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サキュバススキルがユニをからかうのに最適すぎる...!!

 しばらくするとユニが復活した。


 いつまでもサイの砦にいるのもあれなので、ユニのテレポートでユニの家...魔王城に移動した。


 リンカは、書類仕事やサイの砦での仕事が残ってるからと一緒には来ていない。


 まぁ...頑張れ.....っとかなり疲れた表情でそう言われた。


 それで今はユニの部屋にお邪魔して、ユニと机を間に対面の形で椅子に座っている。


 ユニは、誓のキスの話の影響か...チラチラと俺の唇を見ては...


「ヒマリアと...キス...ちゅう...ぁゎゎ...」


 っと小さく呟いては照れて...人差し指をクネクネさせて...モジモジするという行動を繰り返している。


 その行動がなかなかに可愛いので、俺は両肘を机の上について、手で顔を支えるポーズでニコニコしながらユニを見つめていた。


 え?なんでこのポーズなのかって?


 いやなんか、サキュバスのスキルがこのポーズをすればユニをドキドキさせられるよって囁いたからさ。それで、やってるんだよね。


 なんていうかアホ毛に神経はないはずなのに、自分のハート型のアホ毛がぴょこぴょこ動いてる気がする。


 もしかしたら俺のアホ毛は感情の変化で動く機能でも備わってるのかもしれない。


「うぅ...無理だよぉ...ヒマリアとのキスなんて...」


「あれ...私の事嫌いになった...?」


 そんな訳ないのは態度を見ればすぐに分かるが、意地悪してみたくなってそう言ってみる。


 ...なんか自分が私って使うの...すごい違和感あるな。


「そそそそんなわけないよ!ただ...うぅ...」


 うん。いやほんとに最初に感じた魔王の貫禄ってなんだったんだろう。


 んー...この状態が実は本当のユニだったりするのだろうか?


「ほんとーに?」


「ほんとだよ!」


「じゃー...試して見よっか?」


「......へっ?ため...す?」


 もう一度言うが、これは全てサキュバスのスキルがそうした方がユニをドキドキさせられるって言うからしている行動だぞ?


 決して俺の考えた行動ではない。いいね?


 俺は席を立ち上がり、たんたたたんっといい感じのリズムを足音で奏でながらユニの前に回り込む。


「ふぇ...ええ!うそ!ほん...とにするの!?」


 返事はせずに、ユニの顎に手を当てて顔をくいっと角度調整。


 顔をゆっくり近づけてゆく。


「あ...あぅ...あぁぁ...えと...ん!」


 どうやらユニは気絶する事は無さそうだ。


 最初は慌てたものの、かなり近くまで顔を近づければ覚悟を決めたのか、目をつぶって唇をとがらせてきた。


 このままキスをしてしまってもいいのかもしれないが...サキュバススキルがもっと面白くできると囁く。


 なので、それに従うことにした。


 ユニの唇に、人差し指を当ててやる。


 その瞬間にユニはビクッと反応する...が、思ってた感触と違うのか、あれっと不思議そうに目を開いた。


「ざんねーん。人差し指だよぉ。ねぇびっくりした?」


「ぅ...うぅ...もぉ...酷いよぉ...」


 ユニは、安心したような、残念だったような...そんな複雑そうな顔をした。しかし、瞳だけは物欲しそうに俺を見てきている。


 そんなユニの頭に手を乗せてひと撫でした後、そっとユニのそばを離れる動きをする。


「あっ...」


 その俺の行動を見たユニは、瞳だけでなく顔まで物欲しそうにした。


 ほんとに...からかってただけなんだ...


 そう思ったこのタイミングで...


「ちゅっ...」


 不意打ちのようにユニの唇を奪った。


「へっ...?あぇ...いま...えぇ!あわ...きゅー...」


 最初何をされたのか分からなかったユニはポカンとしていたが...だんだん状況が掴めてきたのかみるみるうちに顔が真っ赤になり...そのまま脳がショートしたのか気絶してしまった。


 ...ヤバい.....サキュバススキル...スゴすぎる!


 これは楽しすぎる...ユニが可愛すぎる...


 今の俺のハート型のアホ毛は、きっとブンブン揺れているだろう。

ユニの可愛さをもっと書いていきたい...

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