ヒロインがいない理由
今回短いです。
学校から帰り、部屋でゆっくりしているとメリッサが調査書を持ってきてくれた。
内容はポンデケージョ男爵家のこと。
ヒロインであるユリシアは幼い頃に母を10才で父を亡くして母方の実家であるポンデケージョ男爵家に引き取られる筈であった。
しかし調査書によるとポンデケージョ男爵は養子を迎えていない。
ユリシア=ポンデケージョ男爵令嬢は存在しないことになる。
更に細かく調べた資料によると、ポンデケージョ男爵の姪にユリシアという人物がいて考古学者である父と現在はシュトレンで暮らしているそうだ。
父の研究の手伝いをしながら勉強をして父の稼業を継ぐべくシュトレンの学校に一年だけ通う予定で準備をしているらしい。
ん?
ユリシアのお父さん生きてる?
喜ばしいことだけど、どういうこと?
更に資料に目を通すとユリシアの父はユリシアが9才の時にシュトレンの考古学研究所で働く為に親子でシュトレンに移住した。
その少し前にピロシキマウンテンの件でシュトレンがヴァイツェンブロートの属国になったから、両国民共、前より行き来がしやすくなった。
その為ユリシアの父はシュトレンで研究すべく移住をした。
ゲームではユリシアが10才の時に父親が亡くなっていたけど、それの細かい記述はなかった。
今健在だということは、病死ではないということ。
事故死だった可能性が高い。
そしてそれはヴァイツェンブロートにいたから起こったこと。
シュトレンに行ったから父親の死亡ルートが回避されたということだ。
ということでヒロインがヴァイツェンブロートの学校に存在しないのだ。
神様はストーリー無視して好きにして良いって言ってたけど、ヒロイン不在って変わりすぎでしょ。
大丈夫なの?
でもヒロインがいないなら、攻略対象である幼なじみ達には安心して婚約者を決めてもらえるってことだと思うから、幼なじみとして彼らの幸せを応援出来るということは少し嬉しい。
仮にヒロインがヨハネスルートじゃなくて私が巻き込まれなくても、彼らがヒロインに攻略されることによって傷付いたりする可能性もあった訳で、それが回避出来たのは喜ばしいことだ。
身近に居すぎた彼らは私にとって弟のような息子のような存在で、もれなく幸せになってもらいたい位に親愛感情を持っている。
ヒロインがいないなら学校生活は何事もなく卒業まで過ごせるってことだよね?
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