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キャラクター紹介(ネタバレあり)

【この物語の主要人物 4人】


【名前】燈香姫とうかひめ


【出自・立場】内大臣家の次女/転生者/筆の継ぎ手/朱雀の家系


【陣営】中立


【役職】内大臣家の跡取り姫。姉を支え、自身も政に組み込まれる運命。


【性格】穏やかで賢く少し不器用。傷つく事に慣れ優しさで周囲を包む。


【関係性】華怜の妹。蒼倉とは記憶の向こうで繋がる運命的な距離感。




【名前】華怜姫かれんひめ


【出自・立場】内大臣家の長女/帝妃候補/姉としての自覚/朱雀の家系


【陣営】中立


【役職】東宮妃候補。都一の才色兼備と評される令嬢。


【性格】穏やかで聡明。胸の奥には誰にも見せない“選べない愛”がある。


【関係性】燈香の姉。帝や東宮からの視線を集める、蒼倉に惹かれる。




【名前】遥和東宮はるか とうぐう


【出自・立場】帝の第二皇子/宵羽の女御の子/東宮(皇太子)


【属性】筆の才を持つ“天才児”


【陣営】左大臣家(建前) → 中立化していく


【役職】帝の正式な後継者。聡明で和歌と書道に秀でた神童。


【筆スキル】完成されすぎた幼筆。筆が先に動き言葉がついてくる異能。


【和歌センス】構成と余白感。感情ではなく構造で読ませる。


【性格】穏やかで誠実。強い意志を隠し持つ、人を守るために動く器量がある。特別な異能を持って生まれた。


【関係性】宵羽の実子。他の派閥の妃の茜皇后とも仲が良く燈香に惹かれていく。蒼倉を「兄」と慕う。


【印象】「人を愛することは、選ぶことではない。でも、誰かを守るなら、選ばなくてはいけないんだ。」




【名前】蒼倉 硯清そうくら せきせい


【出自・立場】左大臣家の遠縁の宮様/帝のお気に入り/青龍の家系


【属性】美少年


【陣営】左大臣派(核心)


【役職】左大臣家の“遠縁の宮”として育てられた。


【筆スキル】もはや神域。書の美で政治を揺るがす“書道という刃”を持つ。この国随一の異能を持っている。


【和歌センス】一首で帝の心を動かし、宮廷に影を落とす力あり。意図的に言葉を操る才覚。


【性格】冷静沈着。人の感情に鈍感なふりをして、すべてを読んでいる。


【関係性】燈香の“かつての師”。記憶はなくとも筆が記憶している。華怜に愛され、想いに気づくのが遅れる。




【その他 主要人物】


 ◆ 内大臣家


【名前】内大臣・兼雅かねまさ


【出自・立場】若き内大臣/燈香・華怜の父/朱雀の家系


【陣営】中立(左大臣より)


【役職】若き昇進者。現・内大臣。人柄と筆で出世した文化派。


【性格】誠実・温厚・時に優柔不断。政の場では冷静。家族愛が凄い。


【関係性】俊遠の子。内大臣家を受け継ぐ。ひょんなことから政略結婚で白雪を迎えるが、深く愛している。色んな人から愛される天然キャラ




 【名前】白雪の君しらゆきの きみ


【出自・立場】左大臣家の娘/兼雅の正室/燈香・華怜の母/四神:朱雀


【陣営】左大臣派寄り(本人は政治的ではない)


【役職】白銀香殿の主。左大臣から“政の花嫁”として内大臣家へ。


【性格】静かで優しいが芯はある。“受け入れる強さ”を持つ現代風姫君。


【関係性】紫鳳・宵羽の妹。政治道具のように嫁がされたが優しい兼雅に心を開く。




【名前】俊遠としとお


【出自・立場】前内大臣/兼雅の父/燈香・華怜の祖父


【陣営】中立・静観派


【役職】元内大臣。隠居しつつも、家の背骨。すべてを“ひと声”で動かせる参謀格。


【性格】厳格そうに見えて、実は家族に激甘なジジバカ。政治には冷徹、孫には砂糖。甘党のおじ様、いつも美味しそうな和菓子を食べている。


【関係性】兼雅の父。白雪を静かに気に入り、白銀香殿の“香”の意味を最初に理解した男。




◆左大臣家


【名前】実房さねふさ


【出自・立場】左大臣/紫鳳・宵羽・白雪の父/政界屈指の古参貴族


【陣営】左大臣派(主導者)


【役職】政の中枢を担う重鎮。帝や貴族たちに強い影響を持つ実力者。


【性格】無口で威圧感があるが、内には緻密な戦略眼を持つ。情を表に出さず、結果こそがすべてという冷徹な思考を徹底している。


【関係性】白雪・宵羽・紫鳳の父。三姉妹を政の駒として扱いながらも、それぞれの幸福を「仕組まれた未来」として確保しようとする複雑な父性を持つ。


【印象】“沈黙の策士”。香や文化を使いこなし、時代の流れすら意図的に演出する。白銀香殿や宮廷の流行を次々に仕掛ける一方、誰よりも静かに、誰よりも深く、娘たちの幸せを考えている。




