115/127
ヤンキー少女はご飯をあげる
〔日本〕
レジ袋を持った桃香が珍しく表通りを歩いている。
その行き先は行き着けの公園だ。
「おう、お前ら来てやったぜ」
ベンチに足を組んで座り茂みに声をかけると猫達が出て来た。
桃香はその姿を見ると袋の中に入っている猫缶を開け彼等に与えた。
「なー!」
猫達は嬉しそうに猫缶を食べ始めた。
桃香は頬杖を着き朗らかな気分で彼等が食べる様子を眺め始める。
「たっぷり食いな、残すんじゃねーぞ」
そう声をかけつつスマホを弄り始める少女。
そんな様子をたまに学校の者に見られており意外な姿として噂が広まったりしているが桃香は特に気付いていない。
「さてとそれじゃ私は帰る、また来てやっから待ってな」
桃香はそう言うと猫達と別れ孤児院に帰って行くのであった。




