ローダンセ領改革案
「んん〜ん!終わったぁぁぁぁ〜。」
気がつけば夕方となっていたようで、外は薄暗くなっていた。
教室にはいつのまにか灯りが付いており、アルトやシェリル達がまだ残り、アリシアが見終わった資料を前に何やら話し合っていた。
「……みんなは何を話しているの?」
アリシアが声を掛けると、それに気がついたアルトが慌てて立ち上がる。
「終わったのか?どうだった?」
……どうにも怪しい。
ローダンセ領の資料を見ながら対策を検討していたのならば、こんなに慌てるはずがないのだ。
「…………一体何をそんなに楽しそうに話し合っていたのですか?」
アリシアがジトっと睨むとさらに慌てるアルト。
するとシアがアリシアに求めてくるのだ。
「アリシア、答えを早く!」
その一言で、アリシアは何かを察してしまう。
「はは〜。なるほど?つまりは資料を見ながら私が考える案を予想していた………。違いますか?」
アルトがギクッと図星を突かれた表情を浮かべている。
またしてもアリシアからため息が出るのであった。
「まったくー。せめてもう少し真剣に検討してくれれば良いものを……。それで!?その予想で出た案はどんなものだったのですか?」
アリシアの指摘に、バレたものは仕方がないとアルトは諦めて答えてくれる。
「こっちで考えたのは、特産品を作る案と領内に行き来する者たちへの関税を一律で2%ほど引き上げるって案だな。」
「特産品として考えた物は農作物で、ローダンセ領の温暖な気候で作れる果物が良いんじゃないかって話をしていたのよ!」
シェリルも案に添えるように考えた物を披露してくる。
「アリシア、答え早く!」
シアはやはり答えを聞きたいらしい。
「なるほどねぇ。でもその案には欠点もあるわ。特産品で農作物を作る案は悪くはないんだけど、収穫するまでに時間がかかり過ぎるのよ。畑に比べれば気になる果実は大量に収穫できるって案だったと思うんだけど、木が育つには時間がかかり過ぎてしまって収穫前にリサが嫁いじゃうわよ?」
「ガーン!!」
どうやらこの案はシアの物だったらしい。
接木の要領で増やすにしても、原木が育っていない事には増やしようもないのである。
せめて他領または貿易により他国から持ってくるとしても日数がかかるために、時期がまったく読めないのだ。
「シアはショックを受けているみたいだけども、二個目の案よりはマシよ。今来ている行商人たちの関税を上げてしまったら、ローダンセには入らずに王都に行くでしょうね。行商人はわざわざ寄り道をしてローダンセに来てくれているって考えた方がいいわ。もしこの行商人たちも来なくなってしまったら、物資が無くなって困ってしまうでしょ?」
アリシアがそう説明すると、アルトが分かりやすくうなだれている。
どうやらこっちはアルトの案だったようだ。
「じゃあアリシアはどんな案を思いついたの?」
シェリルはアリシアの考えた案に興味があるらしい。
シアもどうやら早く答えを聞きたいようである。
「まず先に、私が考えたのは即効性と少ないリスクで儲ける作戦について考えたわ。さっきも言ったけど、リサが嫁いじゃってからでは意味がないわけだからね。」
アリシアはリサベルの方を見てにこりと微笑む。
「幸いローダンセ領は人口が多いのと、商業都市として栄えていたため自領の商品の種類は多いということがプラスの要因よ。。だからこそ関税を引き上げるのではなく“撤廃”する案を提唱します。」
その言葉に、その場にいたメンバー全員が度肝を抜かれたのだ。
「いやいやアリシアさん?ローダンセ領は行商人の行き来の関税で栄えた領なんですよ?なのに関税を撤廃してしまったら収入がなくなってしまいますが?」
自分の案とは真逆の意見に、アルトはビックリを通り越して顔が引き攣っている。
