100/118
喉が鳴る
〔サーストン家〕
温かい陽気の日アリシアはなんとなくニャルカに膝枕してあげていた。
聞けば猫族にとってこれは親愛の証らしい。
「大好きな友達にはこうして膝枕してもらって頭を撫でてもらうんにゃよ」
「ふぅん、そう」
言葉は素っ気ないが内心はとても嬉しいアリシアである。
「そう言えば猫みたいに喉を鳴らせるのね」
頭を撫でてやっているとニャルカはゴロゴロと喉を鳴らし始める。
「まぁ猫だしにゃ」
猫としての機能も持った人間が猫族である。
特徴としては猫耳と尻尾優れた身体能力である。
「さて次はアリシアの番にゃ、私の膝の上でくつろいでくれにゃ!その次はチェルシーとセレティアにゃ!」
友全員とこうして膝枕をし合って触れ合う。
こうする事で猫族は友と絆を深め合うのだ。
「それじゃ失礼するわね」
アリシアはニャルカの膝の上に頭を乗せる。
「お日様の匂い…」
するとニャルカからは日向ぼっこをして帰って来た時の猫の匂いがした。
アリシアはその匂いに安心感を覚えるとすぐに寝落ちした。




