4話 他国への訪問
この事についてどう考えているんだ?」
1人の男がワインを飲みながら尋ねる
「何のことだい?」
尋ねられた男は外を見ながらそう答える
「あの街のことだ」
「調査結果は出ているよ」
「まず討伐したのは冒険者2人ほとんどは今街を治めている方だが」
「それは分かっている、そうではなくてな…」
男がそう答えようとするのを
「分かっている」と遮る
「その冒険者の事だろうはっきり言うとイレギュラーだよ、まず魔物をあんなに倒すなんてことは国家直属のAランクの人でも難しい、人型の魔物の線も考えだが魔法陣に反応しなかったから違う。
しかし敵に回したら不味いね…彼だけで小国くらいは滅んでしまいそうだから」
「恐ろしいな…」
男がそう呟く「あ、幸い友好的だし農業に成功してるよ」
「そうなのか,,貿易相手として欲しいな」
しかし人間の中でそんな者が出てきたか、もしかしたら最近世界が呼び出した4人のうちの1人か?
しかしあまりにイレギュラー過ぎるな,もしかしたら魔王へと進化するかもな…。
否あくまで伝承だが、人から極小確率で生みれる神に近いものに覚醒するかもしれんな、もしこの国に来たら呼び出して、貿易の話を持ちかけるか。
そう男は考えていた。
街の大きさが全然違う…ってそりゃそか国だもんな今回はヒョウと2人で来ている。
そして今回は冒険者の証を貰いに来たのだ!ランクはE〜Aまであり全て試験を受
けて貰うらしい、それでも個人的には一番上のAランクになってみたいものだ。
取り敢えず試験場へ行き試験官の人と会った。
試験官の人はどうやら召喚魔法を使えようだが、魔力量が僕に負けていた、いや僕が多過ぎるだけかタンクが大きくても出したり使えなかったら意味がない。
「覚悟はいいな?」
「はい!」審判のような人が
「開始!!」
の言葉と同時に試験官の人が
「やれ」
と言い3対の犬のような物が現れた無詠唱用の鍵式魔法(トリガー式)かこれくらいなら簡単だ、空気砲を全員の首を狙い撃つ、首が一撃で飛んだ。
「は?」
試験官が驚いた顔をしていた(スキル空気操作を獲得)またなんか獲得したよ。
因みにこれはEランクの試験次はDでゴブリンが出てきたが顔が嫌いな人の顔に似ていたので召喚されてる時点で瞬殺。
「は??」
試験官がさらに驚く
「もう次Bからな」
C飛ばしてね?まあいっかBは人形のようだが動きが速く少し遅れていたら腕を切られていた
「こいつは悪魔人形いつまでも追いかけ倒しても復活する人形だ」自信満々に言うけどこれ死ぬよね?
普通だったら流石に永遠に不死身ではないはず、何処かに核があるはずなんだけど,,。分析する時間ない!!
もっと短時間で,,もっと速く,,(権能簡易分析が解放されました使…)YES!!Yesだから速く!
(…簡易分析、、核の場所、左胸、右肩、右足)
そこを狙って魔力弾を撃ち倒した。
「なぜ分かったんだ,,まあいい次はAだ油断はするなよ?」そう言われて呼ばれたのは悪魔3体と悪魔将軍簡易分析で…核はないか。
物理攻撃は効かないようだ,,。
そんなことをを考えているとすぐに間合いを詰められてしまった、咄嗟に避けたの
だが,僕はそれをすぐに後悔した。
さっきの攻撃はフェイントですぐに本命の攻撃が来るようだ、すぐに氷の壁を作る。
氷操作なんで持ってるかって?時間かかったけど手に入った、ただそれだけ。
しかしそんな氷の壁は簡単に壊され悪魔将軍の攻撃を喰らってしまった。
腕で受けたのだが、腕が飛ばされたような感覚がした、実際腕は飛んでいなかったが骨が砕けてしまっていた。
普通なら治らないが自分は自己再生を手に入れていたので、時間はかかったが治すことが出来た、しかしどうする?
魔法は効かないし、物理攻撃も効かない…生物のはずだから生命エネルギーを司る核を叩けば倒せるはずだ。
核を分析で認識できないのは実体がないから!それなら魔法を使って具現化させられるはずだ、ゲーム通りならだけど!
魔法はイメージ…魔力を練って剣に染み込ませていく…剣を包むように魔力を広げて具現化と破壊のイメージを乗せていく避けながらしていると剣がポゥと光り今だと一体の悪魔を斬るとチリになって消滅した。
(技術具現破壊を獲得)
よし!このまま悪魔将軍の核を…きっと悪魔将軍も僕がしようとしていることに気づいたのだろう自分が使える魔法を一気に打ち込んできている。
だがその焦りが僕にとっては好都合になるお陰で魔力の流れがよく見える。
核は生命エネルギーの源でもあり魔力の根源だ、一番魔力の数値が高くなっているところを斬れば良い!
そうして斬ると悪魔将軍はチリになりもう一体の悪魔も一緒にチリになった。魂が繋がっていたのか。
すると拍手をする音が聞こえた。
「見事だ、まさかあの悪魔将軍を容易に倒してしまうとは先ほどの非礼を詫びよう」
試験官の人は少し喜んでいたきっと強者を見る事が好きなのだろう。
「さてもうAランクなのは変わらないがどうする魔法が通りにくい相手と戦うのはどうだ?」
それは…面白いな。
「受けますよ」そう答えると試験官は笑いながら「いい覚悟だ、古代を守りし巨人よ、その力を用いて彼の者に試練を!!」
そう言われ呼び出されたのは巨人だった。
やはり魔力量も僕より多いし何より魔力妨害の力を持つ古代の力が厄介だ、こちらの魔法などの攻撃が妨害される。
そうすると巨人は真っ先に大きな腕を振り下ろしてきた、すぐに統率者の身体能力向上を使用し、回避する。
あの巨体でこのスピードは反則だろ,,そう思いながら避けるが避けても意味はない、どこかに打開策があるはず…。
逃げる間に思考をフル回転させて一つの作戦を思いついた。
……仕方ないちょっとした賭けだがこれに賭けるしかない!
簡易結界を発動!対象を巨人に…どうせ3秒も持たないだろう。
だから……範囲を絞り自分の魔力の9割を炎操作の火の温度に変えた全力の「フレイムタワー!!」
いくら妨害ができても所詮は金属、炎の温度には耐えられないだろう、どちらが倒れるかの勝負だ!!
……結果は僕の勝ちギリギリで巨人が倒れたのだ、その破片があったので分析悪魔も分析。
そして複数のスキルを獲得したが自己再生は悪魔も持っていて統合したのでスキル高速治癒へと進化した。
そのほかに物理攻撃耐性、自然影響耐性、魔法軽減、簡易重力操作だ結構いい収
獲だと思う。
「流石だな…これを超えたものは今まで一人しか見た事がない、はクリアしなかったのだが、今日からAランクとして名乗る事を許そう」
「ありがとうございます」
「それと今お前と同じようにあの試練を超えた人は今はダンジョンの遠征だ、彼女は魔力こそ上手く使えないが剣技はとてつもなくてな別名が剣姫と呼ばれているもし会えたら剣技を教えてもらえれば良いな」
「そうですねありがとうございます」
やっぱり見抜かれてたか…僕は剣技は決して上手いくないただ能力と魔力操作でゴリ押しているだけだいつか教えてもらえると良いな。
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