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七話、銭湯!

〔アミクム村温泉〕


アミクム村の温泉にアリシア達はやって来ていた。


「へぇ…」


アリシアは見て理解するこれ作ったの日本人だ…と。


「お嬢様?どうかされました?」


チェルシーはアリシアの様子を見て話しかける。


「どう見てもねー、ここ作ったの私の前世の世界の人なのよ」


思いっきり日本の建築様式で作られた和な建物だからだ。


いわゆる銭湯スタイルの建物である。


「なるほど、お嬢様の前世の世界の建物はこんな感じだったのですね」


「ええ」


アリシアは懐かしいなと思いつつ中に入る。


「あーはい!どう見ても銭湯ね!」


中はやはり日本人が設計した建物であった男湯と女湯に分かれており中央に番台もある。


「四人分で」


アリシアは前世外でお風呂に入りたくなった時にこういう銭湯に行っていたため慣れた様子でお金を払う。


「おやあんた、ここに初めて来た人は払い方が分からなくて戸惑うんだけど出来るって事はご先祖様と同じ世界から転生して来た子かい?」


店員の老婆が迷わずお金を払うアリシアを見てアリシアの正体に気付いた。


「ええそうよ、懐かしいものが見れたわ」


「そうかいそうかい、それは良かった」


老婆はアリシアの言葉を聞いて嬉しそうな顔を見せる。


彼女の祖先はこう言っていたのだ自分のような転生者が前世を懐かしむためにもこのままの姿でずっと経営してくれと。


その言葉を守り続けた結果アリシアと言う転生者が現れてくれたためとても嬉しい。


「ほら三人とも?こっちよ?」


「はい!アリシア様!」


「楽しみにゃー!」


四人は楽しそうな様子で脱衣所に入って行く。



脱衣所に入ると着替えを入れる籠が大量に棚に設置されていた。


「これどうするんですか?」


セレティアがその様子を見て首を傾げる。


「籠に服を入れるのよ、あとあそこを見て?タオルや体を洗うための石鹸やシャンプーがあるから自分の分は持って行きなさい」


ちなみにシャンプーや石鹸や体を洗うためのスポンジも地球からやって来た転生人が絶対必要だから!と開発した物である。


「分かりました」


セレティアが服を脱ぎ下着を脱ぐ。


アリシアはそれを見てぐぬぬ…となる最近膨らみ始めたとは言え戦力差は歴然だ。


「まぁまぁアリシアのもようやく膨らみ始めたんだから大きくなって行くにゃ」


そう言うニャルカのモノは十三歳と言う歳の割に大きい。


まだまだ平原寄りなアリシアとしてはむむむな存在だ。


「そうですよ、テレシア様もお嬢様と同じくらいの時に膨らみ始めたって言ってましたし」


そして十四歳のチェルシーのモノはニャルカより更に大きい。


「それは分かるけどー!分かるんだけどー!」


アリシアは自分のモノも大きくなる筈なのは分かるが猛烈な敗北感を感じるため頬をぷくー!と膨らませる。


「うふふ、アリシア様、今は私のモノで我慢してください」


セレティアはむむむ!としているアリシアを抱き寄せ抱きしめた。


その大きなモノに顔を埋める事になったアリシアは一発で大人しくなる。


「流石聖女、暴れん坊令嬢を一発で沈めたにゃ…」


「凄いですね…」


「それではー今日は私が髪とお背中を洗いますねー」


大人しくなったアリシアを洗い場に連れて行ったセレティアは椅子に座らせると身体を洗い始めた。


「むっ、私の仕事なのですが…」


「なら私の体洗うにゃ?」


「良いですね、洗ってあげます」


仕事を取られたチェルシーは猫を洗い始める。




浴槽に浸かるアリシア。


なんだかとても艶々しているその理由は聖女の癒しの波動を至近距離で浴びまくったからだ。


「凄かったにゃ…」


ニャルカも艶々になって浴槽にやって来た。


チェルシーの磨き技術は熟練の域に達しており体の隅々まで綺麗になるのである。


「はー、これがお嬢様の前世の世界の風呂なのですね!熱くて効きます!」


チェルシーは熱々のお湯で疲れが取れて行くのを実感した。


「そうねー…良いわねー…」


アリシアはまったりと温泉に浸かる。


「なるほど良いです…」


自分の髪と身体を洗い終えたセレティアも入って来た。


お湯に大きなモノが二つ浮かぶ。


「…」


アリシアはまたむむむとなるがそれを見たセレティアはアレシアを膝の上に座らせる。


「…」


するとアリシアはまた大人しくなった。


「セレティアの手にかかるとすぐ大人しくなるのが面白いにゃ」


「ですねー」


湯船に浸かる周りの女性達も歳上のお姉さん達に可愛がられている一番年下のアリシアの様子を見てほのぼのしている。


「そろそろ湯当たりしてしまいますから出ましょう」


「はい」


アリシア達は湯船から出ると着替えてホールに出る。



「銭湯と言えばお決まり!コーヒー牛乳よ!」


日本人が作った銭湯と言うこともありコーヒー牛乳が常備されている。


わざわざ近くの町の工場で作ってもらってここまで運んできてもらっているのだ。


「これは美味しいですね!」


チェルシーはかなり美味しいので同じ物を仕入れるように屋敷の料理長に打診してみようかと思う。


「でしょー!最高なの!」


コーヒー牛乳を飲み終えたアリシアは銭湯から出ると王都に帰って行くのであった。

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