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友達でメイド
〔サーストン家〕
アリシアが八歳の頃。
チェルシーは一つ令嬢に聞きたい事があった。
「お嬢様、一つだけ聞きたい事があるのですが」
「んっ?なぁに?」
本を読んでいたアリシアは顔を上げる。
「お嬢様は私の事をどう思っているのですか?」
アリシアの普段の様子から彼女が自分をどう思っているのかは分かっている。
それでも言葉として聞きたいと思ってこの質問をした。
「そんなの決まってるわ、いつも私に良くしてくれている大切な親友よ?」
アリシアはそう言うと優しく微笑みチェルシーの手を取って首を傾げた。
あなたは違うの?と言っているのだ。
「私もお嬢様のことを親友だと思っています」
「ふふっありがと、チェルシー」
アリシアはチェルシーの言葉を聞くと大好きを示すために抱き着いた。
チェルシーは抱き着いて来た令嬢を嬉しそうに抱きしめ返すのであった。




