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剣聖

〔過去サーストン家〕


500年前。


サーストン家に一人の少女がいた。


その名はアレシア・サーストン世界最強と呼ばれる程の剣の才を持って産まれてきた少女であった。


「ふぅ」


未来の子孫であるアリシアと同じく天才と呼ばれていても努力をする事をやめることはない少女である。


「既に世界最強とまで呼ばれているのにお前は努力をやめないな?」


「だってみんなが言うんだもの、私が強い理由は加護があるからだって」


そうアレシアには加護があった。


それは神から与えられし加護。


剣聖。


その加護がある少女は幼い頃から剣の才に溢れ現在では世界最強とまで呼ばれる剣士となった。


そしてその加護は…


「だからこそなのよ、努力を続けて、私が強くなったのはこの努力のおかげだって証明してやるの、それが出来るまでもそして出来たとしても私が努力を止めることはないわ」


「そうか」


アレシアの父は頑張れと娘の肩を叩くと部屋から出て行った。


父を見送ったアレシアは再び剣を振い始める。




〔現在サーストン家〕


現在アリシアが剣を振るっている。


「…」


アレスはその様子を静かに見守っていた。


(我が家には剣聖の加護を受け世界最強とまで言われたアレシアがいる、この子ももしかすると…)


アレスは考えていた。


アリシアがもしかしたらその加護を受け継いでいるのかもしれないと。


「どうかした?お父様?」


アリシアは自分を見て来る父に向けて首を傾げた。


「アリシア、お前は転生者であるが、何か加護を受けたりしたのか?」


「んー?そう言うことは言ってなかったと思うけれど…」


「そうか」


加護は産まれた時に与えられある日突然発現し飛躍的な能力の向上を果たす。


アレスはアリシアが加護を受け継いでいる可能性がありまだ発現する前なのかもしれないと思う。


それ程にアリシアの剣の才は優れているからだ。


「お父様!試合しましょ!」


剣が大好きである少女は笑顔で試合しようと言って来る。


「ああ、やろうか」


アレスは加護があってもなくてもこの才能溢れる少女を鍛える事が楽しいため。


楽しくアリシアとの試合を始めるのであった。

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