封印術の授業
〔サーストン家〕
アリシアの体をエレシアが使いテレシアに封印術を教えていた。
「さてエレシア、アリシアに封印術を教えるためにもあなたから封印術を覚えてもらいますよ」
「はい、ご先祖様」
テレシアは娘の姿をしているのに明確に別人だと分かるのは不思議な感覚だと思う。
「それでは屋敷の外周を兎跳びで跳びながら走って来てください」
エレシアはアリシアなら絶対に見せないクソガキスマイルを見せると外で兎跳びして来いやと言った。
「ふふっアリシアの中から追い出されたいのかしら?」
対するテレシアは氷の笑顔を見せ魔法を発動させようとする。
「ひぇっ!」
今体を使っているのがエレシアと言う時点で戦闘能力はゼロになっている。
そのためエレシアはクソガキスマイルが一瞬で消え萎れた。
「じょ冗談ですよ…それでは授業を始めますね?」
「ふふっ分かってますよ?ご先祖様、後次アリシアの体を使ってお酒を飲もうとしたらその時点で追い出しますからそのつもりで」
「くっ…」
夜アリシアの体を使ってコソコソエレシアは食堂に向かいアレスがコレクションしているお酒を飲もうとするのだ。
その度にテレシアに何故か見つかりキツいお叱りを受けているのだが。
「それでは教えてください」
「…はい」
今のたった数分で言葉でテレシアにボッコボコにされたエレシアは涙目になりつつテレシアに封印術を教え始めるのであった。
「…あはは」
アリシアはそんなエレシアの様子を呆れた表情で精神世界から眺めているのであった。