【名前】忠晴ただはる


【出自・立場】左大臣家の長男/紫鳳・宵羽・白雪の兄


【陣営】左大臣派


【役職】左大臣家を陰から支える筆の貴公子。


【性格】理知的で穏やか。冷静な判断力と沈着さを持つが、心の奥は情に篤い。


【関係性】実房の息子。妹たちの背後で静かに盾となる兄。


【印象】「言葉は騒がずとも、意志は筆先に宿るものだ。」





◆右大臣家


【名前】藤嶺とうれい


【出自・立場】右大臣/茜皇后の父/藤真の父


【陣営】右大臣家


【役職】政の穏健派。娘と孫の将来を静かに見守る重臣。


【性格】温和で思慮深く、感情より理を優先するタイプ。


【関係性】茜皇后の父。かつて第一皇子を失い、深い傷を抱える。


【印象】「平穏は力だ。嵐の中でも家族を守れる者が、真の大人だ。」




【名前】藤真とうま


【出自・立場】右大臣家の長男/藤嶺の息子


【陣営】右大臣家


【役職】家の後継として教育を受ける文官志望の青年。


【性格】穏やかで礼儀正しい。芸術肌で感性豊か。


【関係性】茜皇后の弟。姉を尊敬し、支えようと努力している。


【印象】「姉上のように、誰かの力になれる言葉を紡げるように。」





◆皇族中枢


◆帝と後宮サイド


【名前】明澄帝めいちょうてい


【出自・立場】現・天皇。文化と筆を重んじる平和主義者。


【陣営】中立の顔をしたバランサー


【役職】帝として政と文化の均衡を保つ。筆をもって和を導く者。


【性格】一見穏やかだが、核心では「空気を支配する帝」。柔らかさの奥に底知れぬ策略を秘めている。


【関係性】茜皇后の夫であり、宵羽とは政略的な繋がり。蒼倉と遥和に異なる期待と信頼を寄せる。


【印象】「筆は、争いも癒しも書ける。だが私は、癒しだけを選ぶ“ふり”をしている。」




【名前】葵あおい皇太后


【出自・立場】先帝の后/現・帝の母/前・内大臣の妹/内大臣家出身


【陣営】中立・静観派


【役職】元・中宮、現・皇太后。後宮における沈黙の支配者。


【性格】静かで威厳に満ちた観察者。香で空気を読み、気配で情勢を操る。


【関係性】俊遠の妹であり、内大臣家の誇りとしながら、後宮の平衡を保つ存在。


【印象】「誰が何を想い、誰を動かそうとしているか――私は、香の気配で見る。」




【名前】茜皇后あかねこうごう


【出自・立場】右大臣家の長女/第一皇子の母


【陣営】右大臣家寄り


【役職】現・皇后。東宮の選定に深く関わる正室の母。


【性格】上品で堅実。娘や息子を失いながらも、母としての誇りを貫く。


【関係性】藤嶺の娘。第一皇子を亡くし、皇女と暮らす。帝の寵愛を一身に受けている。


【印象】「愛することは、守ること。選ばせることではなく、支えること。」




【名前】紫鳳中宮しほうちゅうぐう


【出自・立場】左大臣家の次女/蒼倉の実母/現・中宮


【陣営】左大臣家


【役職】現・中宮。政の中枢を静かに見守る香の女帝。


【性格】沈黙と気品を併せ持つ、影の指導者。強くて優しい母性。


【関係性】蒼倉の実母。実房の娘で宵羽の妹。想いは香に託す。


【印象】「この香は、誰にも見えぬまま届けば良い。」




【名前】宵羽の女御よいばのにょうご


【出自・立場】左大臣家の長女/遥和東宮の実母


【陣営】左大臣家


【役職】女御として後宮に入内。静かに皇子を育てる。


【性格】穏やかで控えめだが、内には芯の強さを持つ。


【関係性】実房の娘で、紫鳳・白雪の姉。遥和を静かに守り抜く母。


【印象】「あの子が選ばれなくても、私は変わらず愛し続ける。」




【名前】高栄院こうえいいん


【出自・立場】先帝/遥和の祖父/蒼倉の秘密を知る者


【陣営】影の左派


【役職】上皇。退位後も政に強い影響力を持ち続ける隠居の帝。


【性格】冷静沈着で感情を表に出さぬ“将棋指し”。他者の心情や動きを先読みしながらも、自らの駒は最小限に動かす。


【関係性】遥和の祖父。蒼倉の出自や素性について深く知っており、その行く末を黙して見守る。


【印象】「あの子は“静かに勝つ”。帝にするとは、そういうことだ。」




【名前】悠蓮ゆうれん東宮


【出自・立場】院の第一皇子/明澄帝の実兄/故人


【陣営】かつての皇統継承本流/左大臣家と深い縁


【役職】元・皇太子(東宮)として、即位目前に夭折


【性格】温雅で聡明。筆と香に通じ、民を想う心に満ちた“帝に最も近い男”だった。しかし、心の奥には決して他人に見せぬ「深い孤独」と「覚悟」を秘めていた。


【関係性】


・紫鳳中宮:正室であり最愛の女性。深く愛し合っていたが、突然の死により永遠の別れとなる。


・蒼倉の宮:秘された実子。父の名を知らぬまま“遠縁の宮”として育つ。


・明澄帝:弟。帝位を託した最期の言葉は残されていない。


【印象】


“帝にならなかった、もうひとりの帝”。香を愛し、言葉を選び、国を思うその姿は今も多くの者の記憶に残っている。


【死因】


公式には“持病による急逝”とされているが、真相は闇に包まれ、左大臣家と紫鳳中宮のみが真実に近づいている。


【備考】


彼の死は、政局における“空白”と“沈黙”を生み出し、物語の根幹を揺るがす。香が語るその痕跡は、やがて明らかになる“転”の核として、読者の胸を静かに揺らし続けるだろう。

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