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二十四話、レイリックと一緒にお仕事!

〔リブサーナの森〕


アリシア達はリブサーナの森を歩いている。


「ここはかつて聖女達が身を清める聖なる水源があった場所なのです」


「あぁ聞いた事があるよ」


レイリックは冒険者となる前に習った授業で聞いた事を思い出しながら言う。


「しかし聖女をの力を増させまいと動いた黒聖女達が穢し現在でも水源は元の姿に戻っておりません…」


かつて黒聖女達はこの場所の聖なる水源を自分達の魔力で穢したその影響で魔族との戦争の時代から現在まで水源が元に戻ってはいない。


定期的にセレティアや現代の聖女達がやって来て清めているがそれでもまだまだ時間がかかるだろうとの見込みだ。


「黒聖女と言えばもし再び魔族との戦争になったら出て来ると思うかい?」


レイリックはセレティアに黒聖女の戦争参加についての意見を問う。


「出て来るでしょう、過去の戦争の時代、黒聖女の中で一番の邪悪とされたレイリーゼの子孫が今も生きてるとの噂ですので…」


レイリーゼはセレティアが言った通り数え切れないほどの人々を殺し街を焼いた邪悪とされている。


戦争が終わった後生かしていては危険と勇者とアレシアが行方を追っていたのだが見つける事は出来ず。


しかし教会が近年まで倒して来た魔族がレイリーゼの子孫がお前達を殺すなどとの事を言って来るため教会はその子孫が現在どこかにいるのだろうと判断し探している。


「レイリーゼ本人が生きている可能性はあるのかしら?」


アリシアがレイリーゼは が生きている可能性があるのか聞く。


「あり得ます、魔人の寿命が人間と同じとは限りませんからね」


当時魔人となった黒聖女は殆どが討伐されたため人類は魔人についての知識があまりない。


そのため彼女達の寿命がどうなっているのかは分かっていないのである。


「そうだとしたら厄介ですね、生きていたら最強の黒聖女も相手にする事になりますから」


「そうですね」


出来れば寿命で亡くなっていて欲しいアリシア達はそう思う。


「さてそろそろ討伐対象が見えて来るぞ」


レイリックが指を差すそこにはアルウラネがいた。


アルウラネにとってまだまだ闇の魔力での汚染が残っている個々の水源の水は美味しい水でありそれを求めてここに住み着くのである。


アルウラネはこの森の街道を通る一般人を襲うため定期的に数を減らす必要があるのだ。


「先に言っておくけどチェルシーは炎使ったらダメにゃよ?」


森で炎を使って燃え移れば大災害だ。


引き起こした犯人は死罪となるためチェルシーは火の魔法を絶対に使ってはいけない。


「分かってますよ…」


チェルシーは私はそんな馬鹿じゃないです!と頬を膨らませる。


「ははは、それじゃ仕掛けようか!」


レイリックが先陣を切ってアルウラネに向けて突っ込んで行ったアリシアとチェルシーも彼を追い。


こちらに気付いたアルウラネが触手を放って来るがチェルシーとニャルカが触手を魔法と魔力弾で撃ち抜き触手による攻撃を防ぐ。


「はぁ!」


アルウラネのメインウェポンである触手が撃ち抜かれたり魔法で破壊されたりして本体が隙だらけになっているアルウラネ。


前衛三人はその隙を見逃さずに次々と斬り伏せて行く。


「余裕ね!」


「油断してはダメだぞ!」


レイリックが油断するなと言った次の瞬間毒液が飛んで来たがアリシアは避け斬り伏せる。


「本当ね」


油断すれば毒でやられる。


そう思ったアリシアは気を引き締めて皆と一緒にこの近くにいるアルウラネを倒し切った。



〔王都グランセイス冒険者ギルド〕


グランセイスの冒険者ギルドにアリシア達は帰って来た。


早速報酬の山分けを行う。


「今日はこれで終わりだがまた一緒に仕事に行けると嬉しい」


「そうね、また一緒に行きましょう」


また一緒に行きたいと言うレイリックに対しアリシアは笑顔でまた行こうと返答する。


「楽しみにしている、闇鴉のアジト侵攻任務注意して行ってくれ」


レイリックは次の闇鴉のアジト侵攻にもアリシアが出る事を知っているため注意するように言う。


「分かってる、心配してくれてありがとう」


アリシアは心配してくれるのが嬉しいため手を取って微笑む。


手を取るのも笑顔もとても可愛らしいとレイリックは思う。


「それじゃ俺はまた父さんの部屋に行ってから帰るよ、今日はこれで解散にしよう」


「ええ、また」


アリシアはレイリックと別れると入り口でセレティアとも別れサーストン家に帰宅する。




〔サーストン家〕


家に帰り中庭に向かうとテレシアとアレスがいた。


「今日はどうだったのかしら?」


「何って普通にお仕事しただけよ?とても楽しかったわ、あっでもプレゼントを貰ったの!」 


アリシアは嬉しそうに母にレイリックから貰ったネックレスを見せる。


「あら可愛い、良かったじゃない」


「うん!」


アリシアはとても嬉しそうだ。


テレシアはその様子を見てやはりレイリックとは相性が良さそうだと思う。


「それじゃ私、部屋に戻るわね」


「あぁ」


アリシアは両親に手を振ると去って行った。


「相性良さそうね?あなた」


「…」


テレシアがアリシアとレイリックは相性が良さそうだと言うがアレスは終始何も喋らないのであった。


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