絵本
今回は短いので本日10時に二回目投稿します。
シュトレンで出回っていた予言書扱いされている絵本を今読んでいる。
メリッサが数冊持って帰ってくれたおかげで私の手元まで回ってきた。
子供用に描かれた絵本で細かい描写はあまりないけれど、今回の事件のピロシキマウンテンの洞窟の話は雪崩が起きるところまで描かれていた。
私はゲームの内容を知っている者が描いたのではないかと踏んでいる。
私と同じように転生してきた誰かがいる?
いてもおかしくないと思う。
私の妖精チートは神様が今世で付与した物だから、転生者でも知る由がない。
いくつかの小話を集めたような絵本で、雪山に来た冒険者が吹雪に吹かれてこのままでは凍死してしまうという状況で今まで目につかなかった洞窟を偶然発見して中に入る。
するとそこにはたくさんの宝物が!
宝物を持っていた鞄に詰めて吹雪が治まったタイミングで下山して一攫千金。
更なる欲を出した冒険者は再び雪山に登り洞窟を探す。
すると以前はなかなか見付けることが出来なかった洞窟がすぐに見付かった。
これは神様の思し召しだと嬉々として入る。
前回持ち帰りきれなかったお宝を手にした瞬間、雪崩が起きて洞窟ごと生き埋めになってしまう。
一度で満足していれば、欲を出さなければ、命を失わずに済んだのに。
という何とも後味の悪い話である。
二度目にすぐ洞窟が見付かったのは妖精達の生まれる水晶を冒険者が前回持ち帰っているから、結界の効力がなくなった若しくは結界を張っていた妖精達が出ていったからなのかも…。
トレジャーハンター達は一度目なら雪崩が起きないと踏んで探していたのか?
しかしゲームでは雪崩が起きていたから密入国者は少なくとも二回はピロシキマウンテンの洞窟にやって来ていた筈。
次に描かれているのはただのお伽噺のようだが、その次が転生者の匂いを感じる物なのだ。
雪山の話だけならば偶然という線も考えられるけど、次のお話は庶民として育った娘が10才で貴族に引き取られて通うことになった学校で身分違いの王子様と結ばれるシンデレラストーリー。
様々な試練(他の令嬢からのいじわるとか)を乗り越えて、真実の愛を得る。
何も知らずに読めば、感動のシンデレラストーリー。
でも私からしてみたらやっぱりゲームの内容なのでは?と思わざるを得ない。
王子様とお姫様は末永く幸せに過ごしました。
絵本や物語の締めに有りがちな雑なエンディング。
その結ばれるまでの間にどれだけの人や物が犠牲になるかは一切描かれておらず、主人公が耐えて頑張って掴み取った愛がいかに素晴らしいかが描かれている。
現実としてこの世界に転生した私からしたら綺麗事の塊だし、主人公は婚約者のいる王子を受け入れているし、王子は婚約者がいるにも関わらず主人公にアプローチして婚約者を棄てるし…。
ゲームの内容とは少しだけ違うけど、本筋としては合ってると思う。
誰がこの絵本を描いたのか?
メリッサがいくら調べても尻尾が掴めない。
シュトレンで発行されたこの絵本。
作者が完全に隠されていて分からない。
ただの偶然だったら良いけど、何か嫌な予感がする。
お読みいただきありがとうございます♪
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※本日10時に二回目投稿します。