「そうね。確かに関税で入ってくる収入はなくなってしまうでしょうね。でもまだあるのよ。市を出すためには商業登録をするでしょう?そしてそれにも登録料が掛かる。」
「なるほど!つまり市を出す登録料で儲けようって話なのね!」
ミモザが元気よく声を出すのだが、周囲は懐疑的なようだ。
なぜなら行商人は自分で店を出す人は少なく、商会などに荷を売り付けて仕入れも行い次の街へ、が一般的だからだ。
もちろんそんな事はアリシアも調べている。
「ミモザくん残念!ローダンセ領では市を出すのもお金を取りません!これからこの作戦を【楽市楽座作戦】と命名します。」
「「「「はぁぁぁ???」」」」
「それは想像できなかった。さすがアリシア!」
どうやら褒めてくれた?のはシアだけらしい。
「いやいやいや、アリシアさん?それじゃローダンセ領の収益が無くなるんじゃ……。」
言いたい事は分かるが、現状を改善するには他領が行なっていない事を行う必要があるのだ。
「もちろん収入は市の登録料や関税の部分は無くなるでしょうね。でも消費が上がればその分領民が潤い、納める税収も上がるのよ。」
「確かにそうかも知れないけど、撤廃した税収が見込めるものなの?」
リサベルは自領の運命を左右する内容に不安を吐露し始める。
失敗は許されない作戦なのだ。
「確かにいきなり全部撤廃しても周知するのも時間が掛かるでしょうし、何より自領の物が売れなければお金は出て行くだけになってしまうからね。自領で生産する物を外に売り出す必要もあるでしょうね。そのためブランド化をしようと思っているの。」
「…………ブランド化って何???」
この世界には有名ブランドという物はない。
あるとすれば500年前にフィーリアがもたらした料理などの産物を《聖女○○》として売り出されているくらいなのだ。
「今の商品の品質を上げて、高級志向を求める貴族に売り出すのよ。それよりも低い品質のものに関しては、これまで通り安く出せばいいわ。ブランド品は王都の市にだけ出すようにすれば良いのよ。確かローダンセ領の特産は甘くて有名なマゴーだったわよね?」
マゴーとは見た目はひょうたん型であり、中はねっとり甘い果実なのである。
温暖な気候で育ったマゴーは庶民の甘味としてローダンセ領の特産品の一つとして売られているのだ。
庶民にも手が届く甘味であるため、逆にプライドの高い貴族の中には食べたことがない者もいるのである。
「確かに値段を上げて綺麗な果実を選んだとしても、購入者が現れるかしら…………。」
庶民でも購入できる果実が売りのため、大量生産で薄利多売を行ってきた果実が綺麗なだけでは興味を持ってもらえない。
「ここはサザンドラにも協力してもらう必要があるんだけどね?マゴーでパフェを作って出して欲しいのよ!」
「………!?なるほど!サザンドラは貴族も御用達の旅行先、流行の発信地でもあるから目に留まりやすいってわけね!」
アリシアの案を聞き、リサベルは徐々に目を輝かせ始めたのである。
「もちろん協力はさせてもらうけど、マゴーだけじゃ弱くない?品質上げるにしても整備は必要でしょう?」
「さすがですねシェリルさん。もちろん今いきなりは無理でしょうから、この案の採用は来年を考えて、今年は農民にも徹底して品質向上に努めてもらうようにしましょう!」
「アリシア嬢。それだと結果が出るまでにはやはり数年掛かってしまうのではないか?」
アルトが言うのには理由がある。
リサベルが卒業する残り2年半がリミットなのだ。
それを過ぎれば婚約者がいる令嬢たちは頃合いを見て結婚してしまうからである。
「なるほどなるほど。アルト殿下の言い分は確かにありますねぇ…………。ですが、王家が絡んでいるような事業があるとすればどうでしょうか?」
「……………おいアリシア。お前何をさせようとしてるんだ?いや、たくらんでいるんだ。」
アルトの目つきが鋭く変わったのである。
