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馬に乗れてこそ令嬢
〔サーストン家〕
パカッパカっと走る音が響くアリシアが馬を走らせているのだ。
「上手になったものよねぇ?」
「小さい頃は酷かったからな…」
前世桃香時代アリシアは自転車にどうにも乗れなかった。
その影響か生まれ変わってからの馬の練習でも中々乗馬が上手くならず苦労していたがアレスの継続した指導のお陰で今は上手に乗れるようになっている。
「前世でジテンシャ?ってものに乗れなかったせいとか言ってたけど」
「そんなに難しいものなのだろうかな?」
両親は自転車と言う物はそんなに高難易度な乗り物なのか…と思っている。
実際は乗れない人はとことん乗れないが大半の人が簡単に運転出来る乗り物なのであるが。
「行くわよ!とぉ!」
馬をダッシュさせジャンプさせるアリシア。
「上手上手」
テレシアはその様子を見て拍手をした。
「見ててくれた?お父様お母様」
「うむ見ていたぞ、本当に上手くなったな」
「フフン、頑張ったもの!」
アリシアは胸を張ってそう言うと相棒君と共にまた走りに行くのであった。




