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0話 序章

僕の名前は天使あまつか 颯。


何処にでもいるありふれた高校生だ、普通に偏差値の高い高校に入り、普通に人と話す。


友人はいるが彼女が出来たことはない、まあいわゆる童〇だ、周りには卒業してる人も多いがテスト勉強とかは大丈夫なのかと思う。


周りからは真面目と言われるが別にそうとは思ってないただ小心者なだけだ。


今いる世界も楽しいけれどやっぱり異世界に行ってみたいよなぁ。


そう僕は生粋の異世界漫画好きなのだ!いつか異世界にいけたらなどと考えているのだ!


でもどうせ転生だろうし、流石にまだ死にたくはない。


いつか行けたらいいなと考えていながら歩くと学校に着いた。


いつも通り授業を受けて休み時間に面白い話を聞いた。


それは選ばれた人はいつも必ず通る道に大きな扉が現れて異世界に行けるけどその人はこの世界から存在が消えてしまうらしい。


そんな根拠もない、普通なら笑い飛ばして終わりの話がとても印象に残った。


それが見つかったらいいな程度で考えて家に帰った。


やばい!今日の宿題取り忘れた!


そうして急いで学校に走っていると扉が目の前に出てきた。


まさか,,これが?いやいやそんなわけがない早く行かないと!


そうして走るもまた目の前に出てきた。


他の人には見えてないのか……ちょっと手を入れてみるか。


そうして扉を少し開けて手を入れると急に何かに引っ張られ、扉の中に入ってしまった。


そうして次に来たのは鈍痛だった。


何か固いものにぶつかったのか…?


そう考えている背中に誰かが落ちてきた。


「ぐえっ!」


「ひゃ!」


声からして女性かな?カエルみたいな声を出したのは触れないでほしい。


「痛!」


「受け身とったのに足挫いた,,」


二人ほど人が落ちてきた、女性の方は受け身を取って軽減したようだ、僕もそうすれば良かった,,


「それにしても何でこんな所に,,呼ばれたのかしら?」


「扉を通ったらこんな所に,,」


「私もです!」


「ど…退いて下さい」


「あ!すいません!」


「椅子にされてたわね」


「落ちてきた場所がそうなってただけですよ,,」


「私も椅子にしようかしら」


「やめてください、マジで」


「冗談よ」


笑いながら言われるがちょっと不快感を覚えた。


「背中大丈夫ですか…?」


ちゃんとこの人は心配してくれるんだな、まあ上に落ちてきた人だから当たり前っちゃ当たり前だけど。


「何とか…」


正直上に人が乗るのは友人との罰ゲームでよく乗られていたので慣れている、結構重かったのは黙っていよう。


「さてここはどこなんだろうね?」


「僕の学校ではやってた噂ですけど、扉を抜けると異世界に行くとかそんな話はありましたね」


「それか!後異世界に来たから当然何か能力スキルとかもらってそうだけど,,」


「あ!右のポケットに何か入ってる!後今更だけど洋服が変わってるね」


確かに制服から動きやすい服に変わっている。


右のポケットに入っているものを見ると案の定スキルカードだった。


自分のスキルカードを見てみる、まあちゃんとスキル一覧と書かれてるから別に異世界の事がわからなくても分かるか。


でも…この世界でどのランクのスキルがどの確率で渡されるか何故か分かるし、僕のスキル……の効果では無さそうだな。


流石に通った時に最低限の知識は付与されたのか。


記憶が混濁しない技術は正直凄いと思う。


「本当だね、私のスキルは……女神の鎌だね」


どう考えてもチートだろ、そんなの。


「僕は氷操作……弱いね……」


面白そう。


「使い所によっては強いんじゃない、私は逆向者ね」


「強そう!」


確かに体の状態の戻すとかそんな感じかな?


「別にそんな事はないわよ」


自信に溢れてんなぁ,,苦手なタイプだ。


「で?あなたはどうなのよ?」


「え?」


「そうですね気になります!」


いやぁ,,この流れで言えるか,,この能力。


「えっと、分析者と創造者です,,」


「……私たちとは違うスキルね」


「まあ…戦闘向きではなさそうですね」


「大丈夫さ!僕なんか氷操作だから!」


男の人優しいな…女の人はっきり言いすぎだろ。


「さて能力の確認は終わりましたが、どうします?どこかの神殿の中みたいですし、痛みがあったので現実です、うかつには動けませんよ」


この後のことについて考えなければいけない,,。


「確かにね,,一人だと不安だし,,ちょうど4人だし2人でペアを組みましょう」


「それがいいですね!」


「僕も賛成です!」


確かにその方がいい、女性で自信に溢れている方の人と一緒になったら絶対面倒くさい。


「では男性と女性で分けましょう、そっちの方が女性の方達にも良いですでしょう」


「そうね、後あなたは私たちのことを女性というのね」


「おかしいですか?」


「いえ珍しいのよ、みんな女とか言うから」


へぇ、どうでも良いや。


「そうですか、とりあえず出ましょう日が落ちる前に移動しないといけませんので」


「ではここで別れましょう」


「ええ、元気にやりなさい」


「頑張って下さいねー」


「ああ、そちらこそ」


そうして簡単な挨拶をして、さっきの男性の人と話しながら森を歩く。


……気まずい何か話さねければ。


「すいませんね,,こんな弱そうな人で…」


「いえ!大丈夫です!僕も弱いので」


少し心が軽くなる。


「そうですか、では名前を聞いてもいいですか?」


「氷聖 翼だから,,ヒョウでお願いします!」


「ヒョウいい名前ですね」


「ありがとうございます、そちらは?」


「僕はリョウです!」


「リョウ……いい名前です!」


「ありがとうございます」


実はこの名前は前から考えていた名前なのだ!まあダサいかもしれないけど。


そうして森の奥にどんどん進んでいった。

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