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十七話、VSイフリート

〔ハバルド火山〕


ここハバルド火山にイフリートはいる。


「溶けるにゃあ…」


ニャルカは転移して来た途端に汗でダラダラになった。


「暑いわねぇ…」


この火山活火山であるため周辺の温度はとんでもなく暑い。


イフリートがいる場所はまだ人間が活動出来る範囲であるのだがその先に進むといるバハムートがいる場所にはかなりの対策をしてからでないと入れないほどとなる。


「暑いしとっとと終わらせるぞ!こっちだ!」


アグリックが出来るだけ魔物に合わないルートで少女達の引率をする。


このルートを選ぶ理由はこの暑さで体力を減らしてしまう前に戦闘に入りたいからだ。


「やっぱりアグリックさんは頼りになるわね」


「おうよ、頼りにしな」


アグリックはアリシアの言葉を聞いてガッツポーズをする。


アリシアはそんな彼を見てクスクスと笑った。


「そう言えばアグリックさんって息子さんがいるんでしたよね?」


暑さを紛らわそうとチェルシーは聞いていた話をギルドマスターに質問した。


「十六歳の息子がいる、パーティとかの集まりに出るより冒険者としての仕事がしたい奴でな、アリシアの嬢ちゃんと会わせたいだが中々機会が作れん…」


アリシアと話す事で息子が成長出来る機会となるかもしれない。


アグリックはそう思うからこそ話をさせてみたいのだが中々機会が作れないのである。


「なら今度息子さんがいる時にアグリックさんの家に行きましょうか?」


そんなに会わせたいのならこちらから行こうか?とアリシアは言う。


「そうだな、今度いるときに念話で呼ぶから覚えておいてくれ」


「分かったわ」


アリシアは出来る限りこの約束を忘れないようにし実際に念話が来た時に驚かないようにしようと思う。


「さて、イフリートが見えたぜ?」


アグリックが指差す先にはイフリートが立っている。


その姿は青紫色の肌をした巨体でかなり筋肉があり強そうだ。


右手には大剣を持っている。


「危なくならない限りは手を出さないから最初はお前達だけでやってみな」


「了解!それじゃみんな行く…」


アリシアが戦闘開始の挨拶をしようとしたがその前にチェルシーが走って行きイフリートと前に立つ。


「どうもこんにちは、戦う前に力比べをしませんか?」


「…」


イフリートの前でチェルシーが炎を放つ。


イフリートはその意味を察したようでチェルシー共に炎の出力比べを始めた。


「あっつ!」


吹き荒れる炎は周囲の温度を一気に引き上げたそして勝負は僅かにチェルシーの勝ちである。


アレスの愛弟子であるチェルシーは炎使いとしては既にかなり強い少女なのである。


イフリートは若干の負けに悔しそうにしつつも大剣を振り上げてチェルシーに向けて振り下ろして来た。


今度はこの巨体だチェルシーがパワー負けをして片膝を着くがアリシアがイフリートを蹴り飛ばしてカバーをしセレティアが光の矢で追撃ニャルカが魔力弾を撃ち込み更に追撃をした。


「ほほう」


仲間が力負けすると即座にカバーに入りこれまたすぐに追撃に入る。


アグリックはこの様子を見てかなりしっかりと連携が取れるチームだなと思う。


「うぉぉ!!」


イフリートは怯まずに反撃に入り炎の斬撃を連続して飛ばして来た。


アリシアがそれに対抗して星属性の飛ぶ斬撃を飛ばして相殺させチェルシーが彼の胴体に斧を全力で当てて確実にダメージを与える。


「どんどん行くにゃ!」


ニャルカがチェルシーの攻撃で怯んだイフリートに魔導対物ライフルの弾を撃ち込みその一撃で左腕が吹っ飛ぶ。


「せぇやぁ!」


腕が吹っ飛ばされても怯むことはないイフリートは大剣を振るって来るがセレティアがシールドでその攻撃を止め。


それを見たチェルシーとアリシアが二人で左右からイフリートの首に斬撃を当てると斬り飛ばして仕留めた。


「勝ったわね!」


「はい!」


アリシア達は危なげなくイフリートに勝利した事を喜びハイタッチし合う。


アグリックは今の戦闘の様子を見て一人ではまだまだSSSランクの魔物を相手にするのは危険だが。


四人でしっかりと連携すればSSSランクの魔物に十分に挑めるパーティだと評価した。


「よくやった、見事だ、お前達なら確実に七等級試験に合格出来るだろう」


アグリックはこう言う時褒めるのが大事だと知っているため褒めた。


すると四人の少女達は嬉しそうな顔を見せる。


「それじゃ帰るぞ、報酬を受け取ってもらわんといかんしな」


「はーい」


無事依頼を成功させたアリシア達はアグリックと共に王都に帰還する。



〔王都グランセイス冒険者ギルド〕


ギルドに戻って来たアリシア達はアグリックが任せた依頼であるため彼から報酬を受け取っていた。


「多いわね!?」


アリシアはかなり大きな巾着袋を見て驚く。


「イフリートの討伐報酬は40万だからな、そりゃ多い」


イフリートは放っておくと火山にやって来た一般人を殺して回るため危険度が高いそのため報酬が多いのである。


「SSSランクの依頼、凄いですね…」


聖女としての給料よりも多い報酬にセレティアもただ驚く。


「その代わり危険度も高いから油断せずこれからも挑んで行け、お前達ならやれる」


「ええ!それじゃ私達は帰るわね」


「おうよ、後明日頑張れよ」


アグリックは明日は別働隊として黒鴉のアジトを攻めるアリシア達に今日のうちに激励を飛ばす。


「ええ!頑張るわ!」


アリシア達は笑顔で彼の言葉に頷くと転移して帰って行った。


セレティアは歩いて教会に帰宅する。

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