ご先祖様は構ってほしい
〔アリシアの部屋〕
ある日。
アリシアが部屋の中にあるソファに寝転がりゴロゴロしていた。
「お嬢様、はしたないですよ」
チェルシーがその様子を見て注意する。
「良いじゃない、誰も見てないんだし」
「そうですけども…」
『あら?私はいつもあなたを見てますよ?』
チェルシーがどうしたものか?と思っているとアリシアの脳内にエレシアの声がした。
「あー久し振りね、ご先祖様」
『あなた忘れてましたよね…?』
アリシアはそう言えば頭の中にいたなと思いつつ先祖に久し振りと伝える。
対するエレシアはこいつ忘れてたな?と思う。
「ええ」
アリシアはあっけらかんと忘れていた事を素直に認める。
『やっぱり!罰として私に構いなさい!酒を飲ませなさい!』
「チェルシー、ご先祖様がお酒飲みたいって」
「ダメに決まってるじゃないですか!お嬢様の身体のことも考えてください!追い出す方法探しますよ!?」
アリシアがせんぞーさけのみたいってーと伝えるとチェルシーがキレた。
ご令嬢の事を大切に思ってるこの少女は体調が大きく崩れるかもしれない酒など絶対に飲ませないのである。
「ダメだって」
『くぅ…後四年も待たないといけないのですか…』
この世界では十六歳からお酒を飲める。
そのためエレシアの楽しみは四年後に果たせるだろう。
それまではチェルシーがキレるので我慢してもらうしかなさそうだ。




