵った。
あれから数日後、佐藤サヤカはかつてガリと一緒に帰った道を歩いていた。
そして、ガリとの会話を思い出していた。
もし、自分に力があったら、同じことをしている。
そう言っていた。
(教師たちには理解出来ないかも知れない。 私たちの劣等感や、日々溜め込んでいるストレスがどれほど大きいか)
(私たちはたまにそれを爆発させてしまう。 誰かに理解してもらいたくて。 でもそんなことをしたら余計非難されてしまう)
(三日月君はそんな大人や教師たちに見切りをつけたのかも知れない…… 理解してもらえないならもういいと)
それでも、何かを見つけるべきだった。
自分が魔法学を好きになったように……
終わり
終わりました。
読んでくれた方がいたらありがとうございます!
こういう終わり方は良くない気もしますが、感想とかあれば待ってます。




