パシャリ
「...あれ.....朝?」
時計を見ると...8時だね。
伸びでもしようと体を起こそうとする...がやけに体が重い。しかも両腕が固定されてる?
なんで?って思ったらユニとメアに抱き枕にされていた。
...ねぇ...お二人さん...なんで私の腕をおっぱいで挟んでるの?
いや...嬉しいんだけどね?すっごい幸せな感触がするんだけどね?いいサイズだなーって思うんだけどね?2人とも服きてないからダイレクトで素晴らしいんだけどね?
......って服着てないのは私もか...
ん?あれ?でも私、服脱いだ記憶なんてないよ?
記憶をたどって見ると...
そっか...耳を攻められすぎて意識が朦朧としてきたあたりで2人に脱がされたんだね。
...あぅ...昨日の事を思い出しただけで、また耳がゾクゾクして...頭がポーっとしてくる...
耳たぶをはむはむされたり、耳の形をなぞるように舐められたり...合間合間に好きって囁かれたり...
でも1番やばかったのは、耳奥まで舌を入れられてくちゅくちゅされることだね...あれは控えめに言ってさいこーだった...もう脳がとろけたもん。
あーだめだめ!思い出しちゃうだけで耳が敏感になっちゃう。
っと昨日のことを思い出していると、ユニが寝返りをした。
「......んっ...すぴー...」
ビクッ...ゾワゾワゾワ.....
「ひゅっ...えっ?え??」
びっくりした!...ユニの寝息が耳に当たったんだね。
寝返りでちょうどユニの位置が私の耳元に来たんだね。
もー...寝息だけでゾクゾクしちゃうなんて一晩だけで、私の耳はすっかりえっちに開発されたみたいだよ...
あーもーだめだめ。このままだと変な気分になってくる。
少し強引に2人を引き剥がして起きることにした。
「...んっ...あれ...ひまりあ...」
あれ、起こしちゃったかな?
ユニは私の温もりが消えたことに違和感を感じたのか...寝ぼけながら手探りで私を探す。
「ぁ...めあ...ぐぅ...」
その動きがなんか可愛くてじっと見ていたら、ユニは途中でメアを見つけ、そのままメアを抱き枕にして二度寝し始めた。
寝ているはずのメアもそれに反応してユニをぎゅっと抱き締めた。
おおっ...眼福です...!
裸で抱き合って寝る美少女姉妹...素晴らしい...スマホあったら絶対写真に残すのに...
ってそう言えば昨日マジフォ貰ってたわ。
マジックフォン...とか言いつつ昨日がほとんどスマホと一緒なんだよね。
魔王国の技術力すごい。
ぱっぱっぱっと操作してカメラモードに...パシャリと1枚...うん。素晴らしい。芸術だね。
しっかり撮れていることを確認してから食堂に向かった。




