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サンプル・ヒーロー  作者: ヨモギノコ
第2章 マリブサーフ列島国編
507/508

275,コラル・リーフの過去 3ページ目


 ふとあの公民館での会議を思い出す。

あの時異世界の存在を信じてなかった俺達の世界側の人間は非現実的で衝撃的な事実に大分混乱して、結構グダグダして無駄に時間を消費したし必要以上に疲れてしまった。

自分の心情とルグ達の雰囲気的に何となくだけどこのままコラル・リーフ達の過去を聞いたらあの時の二の舞になりそう気がする。

それを回避するには・・・


「想像していたよりもコラル・リーフの世界が色々ゴッチャみたいなので、まずコラル・リーフの過去に・・・

いえ、元の世界で深く関って来た人達を教えてください」

「コラル様の世界の人達?」

「はい。

全員じゃなくてもパッと思いつく位話に深く関ってくる人達だけは大雑把でいいので先に教えて貰えると助かります。

ある程度覚悟も持てますし、このままじゃ知り合いの異世界の同一人物が出てくる度に話を止める事になって無駄に時間を食う事になりそうですから」

「なるほど。そう言う事なら、まず・・・」


そう言って聞いたコラル・リーフが元の世界で深く関った人達。

それを聞いてまず1つ。


コラル・リーフがコロナさんの親戚の異世界の同一人物じゃなく、ほぼ間違いなく『コロナさんの異世界の同一人物』だと言う事が確定した。


確かに名前も種族も両親も違う。

でもコラル・リーフは無事バルログとして生まれていたら『コロネーション』って名前になっていたし、『ネイ』って言う偽名でその世界の『青の勇者』一行に潜入していた。

何よりの極めつけはその世界の当時のチボリ国王の弟の『ジャン・ルーキュ・リリーチェ』、つまりジンさんの異世界の同一人物に心底惚れられていたと言う事。

勿論、軽くしか伝わって無いと言うジャン・ルーキュ・リリーチェの話を聞いただけでチャドさんを抜かした全員が満場一致でジンさんの異世界の同一人物と認めたんだから、俺と四郎さんの様な関係じゃないのは間違いない。


ただ、今まで知った情報を合わせてここまで同一人物の可能性が高い話が残っていると言うのに、唯一とうのコロナさんが認めてないんだよ。


「生まれた世代や種族が違っても同じ魂を持ってる奴ならこんな面倒くさい仕掛けなんか作る訳無いだろう!

そもそも作れる訳がない!!」


と頑なに同姓同名になる筈だった別人だと譲らないんだ。

けどそのウォルノワ・レコードや仕掛け、罠の数々。

それらは実際、コラル・リーフじゃなくてコラル・リーフと一緒にこの世界に『召喚』されたアイシローが設計した物らしい。

アイシローが全部アイデア出して設計して、コラル・リーフがアイシローの指示のもと正確に組み立てた。


だからコロナさんの『作る訳がない』、『作れる訳がない』って反論は意味をなさないんだ。


そう言ってもコロナさん本人が周りを燃やし尽くす勢いで頑なに認めようとしないから、そこ等辺配慮して表面上はほぼ確定。

まぁ、コロナさんに言わないだけで俺達は今後コロナさんの異世界の同一人物って前提でコラル・リーフの事話していくけどな。


さて。

そんな情報の元になったキルシェ・ジャマーとジャン・ルーキュ・リリーチェ、そしてアイシローを抜かした元の世界でコラル・リーフに深く関った人達。

まずは緑の勇者一行について仲間になった順に簡単に纏めよう。



最初はリーダーの『緑の勇者』こと聖女キビの異世界の同一人物である『佐藤 貴美』。

中学生の頃サンプルの1人としてこの世界に『召喚』された聖女キビと違い、最初から勇者の1人として高校生の時に『召喚』されたらしい。



次に副リーダーの『ケット・シーのアサシン』ことスティンガー・ブラウン。

アンジュ大陸に居た頃罪を犯し、刑罰で危険な勇者の噂の調査任務に強制従事する事になった。

その仕事の一環で正体を隠し緑の勇者一行に。



次は『王族の悪魔』、ランド・ティアレ。

バルログの戦士と一緒に時期国王としての勉強の為に父親と一緒にヒヅル国のワープ系の研究所に訪れてローズ国に飛ばされた。

その時の年齢は17歳だったらしい。



ヒヅル国のワープ系の研究所の事件でユマさんだけじゃなくコロナさんも一緒に来たと言えば良いのかな?

