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五話、ギルドマスター

〔グランセイス冒険者ギルド〕


冒険者ギルドにやって来たアリシア達。


すると職員達がアリシア達を見るなり話し始め一人が奥に急いで向かって行った。


「あら何かありそうね」


「ですね、少し待ってみましょうか」


その様子に気付いていたアリシアとチェルシーは仲間達に少し待とうと言いニャルカとセレティアは頷いた。


「アリシア様ですね?」


数分待つと職員の一人がやって来た。


「ええそうよ、私に何か用かしら?」


アリシアは何か用か?と職員に聞く。


「はい、このナタリア王国ギルド連合のギルドマスターから話があります」


「分かったわ、行きましょう」


アリシアは仲間達と頷き合うと職員に着いて行きギルドマスターの部屋に向かう。


「それでは中へ」


「ええ」


四人はギルドマスターの部屋に入る。


中で椅子に座っていたのは初老の男性であった。


「よう、アリシアの嬢ちゃん」


「お久しぶりね?アグリックさん」


この者はアグリック。


ナタリア王国ギルド連合のギルドマスターである。


アリシアとは十歳の頃にパーティーで会った事があり顔見知りだ。


「何か用かしら?」


「各領地で何やら怪しい動きをしてやがる闇鴉の事だ」


「あぁやっぱりギルドも動いていたのね?」


闇ギルドの討伐は冒険者ギルドは定期的に行っている仕事だそのため闇鴉のような大きな闇ギルドに対しては各領地だけではなく冒険者ギルドも動くのが基本である。


「当たり前だ、冒険者ギルドとしては闇ギルドなんて存在は許しておけねぇからな、それでだ?アリシアの嬢ちゃんよ、サーストン領が闇鴉の頭の中から情報を取り出そうとしてると聞いた、その情報をうちにも提供してくれねぇか?サーストン領としても単体で闇ギルドを相手にするよりはうちの協力があった方が楽が出来るだろう?」


アグリックはサーストン領がこれから確実に得る闇鴉についての情報を自分達にも渡して欲しいとアリシアに交渉を持ちかけて来たのだ。


「良いわよ、戦力が増えればうちの領兵の怪我人が減るもの、でも見返りなしで渡すわけにはいかなくてよ?」


アリシアはアレスに教えられている交渉をする時は見返りを必ず要求しろと。


「嬢ちゃんは確か六等級だったな?なら等級昇格試験を受ける許可を出そう、もちろんお仲間もだ」


現在アリシアとチェルシーが六等級。


ニャルカは五等級。


セレティアは聖教会の所属のためそもそも等級を持っていない。


と言った状態だ。


「聖女様よ?あんたには特別に六等級の試験を受けれるようにしよう、さてこれでどうだ?嬢ちゃん」


「良いわね、それで交渉成立としましょう」


自分とチェルシーだけでなくセレティアに等級をしかもいきなり六等級に試験を受けさせてもらえるのだから破格の見返りだ。


アリシアはこれで交渉成立とする。


「よし決まりだな」


交渉を終えたアリシアとアグリックは握手をする。


「それで?嬢ちゃんよ、今日は依頼を受けに来たんだよな?」


「ええそうよ、何か良い依頼があるのかしら?」


アリシアは瞳をキラン!と光らせ何か良い依頼を回してくれるのか?と期待する。


「おう、闇鴉じゃねーが、他の小規模闇ギルドの討伐依頼がたった今出た所だ、受けるか?」


「もちろん受けるわ!」


闇ギルドの討伐依頼は基本的にかなり報酬が高く争奪戦となる。


何故高額報酬依頼になるのかと言うと違法な薬物の流通などを闇ギルドを討伐する事で防げるためである。


「よし決まりだな、早速向かってくれ」


「ええ」


闇ギルドの討伐依頼をギルドマスターから受けたアリシア達は小規模闇ギルドの討伐に向かう。



アミクム村


アミクム村山間部にある村でありこう言う村にも闇ギルドは潜んでいる事が多い。


村民達もガラの悪い闇ギルドの者達を良く思っていないが闇ギルドに対抗する戦力など村民が持っているはずもないためギルドに討伐依頼を出すのだ。


「初めましてサーストン家のアリシアよ」


アリシアは依頼主である村長の元に挨拶に来ていた。


「来ていただきありがとうございます、まさかサーストン家のご令嬢様がうちの村の依頼を受けてくれるとは」


「ふふっギルドに行ったらマスターから依頼されたのよ、それで?闇ギルドはどこにあるのかしら?」


「村の外れにある赤い屋根の家です、空き家だったのですがそれを良い事に一ヶ月前に占拠しまして…最初は商品を仕入れてどこかに運んでいるだけの様子だったのですが、最近は若い村民に違法薬を売っているようでしてね…後遺症に苦しんでいる者が何人かおります…」


「それで潰して欲しいってわけね?分かったわ」


村長の話を聞いたアリシアは任せなさい!と胸を張った。


「はい…頼みましたぞ!アリシア様」


「ええ」


村長との話を終えたアリシアは背後に控えていたチェルシーと共に家を出て外で待っていたセレティアとニャルカと合流する。


「セレティア、違法薬を使った結果の後遺症に苦しんでる人を治す事って出来て?」


アリシアは出来るのならば違法薬の後遺症問題も解決したいと思いセレティアにこの事を聞いた。


「出来ます、私に任せてください」


聖女の力ならば後遺症の除去も可能なのだ。


「よし、それじゃまずは原因を作った奴等を捕まえに行きましょうか」


「いっくにゃー!」


アリシア達は闇ギルド達が占拠している赤い屋根の家に向かう。


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