表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/135

六話、成長

〔サーストン家〕


レッスンの時間アリシアはアレスから一本取ってから俄然やる気が漲っているテレシアと実戦魔法トレーニングを行っていた。


「…?」


動いているとこの身体になってから初めての感覚を胸の辺りに感じた。


「どうしたの!?アリシアちゃん!動きが鈍ったわよ!」


やる気スイッチがMAX状態であるテレシアはミーティアで更に加速してアリシアの背後を取ろうとする。


アリシアはギリギリまで引き付けてから真上に瞬間移動して急降下し母の背後を取ると後ろから抱き着く。


「私の勝ちね、お母様」


そして首に手を着けて勝利を宣言した。


「あらあら…」


アレスだけでなく自分からも一本を取ってみせた。


テレシアは頬に手を当てて娘の成長を心から喜ぶ。


「私から一本を取れるようになるまでよく頑張ったわ、でもまだまだあなたは強くなれる!これからも頑張って強くなるわよ!」


「ええ!」


母の言葉を聞いたアリシアはやる気満々!と言った様子でガッツポーズをした。


するとまた胸に違和感を感じたので胸を見る。


「さっきから気にしてるわね?どうかした?」


「んーなんか胸が服が擦れる度にジンジンすると言うか…」


「ふーん?」


テレシアは娘の言葉を聞くと触るわよ?と断ってから娘の胸を触った。


「あらまぁ…」


テレシアは娘の胸を触って再び頬に手を当てる。


「私の胸、何かあるの?」


アリシアは不安そうな顔で母を見上げる。


「んーあると言えばあるわね」


「な、なに?」


「あなたのお胸の成長が始まったみたいだからね」


「!」


胸の成長が始まったと聞いたアリシアは目を見開き遂に来たか!と思う。


同じ女性として憧れている母のようなサイズに慣れるチャンスが自分にも来たのか!と。


「運動して擦れてジンジンするのは成長が始まったからよ、だから成長が中々始まらないから着けてなかったけど、あなたにもブラが今日からは必要ね」


成長が始まったのならブラは必須となる。


「私もブラデビュー!」


アリシアは大人だ!と嬉しそうな顔を見せた。


「ええ」


テレシアは指を鳴らす。


するとメイド達がやって来てアリシアを囲むと一瞬でブラを装着し颯爽と去って行った。


「相変わらず速い!」


アリシアは思うそんな早着替えする必要があるのか!?と。


「ふふっ、どう?アリシアちゃん、ブラを着けてみた感想は?」


「んー、締め付けられてる感じはちょっとあるかも」


ブラの役目は胸を支える事である。


そのため締め付けられてる感覚はどうしてもある。


「そのうち慣れて気にならなくなるわ」


「そうなんだ、と言うかブラってもしかして転生人が広めたの?」


「ええ、服飾の才能に優れてた転生者が広めた文化よ」


転生者は戦闘能力が優れた者だけではなく文化的な能力に優れている場合もある。


この世界にブラや現代的な水着があるのは過去の転生者が作り広めた結果である。


「やっぱり」


「アリシアちゃんも出来そうならあなたが暮らしてた地球って星の文化をこの世界に広めても良いと思うわよ」


「地球の文化かぁ…」


あまり地球での人生に良い思い出がないアリシアは気が乗らない。


「気が乗らないわ」


「そう、無理する必要はないわ」


娘の言葉を聞いたテレシアは優しく微笑み無理する必要はないと髪を撫でた。


「うん」


アリシアは母に髪を撫でられて気持ち良さそうに目を細める。



〔冒険者ギルド〕



意気揚々とご令嬢はギルドにやって来た。


「なんだかご機嫌だにゃ?」


「ご機嫌に決まってるわ?お母様のお墨付きで私の胸の成長が始まったのだもの!」


「あらー!それは良かったですね!」


「おーアリシアも大人になり始めたって事だにゃ」


ちなみにセレティアが十五歳でこのチームでは一番お姉さんニャルカは十三歳で一つ歳上でありアリシアはこのチームのリーダーではあるが一番歳下の妹分である。


なのでお姉さん達に可愛がられているのが現状である。


「ここからお母様みたいな大きさになると思うから期待してなさいな!」


腰に手を当ててお母様のみたいになる!とアリシアは胸を張る。


今はどれだけ張っても真っ平の大草原であるが。


「胸の成長も気になりますが、お嬢様の身長の方もどうなりますかねぇ…テレシア様はそこそこ高い方ですし」


テレシアの身長は165センチ女性としては高い方である。


その血を引くアリシアも同じくらいの身長になる可能性はある。


「170センチ越えたい」


夢は大きく170センチなようだ。


「そうなったらかなり強そうにゃ」


「でしょ!大きい時点で強いのよ!」


「…それはどうでしょうか」


大きいから強いとは限らないのは現状はちびっ子なアリシアが証明しているためセレティアは首を傾げる。


「さて、今日の依頼を選びに行きましょう」


「ええ」


まだまだご機嫌なアリシアは仲間達と共にギルドの中に入って行く。




ギルドの内部に入るとザワザワと何やら不穏な空気が流れている。


「なにかあったの?」


アリシアは近くにいた冒険者に何事か聞く。


「あれを見てみな」


「!」


アリシアは男が指差す先を見て驚く。


氷漬けになった冒険者達がギルドの中央にいたからだ。


「あいつらはアインスベルクって魔物の調査に向かった奴等なんだが、このギルドに転移して来た時点であの状態だったらしい」


彼等はアインスベルクを見つけ観察していた。


しかし突如アインスベルクに気付かれマズイと転移しようとしたが転移魔法が発動するのと同時に氷漬けにされこのギルドに現れたのだ。


「人間を氷漬けにして殺せる…かなりの強敵ですね…」


「そうね」


チェルシーの言葉に頷いたご令嬢は出来る限り早く仇を取る!と演説を始めたギルドマスターの話を聞いてから依頼を選びこの場所を仲間と共に後にするのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