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ニャルカの日向ぼっこ
〔サーストン家〕
くぁーとあくびをしながら伸びをする猫耳少女ニャルカは現在サーストン家の屋敷の屋根の上で日向ぼっこをしていた。
「ニャルカー?落ちないでよねー?」
そうしていると下からこれから屋敷の周りを五十周ランニングする予定のアリシアが声をかけて来た。
「分かってるにゃー」
ニャルカはアリシアに手を振り返しそして一応落ちないように屋根の端の側からは離れる。
分かってると言ったのに落ちたら相当なアホであるからだ。
「ふぁぁ…それにしてもいい天気にゃ…」
日向ぼっこが大好きである猫族にとってこの陽気は最高だ。
日中は何時間でも寝れそうである。
暫くしてアリシアが屋根に登って来た。
「ひゃあ…高いわね」
飛んでいる時と着地している時では見え方が違うものだ。
アリシアは屋根の下を見下ろしてプルルと身を震わせる。
「こんな所でよく寝れるわね?」
「まぁ猫族だからにゃ、高いところが大好きなのにゃ」
「本能ってやつ?」
「そうにゃ」
アリシアはニャルカとの話をしてなるほどねと思うと夕飯が出来たら呼ぶと伝え下に降りて行った。
そんなご令嬢を見送ったニャルカは再び眠りにつく。




