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ユニが俺への耐性がなさすぎる件について

 ユニの喜びようは驚くレベルだった。


 ぴょんぴょん飛び跳ねて全身で喜びを表すその姿...いやほんとに最初に感じた魔王の貫禄どこいった。


 勘違いして結婚を受けてしまったが...この喜びのユニを見ると今更断れないし、そもそも男に二言は無い。


 ...今サキュバスだけど..........


 そう、サキュバスである。俺の中身は男だが、体は女の子。


 ...女の子同士の結婚って魔王国的に大丈夫なのだろうか?


「んー、問題ないね。...ユニ様が魔王になってから同性婚も問題ないって法律で政策されてね。今思えば魔王様が同性婚の法律を喜々と進めてたのって...そっちのけがあったからなのか...」


 あ...俺がユニの性癖捻じ曲げたとかじゃなくて良かった。......え?良かったのか?んん?


「世継ぎの問題とかでそうだけど...?」


「魔王様には妹様がいるから...跡取りはそっちに任せればいいんじゃないかな。まぁ...最悪養子の手もあるね。その場合は養子を誰にするかで揉めそうだからあまりやりたくないけど。」


 ユニには妹がいるのか...あれ、ユニの家族にすら話を通してない電撃結婚な訳だが本当に大丈夫なのか...これ?


「まっ...なるようになるよ。それより種族変わったことで空白になった名前を早いとこ決めてね。2人の結婚手続きとかの書類仕事はどうせ私に回ってくるんだから...とっとと進めときたい。」


「名前か...んー...」


 あさひ...は、使いたいよな。元の名前だし。後はどうせなら称号から名前をとりたい。朝日と陽だまりを組み合わせてみるか?


「陽だまり...朝日...ひだまり...ひまり...ひまりあさひ...ヒマリア」


「ん。ヒマリアねオッケー。それで魔王様と結婚する訳だから...ヒマリア・アルケミーね。」


「ひまりあ...あるけみー...悪くない響きかな。」


 ステータス画面を開き名前の欄にヒマリア・アルケミーと入力する。


 これで俺は、正式に陽田朝日からヒマリア・アルケミーになったわけだ。


 ユニの方を見ると少しずつ落ち着いてきていたので名前をヒマリアにした事を伝える。


「ひまりあ...い...いい名前だね!」


「うん。ありがと。」


「ひゃ...ひゃい......」


 少しは慣れてきたかな?と思ったが、まだまだのようだ。


 ユニは俺と話しをするとすぐに顔を真っ赤してアニメのように目がうずまきになった。


「魔王様...結婚式には誓のキスもあるんだよ?その調子で大丈夫なの?」


「ちっ...ちかいのきしゅーー!!?......ヒマリアと...キス...あわ...きゅーぅ...」


 ...バタン


 えぇ...想像しただけで気絶しちゃったよ...ほんとに大丈夫なの?

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