その王族の悪魔と一緒にローズ国に飛んでしまったのが王族の悪魔と同い年の『バルログの戦士』ことコアントロー・コープスリヴァイブ。

コロナさんのお父さんの異世界の同一人物だ。



5人目、『ヒツジ飼いのバイオリニスト』のルディさんの異世界の同一人物。

単純な異世界の同一人物なのか、それとも俺と四郎さんの様な関係なのか。

それは分からなかったけどコラル・リーフの世界は『ピコーニャ・トリニダード』じゃなくて『ピコーニャ・ジャック・ローズ』が存在する世界だった様で、その結果緩衝材となる人が居なくてルディさんとルディさんのお父さんの関係が物凄く悪化。

緑の勇者達が依頼で来たのを切っ掛けにヒツジ達もサマースノー村も全部捨てて緑の勇者一行と一緒に村を出て行ってしまったそうだ。



6人目は20歳前後位の頃のウィンさんの異世界の同一人物である『カラドリウスの医者』。

幼い頃お腹の中に居た子供共々ローズ国の貴族に連れ去れ行方不明になった姉弟子と兄弟子を探す為に正体を隠して緑の勇者一行に加わった。



7人目、『悪魔の考古学者』ことジェイクスと言う男性。

他に該当する歴史上の人物もいないから恐らくジェイクさんの異世界の同一人物。

他の人達と違い苗字が伝わって無い上に恐らくとしか言えないのは、悪魔の考古学者がマシロよりも重症な記憶喪失だったから。

唯一緑の勇者達と出会った最初から覚えてたのは自分のモノらしい『ジェイクス』と言う名前だけだったらしい。



そして最後、『ドワーフの鍛冶師』。

この世界だと1000年前に実在した伝説の鍛冶師のイクス・ゼットって人の異世界の同一人物らしい。



以上8人が緑の勇者一行こと『レジスタンス』の幹部達だ。

黒幕達に不利になる様に物事が進んで来たからか、逆転されたと言える様な大事件が起きて緑の勇者一行が結成させるまでコラル・リーフの世界では『レジスタンス』やそれに類似する組織が存在しなかったらしい。

そんなコラル・リーフ含めた逆転事件の生き残り達が所属する『レジスタンス』と敵対していたのがナト達と同じく黒幕達に良い様に利用されていた他の色の勇者達。


あ、いや、『青の勇者』は違ったみたいだけど。


兎に角、ジャックター国に帰るユマさんを見送ってたあの時、もう少し早く兵士達が現れたと言えばいいんだろうか。

ある日自分達の思い通りに動かない緑の勇者に見切りをつけたコラル・リーフの世界の黒幕達は、その時出会ってなかった悪魔の考古学者とドワーフの鍛冶師を抜かした緑の勇者一行6人と入れ替えて他の色の勇者達を『召喚』した。



その後から『召喚』された勇者達個人々の事は1人を抜かして詳しく伝わってない。

その唯一の人物はコラル・リーフが一時的に潜入していた『青の勇者』。

後から『召喚』された勇者達の中で唯一黒幕達に不都合だからと隠されたコラル・リーフの世界の真実に気づき、ヒッソリとだけど黒幕達を裏切っていた俺達の異世界の同一人物だ。

コラル・リーフの世界では『青の勇者』としてナトじゃなく中学生の『佐藤 四郎』が『召喚』されていたらしい。



後教えて貰ったコラル・リーフと深く関る人物は・・・

あぁ、そうだ。

『クグツの半人魚』が魔女の異世界の同一人物だった。

後、おっさんの異世界の同一人物も敵側方面で深く関わってる。


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