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十一話、情報

〔サーストン家〕


アリシアがアレスの部屋で父がやって来るのを待っている。


記憶から情報を取り出す魔法の結果が今日出るのだ。


「あまり良い魔法とは言えないのよね」


アリシアは人から記憶を取り出す魔法を使う事をあまり良くは思っていない。


「でもアリシアちゃん、これは必要な事よ、こうでもしないと闇鴉のアジトがどこにあるのか分からないもの」


「分かってるわ」


しかし闇鴉が起こす犯罪を止めるためにこれは仕方ない事だと思わないといけないのも理解していた。


「ふふっ賢い子ね、私ももちろん良い魔法ではないと思ってるのは同じ気持ちよ」


テレシアは娘に同じ気持ちであると伝える。


「うん」


アリシアは母の言葉に頷くそれと同時にドアが開き父がやって来た。


「情報が分かったぞ、判明したのは三つのアジトだ、一つはキルクス山脈にあるアジト、二つ目はメダオの街にあるアジト、三つ目はノンガの村にあるアジトだ」


「どこも治安が良くない街ですね」


チェルシーが言う通りその二つの街と村はこの王国の中でも治安の悪い街や村だ。


他の怪しい組織も同じ街や村に潜んでいるとの情報がある。


「うむ、とりあえずだが、アリシアとチェルシーでギルドに報告しに行ってくれ、俺は王城に行って来る」


「分かったわ」


「了解です」


アリシアとチェルシーは一緒に転移して王都に向かう。


「ニャルカ、俺の護衛をしてくれ」


「了解にゃ」


「家は任せて?あなた」


「うむ、頼んだぞ」


アレスも転移して王城に向かう。




〔グランセイス冒険者ギルド〕


アリシアとチェルシーがやって来るとすぐさまギルドマスターの部屋に通してくれた。


「おうアリシアの嬢ちゃん、情報が分かったんだな?」


「ええ、闇鴉のアジトはキルクス山脈とメダオの街とノンガの村にあるみたいだわ」


「山はともかくどっちも治安の悪い場所だなぁ」


「他の闇ギルドもあるって噂の街と村よね」


「おう、冒険者達にも出来るだけ近付くなって言ってる場所だ」


そう言う場所だからこそ闇ギルドが集まるのだろう。


「とりあえず、ギルドがどこを攻めて欲しいからお父様から連絡があると思うからそれを待ってて?」


「分かった、それまでは動かんと約束しよう」


こう言う時は歩調を揃えるべきだとアグリックは理解している。


だからこそ勝手に動く事はない。


「それじゃ私はこれで帰るわ、ごきげんよう」


「またな」


アグリックはニカッと笑い手を振って来た。


アリシアも手を振り返し今度はセレティアの元に向かう。




〔王都聖教会〕


ここも顔パスで奥に入れるアリシア。


いつの間にか顔が広くなって来ている。


「おはようございます、アリシア様、闇鴉の事ですよね?」


「ええ、情報が分かったわ」


アリシアは先程父から聞いた三つの地点を彼女に話す。


「まぁ…なんと治安の悪い…」


みんな同じ反応である。


「そう言う人が集まる場所よねぇ…」


「ですねぇ…」


セレティアは衛生状態も良くなく病気が蔓延していると聞くので聖女の責務としては救いを与えたいが。


聖教会の使者が向かうと殺されたり追い出されたりした過去があるため教皇から近付くなと言われている場所であるためどうしようもない。


「教皇様に近付くなと言われている場所ですが、闇ギルド退治のために向かうと伝えたら許可が出ると思いますので今から伝えに行って来ます、ですので申し訳ございませんが今日はこれで」


行くなと言われている場所なので許可を取る必要があるのである。


「分かったわ、これで帰るわね」


「はい、それでは」


セレティアは最近癖になっているようでアリシアを一度抱きしめてから部屋から出て行く。


「…」


アリシアはぐぬぬとまたなってからチェルシーと共に転移する。




〔サーストン家〕


屋敷に帰って来るとテレシアが出迎えてくれた。


「お帰りなさいアリシアちゃん」


「ただいまお母様」


アリシアは出迎えてくれた母に微笑む。


「戻ったぞ」


アレスも帰って来た。


「早速で悪いがこれからの話だが、明日に王都の騎士団が担当したいアジトを伝えて来るから動くのは明日だ、準備していてくれ」


「了解よ、あっ、お父様明日ギルドへの連絡お願いね?」


「分かった」


ギルドマスターとの約束を伝えたアリシアは部屋を出ると自室に入る。


「明日のためにも体を休めておきましょう」


「はい疲れている状態では全力を発揮出来ませんしね」


アリシアとチェルシーは明日のためにも早めに寝て疲れを取る。





翌日目を覚ますとアリシアは着替えてから元から家にいるニャルカと転移してやって来たセレティアと共に父の元に向かう。


「王都はキルクス山脈を担当すると伝えて来た、ギルドにはノンガの村を担当して貰う、我々はメダオの街に向かうぞ」


「ええ」


既にアレスはギルドにノンガの村に向かってくれと伝えている。


闇鴉に逃げられないように三つのアジトに攻め込む時間も既に決められていた。


「時間が決まっているからな、早速向かうぞ」


「ええ」


「分かりました」


アリシア達は同時攻撃を行うためにメダオの街に向けて兵を連れて転移する。


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