両親
〔パラス村〕
朧気ながらにあら両親の記憶チェルシーは一般的な家庭で産まれた冒険者の両親の娘であった。
「チェルシー、すまないな、お留守番出来るな?」
「うん!出来ます!」
幼いチェルシーが住んでいた村の周辺を荒らす魔物。
それを倒すために冒険者である両親は駆り出される事となった。
これが娘との別れとなるとは知らずに。
「それじゃ孤児院に行きましょう」
「ああ」
この村の孤児院は冒険者を営む親世代のために子供を預かるサービスを行っている。
両親は娘を預けに孤児院に向かいそして帰ってくる事はなかった。
〔孤児院〕
両親が帰って来ない。
孤児となったチェルシーはただただ毎日不安な日々を過ごしていた。
そこに救いは現れる。
「君がチェルシーだな?」
両親の戦友であるアレスがやって来たのだ。
「おじさんは誰ですか?」
「アレスと言う、お前の両親の友人であった」
アレスはそう言うとチェルシーの前で片膝を着く。
「お前の両親に言われていてな、何かあればお前をメイドとして引き取って欲しいと、チェルシーお前が良いと言うのなら一緒に来てくれないか?」
この時のチェルシーは思ったパパとままが言っていたのならと。
そして両親がアレスにメイドとして引き取って欲しいと言っていたのはチェルシーの親は自分達だけであると言う想いからだ。
そのためもし自分達に何かあってアレスが引き取る事になったらメイドとして雇ってあげて欲しいとアレスに伝えていた。
「分かりました、行きます!」
「うむ、それではお前を我が家のメイドとして雇おう」
「はい!」
こうしてチェルシーはアレスに引き取られメイド長によるアリシアの側付きになるための教育が始まったのだが優秀であった少女はあっという間に側付きになるための技能を身に付けて行くのであった。