アリシアはニヤリと笑みを浮かべながら、とっておきの秘策を説明し始めた。
「まず、ローダンセ領は王都のすぐ近くにという立地が良い上に、サザンドラとも距離が近いという利点があります。それを踏まえて他領にも有益な政策を一つ行なってもらいたいのです。」
自信満々にアリシアが話す様子に、アルトは徐々に不安を覚える。
「もったいぶらずに早く言え!その言い分だとかなり周囲を巻き込むような案なんだろ?」
「そうですね。これは王都、そしてサザンドラにも土地を用意して国をあげて行なってもらう必要があります。ローダンセだけでは少々弱いのです。そして大々的に告知を行い庶民や貴族も熱狂的に楽しめる娯楽を提供したいと考えています。その事業は………競竜です!」
「娯楽は良いが、なんだそりゃ?」
「最も早い騎竜を予想して当てる賭博ですね。国営の娯楽として運営してもらいたいのです。」
アリシアは競馬のシステムをこの国の国営カジノのように運営しようという考えを提示したのだ。
「もちろんレースの大きさをグレード別にして、優勝した騎竜の持ち主には賞金が出るシステムにします。レースで活躍できなかった騎竜たちは軍部でも活用できますし、維持費を考えると持ち主は早くない騎竜を育てる維持費を考えて、率先して放出するでしょう。走る騎竜をこぞって育てる事になるので、レースで活躍できなくても十分今の騎竜よりも能力は向上していきます。さらに娯楽が少ない状況ですから趣味の一環としても提供できる上、国はその利益を得ることができます。先行投資はありますが、国益を考えれば十分検討する余地はあると思います。」
「待て待て待て待て!そんな内容の話を俺だけで許可できるはずがないだろう。父上にも連絡しておくからそこでもう一度説明を頼む。」
アリシアの案は魅力的ではあるが、アルトの一存で決められる範疇は超えているため、後日ノアとジュール国王を交えて検討することとなったのである。
3日後、謁見の許可が降りて王城にやってきたアリシアの目の前には、週末に開催する社交パーティーの準備が行われており、業者やメイド、侍女たちが大忙しで働いていたのだった。
(最近忙しすぎて忘れていたけど、週末が社交会なのよね……。)
アリシアは自領から帰ってきたとき以来、ロイドとは会っていない。
当日迎えに行くと言われているのだが、本当に来るのか半信半疑な面があるのだ。
(相手は王族。本来小国の成り上がり子爵家の令嬢なんて、会うことすら難しいって事を考えると信じられないのよねぇ…………。)
最悪ロイドにすっぽかされたとしても、ドレスのお披露目に加えてヒールもプレゼンしてこなければならないために行かないという選択肢はないのである。
(来てくれなかったら1人でいくのかぁ……。ちょっと心細いなぁ。)
今までは相手もいない上に義務でもなかったため、8歳のあの日以来社交会には参加していなかったのである。
それだけにアリシアは不安しかないのだ。
騎士の1人に案内された先は、謁見の間ではなくこぢんまりとした会議室であった。
「アリシア嬢久しぶりだねぇ。ジルコニウムでの活躍も聞いているよ。」
そう言って出迎えてくれたジュール国王は、いつになく優しい顔で微笑んでくれている。
「今回はアルト殿下の依頼?かな?の、ローダンセ領改革について、王家にも携わっていただきたい案件があり説明に来させていただきました。よろしくお願いします。」
「アルトからは聞いているよ。アリシア嬢には弟が無理を言って迷惑をかけたようだね。」
ノアは困り顔だが、この顔はアルトに対してではない。
間違いなくアルトのせいで余計な人物に助けを求めた結果、さらに余計な面倒ごとを招き入れた事によるものなのだ。
「いえ、今回は王家にご協力を賜ることができれば間違いなくうまくいくと考えての事。今日はよろしくお願いいたします。」
