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ピクニック
エルピスの花畑
サーシェスはアリシアを誘いこの花畑にやって来ていた。
サーシェス本人的にはかなり勇気を出してここに誘ったのだがアリシア的には友達と遊びに来たと言う感覚である。
「どうだい?アリシア」
「うん、とても綺麗よ」
アリシアはそう言いながら作った花輪を頭に載せる。
「どう?似合うかしら?」
花輪を付けたアリシアはそう言うと首を傾げて微笑む。
「あぁとても似合ってる」
サーシェスはそう言うと見つけていた四つ葉のクローバーを見せる。
「見つけたんだ、君にあげるよ」
「わぁ、珍しいわね、ありがとう」
アリシアは嬉しそうにクローバーを受け取り花輪に付ける。
「見てもっと可愛くなったわ」
「そうだね」
「見て!湖がある!見に行きましょ!」
遠くにある湖アリシアはそこに行こうとサーシェスの手を取り走り始めた。
「ちょっはや…」
サーシェスはそのあまりにも速いスピードに四苦八苦しながらもアリシアに手を握ってもらい走ると言う今のこの瞬間をとても嬉しく思うのであった。
少年と少女。
少年には確かにある恋心。
少女はまだ少年の恋心に気付いてはいない。




