プロローグ
これは、とある高校の教室に起きたお話。
「おっはよー」
教室の前で元気の良い挨拶をする女の子がいる。名前は 岩木 舞
お茶目な正統派女子。よく4人でグループを組んでいる。リーダー的存在。
「ん~」
やる気のない返事をしているのは私。名前は佐々木 百合
面倒くさがりで、でも友達の多い女子。4人グループのうちの1人。男子の防波堤役。毒舌な所がある。
「お、おはよう」
やや、弱気な挨拶をしてくる女の子がくる。名前は 藤村 愛梨
気弱な性格だがしっかりと芯のある女子。4人グループのうちの1人。グループの唯一の癒しである。
「おはようさん」
少し眠そうな声で挨拶をしてくる女の子がくる。名前は 佐藤 美夜里
関西弁で喋る小柄な女子。朝に弱く、夜行性である。4人グループのうちの1人。ツッコミ担当。あほのこ。
この4人はよくグループを組んでいる。女子の憧れグループのうちのひとつである。他に二つほどある。お嬢様グループとイケメン女子グループと呼ばれている。
「あれ、うちらが最後なん?」
「ん~、そうみたい。」
「ほら、速く速く!先生くるよっ」
「ちょっと、待ってよ~」
4人が話ながら教室に入ると辺り一面が輝き出す。
「えっ、ちょっと、待ってよっ!」
舞のその声を最後に視界はシャトダウンした。