アリシアは新入社員ばりに気合の入った声で綺麗なお辞儀を決めて見せたのだった。
「元気が良いのは良いのだが、アルトによるとかなりの無理難題を持ってきているようじゃないか?事と次第ではさすがに許可できないぞ。」
ノアは完全に身構えているのだ。
ノアからするとアリシアは、“嵐を呼ぶ女”なのである。
「まぁノアよ。先ずは話を聞いてからにしようじゃないか。今日はアリシア嬢が分かりやすく説明してくれると聞いているのだが、期待しても良いのかな?」
ジュールの眼差しは、完全に悟りを開いたような表情である。
「とにかく!陛下や殿下が心配しているような不安要素を無くすべく、今日はプレゼンをしに来たのですからよく聞いておいてくださいね。」
そう言いながら、アリシアは資料を配って事業計画について説明し始めたのだった。
アリシアのプレゼンの質疑応答は、思った以上に長くなった。
ジュールとノアはこの事業に意外なやる気を示し、特に利益だけでなく騎竜の生産を促せるという点に魅力を感じたようであった。
「騎竜のジョッキーについても、訓練した専属を付けるのが良いと思います。騎竜に限って振り落とされるなどの事故は少ないと思いますが、事故は付きものです。後続に踏まれるなんて事にもなるかも知れません。それに、優秀なジョッキーにファンが付くこともあると思います。グッズ等の売れ行きも経済を動かす要因ですからね!」
アリシアは前世の推し活の知識から、イケメンのジョッキーに多くの女性ファンが付くのは目に見えている。
競馬の知識はなくとも、勉学の合間に行っていたオタ活が活かされているのであった。
「騎竜や専属騎乗者にファンがねぇ………。まぁ強い者に惹かれるのは世の常だからな。」
「アリシア嬢が言うならそうなるのでしょう。それにしても馬でなくて騎竜で良いのか?足の速さは騎竜の方が速いが、その分サイズも大きくなるから移動コストや厩務の広さも必要となるが?」
莉愛の世界では竜がいないため、代わりに馬を走らせていたと話した事で、コスト的に馬の方がいいんじゃないかと言う意見なのである。
もちろんアリシアもその点についても考えたのだが、その点を考慮に入れても騎竜を選んだのだ。
「それに関しては仕方がありません。馬は基本騎竜と違い、こちらの世界では走る事には特化していないようですから。」
そもそも勝てなかった騎竜を安く買い取れると言うメリットが失われてしまう。
しかも馬は馬車用が一般的であり、軍事用には輸送用としか使われていないので売れ残る可能性は否定できない。
「…………増えてしまって需要がなくなればどうなるかなど想像しなくても分かります。だから需要があり、競争用に特化すればするほど喜ばれる騎竜を選んだのです。わたしの案を採用した結果、多くの動物たちが殺処分にされることがないように…………。」
「そのあたりは任せておけ!王家として騎竜は、喉から手が出るほど欲しいからな!」
ノアが胸を張り答えてくれる。
特に隣国の情勢が不安定な今、騎竜は足りない状況なんだ。
「競技場の着工は早急に行おう。屋根も要らない更地で観客席の作成であるならば時間も掛からんだろう。年内に完成を目指して来年から運営できるようにしていこうか。」
ジュール国王はそう言うと、財務大臣を呼んで建築費用と運営費用を計算するように指示を出していた。
とりあえず全面的にアリシアの案は採用された事により、ローダンセ領の復興の足掛かりができたのであった。
国王と財務大臣が、意見を擦り合わせながら話し合っている間に帰ろうと準備をしていると、アルトが呼び止めたのだった。
「アリシア嬢、この後少し時間はあるだろうか?」
特に予定がなかったアリシアは、ノアの話を聞く事にしたのである。。
「では少しお茶でも飲みながら話そう。悪いが中庭の東屋までティーセットを運んでくれるか?」
