プレゼントとレイリック
〔アグリックの家〕
アリシアと仕事に行く日の朝。
レイリックは母の元に来ていた。
「母さん、女性へのプレゼントって何が良いんだ?」
「!まぁまぁ!」
息子の言葉を聞いて母は嬉しそうに頬に手を当てる。
これまで剣を始めて握った日から鍛錬かギルドに行くようになってからは仕事に夢中だったレイリックが久し振りに他の事に興味を持ったのだ。
それが母としてはとても嬉しい。
「やはり惚れてたか、ただなぁ?相手は十二歳だ、同い年ならともかく歳上が手を出すのはあんまり周りの目がよろしくないぞ」
下手するとロリコンだとか言われかねない。
「分かってる、この気持ちは彼女がもう少し成長するまで待つ事にするよ」
自分の行動で父や母が変な目で見られるのはレイリックの望む所はない。
だからこそ今はこうしてプレゼントを渡したりする程度にしておこうとレイリックは思っている。
「それが良い」
「そうね、あとプレゼントはアクセサリーとか喜んでくれるわ」
「分かった、見に行って来る」
レイリックは両親に手を振ると家から出て行った。
「問題は王子が成長して来て男とも成長したした時に俺達の息子が勝てるかどうかだな」
「そうね、相手は強敵だわ」
両親としては息子に惚れた相手と結婚して欲しい。
だからこそ二人はレイリックが勝ち取る事を願うのであった。




