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十八話

〔サーストン家〕


アリシア達はアレスの部屋に来ていた。


「お父様、今日はどこのアジトを相手にするの?」


アリシアは早速今日の作戦について聞く。


「メルロッサの街だ、そこも中々に治安の悪い街でな、他の闇ギルドも潜んでいるが今回は放っておく」


悪さをするならいつかは潰すアレスはそう思っているが今はその時ではない。


「了解、今日はお母様も来るのよね?」


「ええ、前はお留守番だったけど、アリシアちゃんの活躍を間近で見られないのは嫌ですもの」


この母親親馬鹿である。


「本当は家を守って欲しいのだがな…」


現在は闇鴉との抗争状態のようなものだ今の所はないが闇鴉が仕返しとして攻めてくる事は考えられる。


そのための防衛戦力としてテレシアには家にいて欲しいのだが本人が嫌がるので仕方ない。


テレシアの代わりに兵を多めに家に置いて行く彼等も一人一人が優秀な戦士であるためもし攻めて来ても確実に対処が出来アリシア達が戻って来るまで持たせることが出来るだろう。


「はいはい!行くわよ!」


テレシアはもう決まった事なんだからこれ以上の追求はなし!との意味でもう行こうと言う。


アレスはそんな妻を見て渋々頷くとアリシア達と領兵達と共に転移する。



〔メルロッサの街〕


ここはメルロッサの街。


かなりのレベルで治安が良いこのナタリア王国でも全ての街が治安が良いと言うわけには行かずこのような治安の悪い街はどうしてもいくつかはある。


この街はそんな街の一つだ。


「ねっお父様、騎士団や冒険者ギルドは今日どこを攻めているの?」


「メールコンマとサノムア荒野だ、その二つの場所にもアジトがある」


騎士団もギルドも恐らく危なげなく勝利するだろう。


「メールコンマはここと同じで治安の悪い街だって聞いてるわ」


「うむ、我が国でもそう言う街があるのは仕方のない事だ」


「そうねぇ、王様は減らして行きたいみたいだけど…」


テレシアはそう簡単には減らせないでしょうねと思う。


テレシアの言葉の意味を理解したセレティアは聖女としてそう言う街がある事を悲しく思う。


「テレシア、聖女が全て背負う必要はありませんよ」


そんな彼女の様子を見てチェルシーが声を掛ける。


「そうにゃ、こう言う街もみんなが頑張って協力すれば良い街になって行くはずにゃ」


闇ギルド潰しはそのための行動でもある。


街の治安を悪くしているのは闇ギルドも原因であるからだ。


「はい!」


仲間の言葉を聞いたセレティアは柔らかく微笑む。


この人達と一緒ならば絶対に出来る筈だと信じて。


「それでは着いたぞ、テレシア、一発ドカンと頼む」


「了解よ!」


今日のテレシアは前回のお留守番の影響でやる気に満ちている。


それを理解しているアレスは初手を彼女に任せる。


「喰らいなさいな!」


オラァ!とテレシアはコメットボムを放り投げ星属性の爆弾は闇鴉のアジトの壁と近くにいたものを跡形もなく消滅させる。


「…」


アレスはその威力を見てやりすぎだと思うが黙っておく。


テレシアはテンションが下がると戦闘能力も落ちるタイプで今のノリにノってる状態ならば何も言わずにノリノリなままにさせておいた方が良い。


「敵が出て来る前に攻撃開始!」


「「おお!」」


前回の作戦と比べて数が少ない領兵達が一気に雪崩れ込んで行く。


それでも日々の厳しい訓練で実力を磨いているサーストン領兵達は非常に強く闇ギルドの構成員達を圧倒して行く。


「私達も入るわよ!」


「はい!」


アリシア達も突入し次々といつも通りの優れた連携をしつつ倒して行く。


その戦闘能力はサーストン領兵達よりもかなり上だ。


たった四人の少女達の方がアジトの構成員の撃破スピードが早い。


「階段があるにゃよ」


暫く戦っていると棚が壊れその奥に階段が見えた。


「…行ってみましょうか」


振り返るとアレスとテレシアが本気で暴れているため闇鴉の構成員達は成す術なく討ち倒されて行っている。


あれなら加勢は必要なくアジトの探索を始めても大丈夫だと思ったアリシアは仲間を連れて地下に降りて行き下の扉を開けて中を見た瞬間に口に手を当てた。


「これは…」


中には闇鴉に攫われた一般人達が何も見えないかのようにばんやりしていたり。


急に怒り出して壁を殴ったりと明らかに様子のおかしい者達が檻に閉じ込められていた。


「薬にゃ、私の鼻が嫌な匂いをプンプン感じてるにゃよ」


猫族の鼻は敏感だ。


そのため違法薬物の匂いを捉えた。


「くっ…酷い事をするわね…」


セレティアと言う少女がここにはいるが。


流石の聖女でも薬でおかしくなった者を治す事などできない。


「薬物を使っている人は何をするか分からない、お父様達が来るまではこのままにしておくしかないわね」


「そうですね、待ちましょう」


アリシア達は暫く待とうとしたが突然三つの扉が開き中にいた薬によっておかしくなった者達が攻めて来た。


「明らかに正気じゃない、みんな油断せずに戦って!」


「了解にゃ!」


襲いかかって来る一般人。


アリシア達は後退しつつ腕を振り回して襲いかかって来る一般人達とどう戦うのか悩む。


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