侍女にお茶の用意をお願いし、アリシアには5年ぶりとなる中庭へと向かうのである。
「ここも懐かしいだろう?我々が初めて会った場所だ。覚えているかい?」
ノアが懐かしそうに話しているが、アリシアの中では“毒殺未遂の現場”なのであった。
「……あのときのメイドさんはその後、後遺症とかはありませんでしたか?」
応急処置をしたのみで、その後の様子が分からなかったので聞いてみる。
もちろん応急処置といえど、解毒や神経系の麻痺など手は尽くしていたので問題はないはずとは思っているが、確認できるならしておきたいと考えるのも医者としての性なのである。
しかし正直言って、王族であるノアにとっては多くの使用人の中の1人にすぎない娘であり、毒見役として雇われた身分の低いメイドについてなど分かりっこないと思いながらの質問であった。
だがノアからは意外な言葉が返ってきたのだ。
「あぁ彼女ならその後結婚して今は二児の母となっているよ。アリシアに救われていなかったら、彼女の人生はあそこで終わっていただろう。そう考えると、1人の命を救ったはずが、今は3人の命を守った事になるな!」
ノアのその一言で、アリシアは自分の選択が間違えていなかったと確信することができたのである。
「1人の命を繋ぐことで、その後に生まれてくる人の命も守ることができる……。素敵な考え方ですね。それに毒見役のメイドの事まで覚えているなんて思ってもいませんでした。」
自分は医者になる!と、がむしゃらに勉強をした莉愛時代。
だが医学生になって患者に寄り添う時間はなく、勉強と研修に忙殺されていたのであった。
フィーリアとしてこの世界で生活し始めてからも、救った人たちのその後になど着目する機会はなかったため、ノアから聞かされたメイドのその後が幸せであってくれたことで、今までの努力が報われた気持ちになったのであった。
しかし、ノアはアリシアの反応にどこか残念そうにしている様子である。
気になってアリシアが尋ねてみると、ノアは少し恥ずかしそうに話し始めた。
「………わたしにはキミとの思い出がこの東屋に来るたびに思い出されていたんだ。だがキミはわたしとの思い出ではなく、毒殺騒ぎの方が記憶に残っているようだね。それも仕方がないことだとしても、少し寂しいと思ってしまったんだ。同じ時間を共有していても、同じ気持ちではないと言うことを思い知らされたんだよ。」
ノアはここに来るたびに、想い出の中でアリシアの影を追いかけていたのだ。
ここにアリシアが座った。
ここでアリシアがお茶を飲んでいた。
そう想いに耽ていたのである。
「だから今日もきっと、アリシアが帰った後、『さっきまでここにいたのに』なんて考えて少し寂しい気持ちになるんだと思う。」
ノアは間接的ではあるが、自分にとっての愛しい女性がアリシアであると伝わるように、離れたときの寂しさを述べたのである。
ジルコニウム帝国での報告書や後始末に忙殺されている間に、週末の社交界ではロイドのエスコートを受けるとブラッド子爵家からの連絡を受けてしまい焦ってのことであった。
しかしアリシアの返事に愕然としてしまう事になる。
「友人と楽しく遊んだ後の“終わってしまった喪失感”ってやつですね!分かりますよ。わたしもロゴス公爵領でのキャンプとかとっても楽しかったので、喪失感がすごかったので。でもそういう時は、『これからもっと楽しい事が待ってる!』って考えるようにしているんです。」
ノアは『違う違う、そうじゃない!』と、言おうとして慌てて言葉を飲み込むのである。
何故ならアリシアはとても楽しそうにしていたこらに他ならず、ついでに『私といる事をそんなに楽しいと感じてくださっていることは光栄です♪』と言われたからであった。
ノアは仕方ないとため息を吐きつつも、アリシアとの束の間の想い出作りをするのであった。




