上級生問題
今回も短めです。
メリッサのおかげでヒロインがどこで何をしているのかが分かった。
安心して学校生活が送れると思っていたけど…。
クラスの女子の問題を解決しても上級生女子が残ってたんだった。
殿下達はお茶会以来クラスの女子とも関わりを持つようにはなったけど、まだ私を介してだったりするから上級生女子には目をつけられるよね。
殿下はチャラい癖に女子にはあんまり自分から話し掛けたりはしない。
人見知りって訳ではなくて、無意識に思わせ振りな態度を取って、惚れられても困るからって事らしい。
その割りに私にはウィンクしたりアピール激しかったけどね!
逆に殿下に興味がなさそうなところが良いとかなんとか。
でもヨハンとの婚約に私が前向きになったら、口ではまだ狙ってるとか言ってるけど、前よりガツガツは来なくなったから少しホッとしてる。
イーサン様は殿下に便乗してただけだと思う。
頭も良いし(薬学を学んでる)、殿下の近衛騎士を目指しているだけあって身体も鍛えているのに喋り方が癒し系?で上級生女子からも大人気。
なのに、幼なじみの気安さなのか殿下に乗っかって婚約者避けにしているのか…。
私が嫌がってるのが面白いってだけかもだけど。
天然も計算な気もするし、イーサン様は読めない…。
グルマン様は最近、席が隣のマリアンナとちょっといい感じなの。
今のグルマン様ならマリアンナを安心して任せられるかなって思う。
階級は同じ伯爵家だし、釣り合いもバッチリ。
ただ、ヨハンとブリオッシュ辺境伯の事となると妄信的というか、他が目に入らないところがあるからそこだけはちょっと気になってる。
ヨハンは相変わらず私にべったりで、他の男子と喋ったりすると必ず割って入る。
クラスメイトなんだから喋ることもあるでしょ?って諌めるけど、嫌なんだって。
本当に嫉妬深くて困る。
それで上級生女子達は、私の行き帰りに声を掛けたそうにしているんだけど(文句とか苦情とか嫌味とかだと思うけどね)、行きも帰りもヨハンと一緒だから話し掛けることが出来ないみたい。
ヨハンガードのおかげでこのままでも実害はないんだけど、放っておいてややこしいことになっても困るから上級生女子達もお茶会に招待した。
今回は二年生のAクラスと三年生のAクラスで人数も多いから、一年のAクラスの女子達にも参加してもらって殿下達と私の関係について一緒に説明をしてもらった。
ミシェル様と打ち解けてから、本当に心強い。
公爵家のご令嬢であるミシェル様からなら上級生の女子達も話を聞いてくれるのだ。
子爵家の私がいくら言っても聞き入れて貰えないのが現状。
前回の一年のAクラス女子を招いたお茶会だって、どう説明しようかと頭を悩ませていたところだ。
でも、ミシェル様が大変素直な方で、案外あっさり信じて貰えたから本当に助かった。
ついでにルーの甘え上手で、女子達の庇護欲を掻き立てて母性本能も擽る性格にも助けられた。
それでまた今回もルーが、先輩達が卒業してから入学なのが残念ですとかアピールしていて、やっぱりあざとくて抜け目ないなって思った。
流石カスクルート家の後取り。
裏稼業では人心掌握術が必須だから、この人たらしな性格はおおいに役に立つだろう。
とりあえずこれで上級生問題も解決した筈。
殿下達はあんまり教室の外にいかないから上級生女子達と話す機会はないけど、彼等にも在学中に婚約者でも出来たらいいなぁ。
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